不動産用語解説 『シックハウス症候群』とは?

シックハウス症候群とは、建材や家具に使用される塗料、接着剤、防カビ剤、防虫剤などに含まれる揮発性有機化合物により引き起こされる健康被害のことをいいます。

ホルムアルデヒドやトルエン、キシレンなど、様々な揮発性有機化合物が、シックハウス症候群の原因になるとみられており、その中でも、ホルムアルデヒドの影響が最も大きいとみられています。

症状としては、頭痛、めまい、耳鳴り、腹痛、吐き気、倦怠感、湿疹、集中力低下などがあり、症状が進むと、わずかな量でも体が反応するようになり、中には通常の社会生活が送れなくなることもあるので軽視できません。

シックハウス症候群は、1990年代あたりから、住宅の高気密化・高断熱化が進んだこと、また建材や家具に化学素材が多用され始めたことにより、症例が急増してました。

2003年7月施行の改正建築基準法では、シックハウス症候群対策として、ホルムアルデヒド系建材の使用制限、24時間換気システムの設置義務などがもりこまれています。

シックハウス症候群のリスクは誰もが抱えています。 マンション選びの際は、

・どんな化学素材が使われているか
・どんな換気システムが使われているか
・2003年以降に建てられたマンションか

といったことを確認するようにしましょう。

また、マンションだけでなく、テーブルや椅子、タンス、棚といった家具にも、揮発性有機化合物が使用されていることがあります。

引っ越しにともなって家具を新調される予定がある場合には、家具選びをする際、どのような素材が使われているかを確認するようにしましょう。

担当 相楽

▶関連用語:ホルムアルデヒド

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

Follow me!

関連する他の投稿はこちら

LINEでも無料相談をお受けしております。お気軽にご連絡ください。

無料の参考資料のダウンロードはこちら

相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

不動産用語解説 『実印』とは具体的に何?前のページ

住まいのトラブルを効率的に解消する、管理会社や弁護士に相談する前に行う3つ次のページ

関連記事

  1. 不動産用語

    不動産用語解説 『収納率』とは、どんな比率?

    収納率とは、床面積に対する収納部面積の比率のことをいいます。…

  2. 不動産用語

    1R・ワンルームとは『居室とキッチンに仕切りがない居室が1つの間取り』のこと

    1Rとは、ワンルームのことで、居室が1つで、居室とキッチンに仕…

  3. 不動産用語

    リロケーションとは『不動産会社が持ち主の代理で部屋を貸し出す』こと

    リロケーションとは、不動産会社が、転勤などで持ち家を不在にする…

  4. 不動産用語

    BT別とは『バスとトイレが独立されている』のことです

    BT別とは『バス・トイレ別』のことです。 不動産会社の広告など…

  5. 不動産用語

    CATVインターネットとは『CATVを通じて提供されるネットサービス』のこと

    CATVインターネットとは、電話回線ではなくケーブルテレビ(C…

営業日時・連絡先

年中無休・10時から22時まで営業
電話番号
アドレス

運営者情報

運営者情報

2012年以降、600を超える解決事例や6,700件のアンケートを参考に、関わった方の住まいのいお悩みゼロを目指し、活動しています。充実した毎日を取り戻すため、一対一の担当制で最後まで一つひとつ、責任を持って対応しています。

詳しくはこちら


無料のLINE相談は深夜も対応しています。お気軽にご連絡ください。


カレンダー

2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930