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先人の知恵を部屋探しに生かすため、『彼を知り己を知れば、百戦してあやうからず』で有名な孫氏の兵法を読みました。孫氏の兵法自体は三国志の曹操や甲斐の武田信玄、そして、『余の辞書に不可能の文字はない』で有名なナポレオンが参考にしたと言われています。
その中で、自分が思う、部屋探しや引っ越しに使える教えを以下3つにまとめました。
1.彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
建物や部屋の状況を知るのは当たり前ですが、引っ越しで後悔をしないために、自分の状況を知っておくことも大切です・・・、分かっているつもりでも、客観的に自分を見るのは大切ですよね。
2.先ず勝つべからざるを為す
理想やうまく行く事よりも、先ずは部屋探しで失敗しないよう、自分にあったチェックポイントを潰すことがとても大切です。
3.人を致して人に致されず
・・・前置きが今日も長くなってしまいました。すみません、3.の続きは考察の方で。失敗例スタートです。
第1762回目の今回は、接客業をしている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2019年3月の就職を機に、1Kでのはじめての一人暮らしに向け、引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。一から自分で経験せず、効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
就職を理由に引っ越しされた方で、引っ越しの費用に関して、強い不安を感じていたようです。実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
就職にあたって、勤務先までの通勤時間短縮のため。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
好きなことを好きなときにできる生活、出来るだけ機能的な部屋にしたかった。
2.引っ越しまでの期間とその理由
一ヶ月半ぐらい掛かりました。会社が始まる前に、引っ越しまではやってしまおうと思っていました。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
引っ越しの費用が具体的にどのくらいかかるか想定できなかったこと
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
当時はまだ学生だったので、予算があまりなく、また初めての引っ越しでいくら掛かるのか分かりませんでした。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
マンションの管理が行き届いていなかったこと(ゴミ置き場や廊下)
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
部屋探しをする際に、もう少しそのマンションについてのクチコミを調べておくべきだった。
遠方だったため、部屋の中は写真で確認しました。でも、廊下やゴミ置き場、ポストなどは確認できませんでした。
4-3.失敗再発への対応は?
忙しくても何事も自分で確認することだと思います。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブル
網戸が劣化しており、触ったとたんに破れてしまって、管理者に電話したが入居時に連絡しないと対応ができないと言われたこと
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
これまで実家暮らしで母親に世話を掛けていたと思いました。
6-2.そう思った理由は?
食事や洗濯、掃除などすべて自分でやることになり、母親にお世話になっていたことを実感したため。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
特に、思いつきません。
7.部屋探しのアドバイス
部屋を決める前に自分で見に行く事。また、実際に生活する前に、部屋の網戸やドアに不備などないかをチェックしておくこと。必要であれば写真を撮っておくこと。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
仕事が始まる迄に部屋を決めないといけない事とどうしても勤務先が遠方になると時間的にも、お金がかかるので不動産屋さん任せになる。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
勤務先から近い部屋を紹介していたので。
9-2.不動産会社に期待するは?
部屋だけでなく、網戸などの設備や建物の周りを含め、キチンと状況を教えて欲しい。写真などがたくさんあるとすごく助かる。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
実家からの独立ということで初めてのお引っ越しをされたとのことで不安も多かったかも思います。今回は、共用部分の清掃がなされていなかったこと、ネットでマンションのことを調べておくべきだったと後悔されていました。今回のポイントは二つあります。
10-1.見えない部分、分からない部分は質問しよう
今回は遠方でのお引越しということで、内覧ができない状況だったようです。私も実際にそのようなお客様を対応させていただいておりますが、どうしても内覧する時間が確保できないということでしたら、オンラインで内見をしましょう。特に、コロナウイルスの影響でなかなか外出が出来ないので、こういったサービスを使うのが良いと思います。
室内の写真だけでは、雰囲気は分かっても実際の広さまでは分かりませんし、細かな汚れには気付きにくいものです。駐車場から室内に入るまで営業マンにオンライン内見をお願いすることで、入居前のイメージと全然違った!とならないようにしましょう。
室内だけでなく、建物の共用部分。特に、ポスト、ゴミ出し、可能であれば、隣人のベランダ等まで映してもらえると失敗が減ると思います。
10-2.マンションノートを活用しましょう
こちらのサイトでは、実際に入居している居住者や以前住んでいた元住人などの口コミを見ることが出来ます。住んでみないと分からないような近隣施設の情報だったり公共交通機関、坂の有無まで細かく書いてある場合もありますので、引っ越し先を決める前に、是非チェックしてみるようにしてください。ただ、個人的にはやはり時間が確保出来れば、実際に内覧してほしいと思います。
次回のお部屋探しでは、以上の2点の失敗を糧に成功してほしいと思います。いいお部屋に巡り合われることを願っています。
3.人を致して人に致されずの続きです。ちょっと違うなと思いながらも営業マンのペースでトントン拍子に進め、あなたが損をしないために自分を理解し、知識武装をしてから、部屋探しをすることが低成長を続けるこれからの日本では本当に大切だと思っています。沢山の部屋探しの失敗例を分析していく中でいつも思うのが、いつの時代も情報弱者は引っ越しだけでなく、仕事でも、私生活でも、損をする可能性が非常に高いと言うことです。その為、時間がない人は別ですが、せっかく何十万円もの大金をかけて、引っ越すなら、将来後悔しないために、正しい情報を身に付け、部屋探しをするようにして下さい。
私たちはこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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