遠方への引っ越し、お金と時間が無く、内見せずに部屋を選び後悔。

土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?

今回は、失敗学を研究し、仕事の効率化やミスの撲滅を提案しているスタンフォード大学工学博士の飯野謙次さんが書いた『仕事が速いのにミスしない人は何をしているのか?』から部屋探しの参考になる部分を抜き取りました。

部屋探しに必要なことはビジネス書が全部教えてくれる?

この書籍は『仕事が速くてミスしない人』がしているちょっとしたコツをまとめています。その中で、個人的に大切だなと思ったのは、こういう人たちが何より「失敗やミスをしない事」を重視していることした。失敗は成功のもとと言いますが…、ちょっと長くなったので考察の方にまとめておきました。

第1776回目の今回は、飲食業に勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2009年3月の条件改善・気分転換を機に、東北地方から関東地方への1Rでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

東北地方から関東地方へ、就職を理由に引っ越しされた方で、はじめての部屋探しからお部屋を見ずに決めたため、実際にどんな感じなのか、引っ越してみるまで強い不安を感じていたようです。

実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?

1.引っ越しの理由と生活

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

地方から東京の会社に勤めるために引っ越しをしました。部屋探しは、会社が物件を紹介してくれた物件から選びました。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

都会での生活に慣れたいと思いました。人込みになれることと地理も覚えたかった為、休日は主要な駅や観光地などをめぐり、東京を探検しました。

2.引っ越しまでの期間とその理由

二週間程度掛かりました。結局、就業先が挙げた候補から物件を選んで決定したためです。任せっきりではなく、自分で探す時間もありましたがそれほど長くはありませんでした。

3.引っ越しの不安

3-1.どんな不安がありましたか?

実際に部屋を見ないで決めたので部屋の広さや物件の立地は気になりました。しかし、実家から遠いため、物理的に離れているため、時間的も経済的にも確認できないのは仕方がないことだと諦めました。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

遠方で実際に物件を見に行くことができなかった点です。就職で上京する場合、どうしてもお金と時間がなく、実際に見ることを断念してしまいました。

4.部屋探しの失敗

4-1.失敗を教えて下さい。

部屋選びでは紹介された物件から駅までの距離を重視して決めました。実際近くて便利だったのですが、マンションの隣が線路になっていたため、電車が通過するたびに騒音がひどかったので後悔しました。見に行っていれば、すぐに気づくと思いますが、見に行っていないので、仕方ないと思います。グーグルマップやストリートビューできちんと調べるべきでした。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

物件周辺の環境を調べることが大事だとわかりました。地図上だけである程度の環境を把握したつもりでしたが、実際住んでみると違うことも多かったからです。スマホで出来る事は極力やっておくことが後悔をしないためには大切だと思います。はじめてだったので、その辺りは大丈夫だと思ってしまいました。

4-3.失敗再発への対応は?

お部屋探しの際はプロの意見を聞くことが重要です。自らの判断だけでは気が付かない点も多いので不動産屋さんとの直接的なやり取りが必然です。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

もちろん、相樂さん達がやっているような他人の失敗を参考に自分の部屋を決めるというのもすごく大切だと思います。今回の線路の失敗も事前に失敗している人がいたので、もっと見ておけば良かったです。

ただ、このようなサービスはまだまだ一般的ではないので、もっと広めてほしいと本当に思います。

5.引っ越し後のトラブル

鍵の紛失で部屋に入ることができなくなってしまいました。そこで、専門業者に開錠を依頼しました。なんとか開錠してもらえましたが、3万円くらいの無駄な出費がかかってしまいました。

>>一人暮らしに慣れていない時や仕事で遅くなり、部屋の鍵を無くしたことによる気づいた場合、管理会社は既に閉まっているケースが多いです。特に、コロナの影響や人手不足・働き方改革などで日中だけ運営している会社が多くなっています。その為、このような時、近くのホテルを利用出来たり、鍵自体を開けてもらい応急処置ができるのが、駆け付けサービスになります。

遠方引っ越しなど、知り合いや友人が近くにいないケースが多く、引っ越したばかりは次の日の仕事のことも考え、このようなサービスを利用しておいた方がいいと思います。24時間・365日対応の駆け付けサービスの比較やまとめについてはこちらにまとめておきました。

6.引っ越しして、良かった事

6-1.部屋探しの良かった点

一人暮らしを初め、生きていくうえで必要な最低限の常識が学ぶことができました。

6-2.そう思った理由は?

