1.質問:女性の一人暮らしで身を守るためにできることは何でしょうか?
この春から転職にて上京予定です。土地勘がない所に女性の一人暮らしのため、何かと不安がありますが、昨今のマンションでのニュースなど、怖い事件を目の当たりにして、特に防犯や安全面について心配です。
2.回答:身を守るためにできることを全てあげればキリがありません
当社にもそうした不安をお持ちの女性がよく相談にいらっしゃいますので、お気持ちはわかります。身を守るためにできることを全てあげればキリがありませんが、対策しやすいことを中心にポイントを述べますので、是非参考にしてください。
2-1.治安の良い立地を選ぶ
住まいの立地は後で変えられないので、これだけは最初にしっかりと選んでください。警視庁「事件事故発生マップ」も参考の一つになりますが、女性の一人暮らしであれば基本的に、繁華街の近くや大通りから極端に離れた場所、人通りや車通りが全くない場所はオススメできません。
例えば、当社のある麻布十番や六本木界隈は大使館が多く、24時間体制で警察官や警備員が常駐していて、定期パトロールもなされているエリアです。こうしたエリアの特性に着目して選ぶのも一つの方法です。
2-2.最寄駅からマンションまでの道のりを確認する
物件の立地の安全性が高くても、最寄駅やバス停などからの道のりが危なければ意味がありません。安全性を考えるのであれば最寄駅から徒歩10分圏内、国道や大きな通りを1、2本入った程度の住宅街、警察署や交番が徒歩10分程度内にある場所が良いでしょう。
途中で、繁華街やスラム街、極端に狭い路地、人の目が全くない小道などを通らなくて良いこともポイントです。また、昼間と夜間では雰囲気がガラッと変わることもあるので、できれば昼と夜の2回通ってみることをオススメします。
当社取扱い物件に関しては、最寄駅からの道のりを含めた下見も代行にて行いますので、忙しい方、慣れない場所での下見に不安がある方はお気軽にご相談ください。
2-3.防犯設備
賃貸物件そのものの防犯設備を確認しましょう。 オートロックやエントランスや共用部に防犯カメラがついているか、モニター付きインターフォンか、などが基本のチェックポイントです。 セコムやALSOKなどのセキュリティ会社が入っているとより安心ですね。
また、宅配ボックスが設置されていると便利なだけでなく、宅配員を装った押入りなども未然に防ぐことができます。 敷地内ゴミ捨て場も、ストーカー対策に有効なので確認してみてください。
2-4.玄関周りと洗濯物
より安全性を高めるには女性の一人暮らしであることを外部に悟られないことが大切です。 男性モノの洗濯物を一緒に干しておくことはよく知られている対策ですが、うっかり忘れがちなのが玄関周りです。
女性モノの傘しか置いていない、表札などをかわいいインテリアで飾っていることから女性の一人暮らしを予想する人もいます。宅配便や業者などの訪問がある場合には、玄関に男性モノの靴を置いておくことも対策の一つです。
また、エレベーターの乗り降りの際や玄関を開ける前には一度、周囲に不審な人物がいないかを確認することも忘れないようにしてください。
2-5.IoT物件
IoT物件を選ぶのも良いと思います。 IoT物件とは、インターネットでお部屋の設備や家電をコントロールできる物件のことです。お掃除ロボットなどがわかりやすい例ではないでしょうか?
例えば、IoT物件では会社を出る頃にお部屋の照明をつけておく、エアコンを入れておくということができます。帰宅時に快適に過ごせるだけでなく、照明の点灯によって、外からどこのお部屋に帰ったか、何時に帰ったかということがわかりません。
また、スマホを使ったスマートキーは複製のリスクがとても低いので、そうした面でも安全性が増すと言えるでしょう。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。