内倒し窓とは、窓の上部をお部屋の内側に倒して開ける窓です。

今回は、不動産用語解説『内倒し窓』編です。

内倒し窓とは窓枠の下部分が軸となり、窓の上部をお部屋の内側に倒して開けるタイプの窓のことをいいます。

多くの打ち倒し窓はストッパーがついているので、全開ではなく、少しだけ開く状態になります。

一方、この内倒し窓に対し、お部屋の外側に倒して開けるタイプの窓のことを『外倒し窓』、『押出し窓』と呼びます。

1.内倒し窓のメリット

・室内側に倒すため、外気を取り込みやすくなり、それだけ換気効果が高まる(キッチンやトイレによく使われているのはそのため)

・少しだけ開く状態になるため、また室外から開けられないため、外から人が侵入しにくくなり、それだけ防犯性が高まる

2.内倒し窓のデメリット

・カーテンを設置しにくい

・窓の上部から室内側に倒すので、設置場所によっては、雨が室内に入ってきてしまう

料理をよくされる方にとっては、キッチンに換気効果の高い内倒し窓があると料理がしやすいですね。服や部屋付く匂いや煙を外に排出しやすくなります。

以前相談のあった失敗談で、部屋やスーツの匂いを会社で指摘されて、引っ越しを検討しているケースがありました。

最近はなんでもハラスメントを付けて、スメハラと呼んでいるようですが、『失敗談を基にした公式』として、お部屋の匂いや洋服の匂いは気づかないことが多いので、最低限のマナーとして、気を付けて下さい。大体、内覧の際に、じめっている、匂う部屋はその後も直らないケースが往々にしてあります。部屋がカビ臭い、生乾きの服の匂いなどは特に構造的な問題の場合が多いので。

もちろん、防犯性を高めたい方にもオススメです。不透明な窓ガラスを使ったタイプにすれば、さらに防犯性が高まります。

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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