義実家に住んだら、そこはゴミ屋敷でした。

相談者:30代女性
解決までにかかった期間:4カ月以上

1.トラブルの状況

義理の実家の両親が同居しろとうるさいので、頻繁に顔を出すようにして関係が悪くならないようにはしていたが、台所とリビングにしか入ったことはありませんでした。

しかし、ある日違う部屋に入る機会があったので見てみるとそこはゴミ屋敷でした。

2.相談時の状況

プライベートなことでもありますし、同居問題はあまり家族以外の人にバレたくなかったので、まずは自分の家族に相談しました。

忙しすぎて掃除できないだけかと思い、私が軽く掃除しようとしたところ怒られてしまい、義実家の親戚にも相談してみることにしました。

最初は親戚も信じてくれなかったのですが、家に入る機会があり事実だということを知ったようです。

3.実際に行った対応やその後どうなったか?

親戚は義実家の状況をショックに思ったのか、嫁である私が嫌がられているなら自分が掃除を手伝うと言ってくれました。義母も親戚は「家族」だと認識しているらしく、一緒に片付けをするようになりました。

私はあまり義理の実家に寄り付かなくなってしまいましたが、親戚と連絡を取り合うようにしているので、片付けは順調に進んでいるようです。しかし、量が量ですし、年齢も65歳を過ぎているので、片付けの完了まではまだまだかかるようです。

義母は仕事が忙しすぎて片付けが後回しになり、義父も後片付けよりも仕事をするように命令してくるようなタイプなので、片付けがいつまでたっても始められない状況が続いていたようです。家族のうちの誰かが片付けの重要性に気づいたり、片付けが好きな人がいればよかったのですが、家族全員片付け下手だったようです。

4.同様のトラブルで困っている人へのアドバイス

自分一人で解決しようとせず、誰かに助けを求めた方がいいと思います。最初は誰かに自分の家の問題について相談することは恥ずかしいと思うかもしれませんが、そこを乗り越えないと解決の糸口が見つからないので、まずは一歩踏み出してみて欲しいです。

義理の実家については嫁の分際で何かをやろうとするとややこしくなるので、自分は自分の実家を綺麗に保つように自分の親と日頃から話しておこうと思いました。

また、義理の実家に関しても、彼らの子どもが我が家の汚さに気づくように、少しずつ教育していこうと思います。

5.今回のトラブルを振り返って今思うこと、反省、今後の要望

親が65歳を超え、ゴミの処理ができるだけの体力が残っていなかったことと、ゴミをゴミだと認識することができず、どれも「思い出の詰まった大切なもの」だと思ってしまっていることが片付けのできない原因だと思います。

私は嫁なので、私が外部に相談しても「余計なことを」「わざわざ周りに言いふらさなくても」と嫌な見方をされてしまうのが悔しかったです。いっそのこと、民生委員さんや友達など、家族以外の誰かが訪問したときに家の汚なさを指摘してくれたら自覚するのではないかと思ってしまいます。

提案者から相談されたので説得しに来た、というスタンスではなかなか心を開いてくれない気がします。

周りの家を見ても自分の家が汚いことを認識できないので、綺麗な家を見せても解決はしなそうです。彼らにとって誰に注意されることが恥ずかしいことなのか、もしくは誰に褒められたくて頑張れるのか、そこから探らなくてはいけないのかもしれません。

6.アリネット担当者のコメント


今回のケースだと、義理の両親に直接指摘するのが立場上難しく、また旦那様に相談してもごみ屋敷の状態に慣れているため、聞く耳を持ってくれない可能性があります。

そのため、第三者からの指摘が一番効果的です。

また、以前は普通だったのに急にごみ屋敷になってしまった場合は、認知症やセルフネグレスト、うつ病の疑いも出てくるため、その際は旦那様に相談し病院で検査を受けさせるなどの対応が必要です。

面談時に聞かれることの多い、実際に空き家を放置した時の毎年のコストをこちらのページにまとめておきました。

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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

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大和田 豊

この記事を書いた人

大和田 豊

事例を参考に失敗の少ない不動産取引を目指し、2012年以降90件以上の不動産取引を経験。現在はコロナウイルスの影響を受け、ローン返済に悩んでいる方向けに、生活の早期の改善に向け、債務整理に注力。宅地建物取引士、任意売却取扱主任者、住宅ローンアドバイザー。>>その他詳しい実績はこちら

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