部屋探しなどの方法と手順、理想的なスケジュールを教えてください。
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A.お仕事や普段の生活もある中、遠方への引越しは大変ですよね。上京の際に、負担を減らしながらスムーズのお部屋探しを進める大まかな方法や手順、スケジュールは以下のようになります。
※お部屋探しから引越しのスケジュールについては、最低でも1ヶ月、引越しまで時間的な余裕があるなら2ヶ月を見ておくのが良いです。。。が、お急ぎの場合はご相談ください。
例えば、9月1日に入居を希望しているのであれば、
1)7月上旬:賃貸物件のポータルサイト(SUUMOやアットホームなど)やインターネット検索を使って、引越し先の相場観(賃料、初期費用、競争率)などを掴みます。特に地方からの上京の場合、賃料や初期費用が現在のお住いの地域より高くなる傾向にあるります。収入や生活環境を考えながら見てみてください。
また、地方では車通勤という方も多いかもしれません。しかし、都心(特に、東京23区内及びその周辺)でお仕事の場合は、電車通勤となることが多いかと思います。
その場合、お部屋から最寄駅までの道のりや勤務先最寄駅の路線なども考えてお部屋探しをしないとそのあとの日々の生活が大変になりますので、勤務先最寄駅や交通手段なども確認しておきましょう。
2)7月中旬:気になるお部屋を数件ピックアップして、取扱不動産会社にメールや電話で数件問合せてみます。 掲載情報が古くて既に借りられないこと、逆にインターネット上に掲載されていない良いお部屋を紹介してもらえることもあるので、直接やり取りすることが大切です。
何回かやりとりしてある程度、信用のおけそうな不動産会社と思ったら、勤務地やその最寄駅などを伝えて、通勤するのに理想的なエリアを教えてもらっても良いでしょう。
また引越し予定日を伝えておくと、今は空いていないけれど退去予定のある良いお部屋を教えてくれるかもしれません。
3)7月下旬:引越し前に上京する機会があるのであれば、事前に不動産会社に予定を伝えておいて数件、内覧(下見)させてもらいましょう。 不動産会社のオフィスにも立寄る時間があるのであれば、何件か見ておくと雰囲気がわかるのでより安心です。
4)8月上旬:気に入ったお部屋があり、契約したければその旨を不動産会社に伝えて手続きに入りましょう。
なお、上京時に住みたいエリアの不動産会社に飛込みで行くという方法は、不動産会社で情報収集ができていなかったり、担当者が不在という可能性もあるのでオススメできません。下見したお部屋や不動産会社が全部ダメ、、、といった場合の最終手段と考えておきましょう。
お部屋探しのコツについてはこちらもご覧ください。
1.賃貸マンションのお部屋探しのコツを教えてください。
相楽 喜一郎 代表取締役
国立大学卒業後、証券、総合不動産会社を経て、独立。オーナーとの折衝を中心に賃貸・売買仲介やその管理を行ってきた。これまで300室以上のお部屋を契約。不動産鑑定士補及び宅地建物取引士、管理業務主任者
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。