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「いい部屋を見つけ、選ぶのに何回も引越しをしないといけないの?」
他人の失敗を参考に、部屋探しで時間もお金もムダにせず、今よりしなやかに生きる。引っ越しの失敗や不安、その原因を聞き、スマートな部屋探しを考える、今回の失敗例分析インタビューは、ホステスとして働いている女性にお話を伺いました。
2018年5月、アルバイトをしていた20代の時に、6回目の引っ越しで1K(一人暮らし)のお部屋に引っ越した時のお話です。
【今回のポイント】
1.引っ越しを決めた理由や理想のライフスタイルは何でしたか?
元々は節約と、職場に近いところに住むために東京都麻布十番のシェアハウスに住んでいました。しかし、実際シェアハウスでも都内だとそんなに安くないし、プライベートが無さすぎてストレスが溜まり、引越しをすることにしました。特に、シャワー共有で利用時間が20分までというのがきつかったので、それが大きな理由です。
シェアハウスだったからか、引越ししたら、6畳以上のスペースがあってエアコンがちゃんとついていて、日当たりの良い部屋で朝を迎えたいと思っていました。また、彼氏を呼んでも恥ずかしくないような、最低限の綺麗さ、共有スペースの綺麗さも重視しました。
平日夜は仕事なので、昼間うるさすぎない場所で、土日や週末もゆっくり過ごせる部屋が理想でした。綺麗で、落ち着ける部屋に住むことで自分の生活スタイルも改善していければ良いなと思っていました。
2.引っ越し前の不安について
2-1.不安はありましたか?
都心なので、部屋の外の害虫・ネズミの不安が大きかったです。また、近所の治安も気になりました。
2-2.その不安は引っ越しまでに解消しましたか?
住んでみるまで分からないことは多いですが、気になることはなるべく不動産会社の方に聞いて確認するようにしました。
3.引っ越し時の失敗について
3-1.失敗や後悔はありましたか?
引越しでの1番の失敗は、結局、日当たりのない、暗い部屋を妥協して選んだことです。気分も落ち込むし、ジメジメして、家に帰るのが憂鬱でした。また、狭すぎるユニットバスも、日に日に嫌気がさしてくるので、女性ならある程度入りやすいお風呂がある家を選ぶべきだと思います。
楽器演奏可の家に住んだときは、演奏ではなく夜の営みの声が毎晩ものすごいボリュームで聞こえてきて「失敗したな」と思いました。部屋選び失敗の原因ですが、「急いで探していた」、「見学が面倒に感じて、適当に選んでしまった」ときはだいたい失敗でした。
建物の周りなども積極的に見学すればよかったと後悔したことがあります。ただ、都内の見学の場合、車で不動産の人と移動したりすることがあったのですが、その時間はちょっと苦痛でした。
3-2.失敗を防ぐための対策はしましたか?
家は毎日帰る場所であり、自分を育て、リセットしてくれる大切な場所です。どんな部屋に住んでいるかで、人間性も、放つオーラも、振る舞いも変わってくると思います。そんな大事な場所だからこそ、根気強く、真剣に探すことをお勧めします。
適当に探して、相性の悪い家に住んで、生活が荒れて、人生がすさんでしまうなんてことが無いように、気をつけた方が良いと思います。過去の私に「もっとちゃんと部屋探ししなさい」と喝を入れたくなります。
3-3.今は、その失敗は解消しましたか?
引越しを10回以上経験したので、おかげで今では引っ越しが上手になりました。今の住まいにはすごく満足しています。
4.引っ越し後にトラブルなどありましたか?
過去の家で室外機にゴキブリの赤ちゃんが大量発生したことがあります。かなり大量の殺虫剤でなんとか駆除しましたが、半日かかりました。また、変質者がたまに玄関にプレゼントを置くようになった時もありました。
5.引っ越しする人へアドバイスや良かったことを教えて下さい
優先順位をしっかり把握せずに不動産屋に行くのはナンセンスです。あまりこだわりの無いままお店に行ってしまうとただのカモにされる可能性があります。そこで、「私は・・・と・・・がとても大事です!」と優先順位を理解し、しっかり説明する準備をしていくと良いと思います。
賃貸の家を紹介していただくときは「自分の持ち物では無いものを貸していただく」というぐらいの気持ちで、紹介者や大家さんに丁寧に接することをお勧めします。「借りてやる」という気持ちで住んでいると、アラ探しばかりして、なかなか家を愛せません。借りた後は、感謝の気持ちを忘れずに、大事に住んであげてください。
良かったことは、希望通りに子どもが増えて家族仲がさらに良くなったことだと思います。悪かったことは、周囲にファミリーが多いので、付き合いが以前より増えて多少面倒に感じることです。
6.引っ越しインタビュー後の考察
引っ越しを10回も経験し、今では部屋探しの専門家になってしまった方の初期の失敗談でした。忙しいからとお部屋を見ずに決めてしまうと、引っ越し後に後悔する可能性が高まるのは他の体験談を読んでいてもありました。その為、最低でも一部屋、二部屋ぐらいは実際に見てから入居の猛暑込みをするようにした方が結果的に、お金も時間もムダにならないと思います。実際の内見時にどこを見たら、良いですか?と聞かれることが多いので、こちらに一人暮らしの方でも内見時に最低限チェックしてほしい、体験談を基にしたポイントを7つまとめておきました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。サクッと読みきれるよう、私たちなりにポイントを整理し、結果と原因のみ、記載しました。
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『引っ越しはセンスや経験じゃない、失敗データを活かしたスマートな部屋選び』をモットーに、現状に満足せず、更なる成長を目指すあなたの部屋探しを、地域や建物の情報を検証し、引き続きしっかり提案・サポートしていきます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問を中心に、サイトの移動を機にもっと参考になるよう、一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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