同じ物件の内見にもう一度行く前に知っておきたい失敗から学んだこと4選

こんにちは、宅地建物取引士の相樂です。

同じ部屋に2度内見に行ったことはありますか?例えば、冷蔵庫の幅やベッドが室内に入るのか等を確認するために、再度見に行ったり。

お部屋探しのポイントとなる内見は他の人が契約前であれば、一般的に何度でも出来ます。ただし、確認するポイントを知らずに何度も内見に行っても時間的にも金銭的にも無駄になります。

そこで、時間を無駄にしたり、担当のやる気を折らないために、引っ越しの失敗談や口コミを基に分かった、内見にもう一度、行く前に知っておいてほしい事4つをまとめました。ちなみに、そもそも同じ部屋に何度も内見に行くこと自体は悪い事ではありません。むしろ、メリットがあることです。同じ部屋への内見のメリット・デメリットをまとめたページはこちらです。二度行くと、一度目よりいろんなことに気が付きます。

1.物件には以前行った曜日とは違う日に行く

1つ目は以前内見をした曜日と違う日に内見に行くということです。たとえば、以前、内見に行った日が火曜日などの平日の場合。もう一度内見に行くときには土曜日や日曜日などの休日に行きましょう。平日と休日の2度内見に行くことで人の多さや周辺や建物内の騒がしさなどを把握することができます。特に以下のポイントを見てみて下さい。

  • 周辺の人や車の通り具合
  • 周辺の雰囲気

物件の周辺環境は平日と休日で大きく変わる場合もあります。たとえば、平日は多くのサラリーマンで人通りが多いエリアなど、休日は人通りが全くなくとても静かな雰囲気になることもあります。商業施設が少なく、ビジネス街と言われるところは一般的にそうです。人通りや雰囲気を把握できず、自分のイメージとかけ離れていたということがないよう、もう一度内見をする際には違う日に行ってみましょう。

2.以前行った時間とは違う時間に行く

2つ目は、物件には以前行った時間と違う時間に内見に行くということです。たとえば、以前、内見に行った時間が日中の場合。もう一度内見に行くときには夜間に内見に行ってみて下さい。時間を変えて物件の内見をすることで昼と夜の雰囲気を確認することができます。

  • マンション周辺の雰囲気
  • 部屋の明るさ
  • 部屋の温度

これらをキチンと把握しようと思えば、時間帯を変えて内見を行うことになります。そのため、もう一度内見をするときには以前行った時間とは違う時間に行くことをおすすめします。マンションにどんな人が住んで居るかも夜に行くことでわかる可能性が高まります。

3.他の物件と比べ、何がちがうかを確認する

一人暮らしの物件探しのときにはいくつかの物件に内見に行く方が多いでしょう。そのため、良い物件が複数あったり、はじめに内見した物件を忘れてしまったりすることもあります。もう一度内見を行うときには、改めて他の部屋と見比べることで、その部屋の良し悪しを把握することができるのです。たとえば、以下のようなポイントです。

  • キッチンの導線
  • コンセントの位置
  • 部屋の大きさ

細かなことかもしれませんが、これらは比べてみるとお部屋によって大きく違うことがあります。もちろん、他のアイテムなどでキッチンの導線を補ったり、コンセントの位置を変えることは出来ます。

しかし、賃貸マンションの場合、できることならそのような手間をかけたくない人も多いと思います。そもそも、オーナーや管理会社の承認が必要になります。あなたの理想のお部屋に近づくために何度か内見を行い、お部屋の違いを比べることが大切だと思います。なるべく、ポイントを押さえ、何を確認するのか決めて動いた方が良いと思います。

4.本当に納得できた場合、物件の契約をする

お部屋の内見に行く前に知っておかなければいけないことを3つ紹介しました。しかし、もっとも大切なことは本当に納得ができた場合にのみ契約するということです。お部屋の内見にもう一度行く方の中には不動産会社に迷惑を掛けることから罪悪感を持って内見に行く方がたまにいます。

もちろん、罪悪感を感じること自体は悪くありません。しかし、罪悪感から自分がよいと思っていないお部屋を契約してしまう方がたまにいます。

また、早く契約をさせるために不動産仲介会社が圧力をかけ、その圧に耐えられないまま、納得のいかない契約をしてしまう方もいます・・・。引っ越し後に後悔をしないためにも、そのような実態と本当に納得できた場合にしか契約をしてはいけないということを知っておいてください。

5.同じ物件の内見にもう一度行く前に知っておきたい事、まとめ

一般的に「お部屋探しの内見にもう一度行きたい!」と考えている方は沢山います。ただ、そのまま行っても時間的にも、金額的にもムダになる可能性が高いです。以下、同じ物件に再訪する時のポイントをまとめました。

5-1.内見にもう一度行くときに知っておくべき4つ

・物件には以前行った曜日とは違う日に行く

・他の物件と比べて何がちがうかを確認する

・以前行った時間とは違う時間に行く

・本当に納得できた場合のみ契約する

5-2.以前行った曜日とは違う日に行く

・周辺の人や車の通り具合の違いがわかる

・周辺の雰囲気がわかる

5-3.以前行った時間とは違う時間に行く

・マンション周辺の雰囲気がわかる

・部屋の明るさの違いがわかる

・部屋の温度感がわかる

5-4.他の物件と比べ、何がちがうかを確認する

・キッチンの導線を比べられる

・コンセントの位置を比べられる

・部屋の大きさを比べられる

内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。オンライン内見でも担当者に確認してほしいポイントを共有できるチェックシートを作成しました。こちらのシートを先方に送り、問題がないか、効率よく、確認してもらってください。他社のシートも比較につけておきました。後悔しない、損しない、時間を無駄にしないために活用して下さい。

あなたの大切な人生と平穏が守られますようにこれからも私たちは4,500件を超える引っ越しの失敗談を基に、住まいのトラブル解消の専門家として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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