引っ越し後の各種インフラの名義変更や手続き、役所への届け出などは実家で家族との暮らしだと絶対に経験できない体験だからです。

6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

引っ越して、周りに知り合いがいないと何かあった時に心細いので、色々と友達を作っておくことが大切だと思います。

7.部屋探しのアドバイス

引っ越し先で一番気になったのが電車の騒音でした。最初は都会だから仕方がないと諦めましたが、物件によっては静かなところもあったので、不動産屋さんにきちんと相談したほうが良いと思います。

8.仕事絡みの部屋探しの失敗

仕事がうまくできるかどうかという不安と住み慣れない街で暮らしていけるかどうかがしばらくの間は悩みになっていました。

9.不動産会社の選び方

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

今回の部屋探しは不動産屋さんを選らんだのではなく、物件を選んだような形でした。就業先が挙げた候補から物件を選んで決定したためです。

9-2.不動産会社に期待するは?

・お部屋の写真を充実させること。視覚でわかることも多いので重要だと思います。

・物件の周辺の様子の写真を充実させること。これから住む街の環境も気になる方が多いと思います。

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について

情報収集の手段の幅を広げてみましょう 初めてのお引っ越しで、会社主導で物件選定を行われて内見もできず、不安だったことと思います。今回は、実際に内見ができなかったことで、分からなかった部屋の広さの感覚や立地について、もう少し調べる必要があったと後悔されているようです。

10-1.お部屋などの情報収集の不足

内見時のポイントが図式で記載されている為、初めての内見でも余裕を持って確認できると思います。ネットで立地などはお調べいただいたようですが、仰る通りネットの情報が全て正しいわけでもありません。その時には、住むエリアの不動産会社に電話して相談してみることも情報収集の手としてお勧めです。

10-2.駆け付けサービスをお得に活用してみては?

二つ目は鍵を紛失した際に解錠するだけで、30,000円も請求をされているようです。弊社で契約された方はもれなく、24時間トラブルサポートというサービスも取り扱っております。その為、鍵の紛失時や水漏れ、ストーカーのトラブルなど管理会社の営業時間外の時間帯にも対応してもらうことができます。上京したばかりで相談できる知り合いや友人がいない初めてのお一人暮らしには特に加入をお勧めしております。是非、次のお部屋探しでこういったサービスや情報収集を行うといい物件が見つかると思います。いい物件に巡り合われることを願っています。

念のため、駆け付けサービスの条件や口コミなどこちらにまとめておきました。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。

前半の方で書いたことを踏まえ、失敗の少ない部屋探しをするにはどうするかですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をこれまで世に出ていなかったデータを使い、真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。以下、これから部屋探しを行うあなたの参考になりそうだったので引用します。

日ごろの仕事や生活では、圧倒的に失敗やミスはしない方がいいというのは言うまでもありません。新しい事に挑戦する場合でも失敗をしなければいけないのではなく、本人が失敗していてはいけない(中略)

つまり、私たち人間は言葉を持つ生き物で、『他人の失敗を共有することが出来るから』その為、先人の失敗をキチンと学び、それを乗り越えてこそ、一人前のビジネスパーソンになれます。

小さな失敗をキチンと防ぎ、起こってしまったら適切に対処することが大きな失敗を起こさないためのたった一つの道です。

あなたはどちらですか?他人の失敗を生かすより、まずは感覚やセンスを活かした部屋探しを始めますか?

急速なデジタル化の中で私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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