こんにちは、防犯設備士の相楽です。
“麻布十番のマンションを誰よりも詳しく、分かりやすく”をモットーに掲げるリビングインでは、日頃から麻布十番界隈を歩いて周り、住まいに関する情報はもちろんのこと、治安や防犯に関わる情報をアップデートしています。
内覧の案内中などに、お客さまとお話ししていて、多く話題に上がるのが、「麻布十番は大使館や外国人が多いけど、治安は大丈夫?」ということです。
年々、日本に来る外国人が増えているとはいえ、不安に思う気持ちもよくわかります。先日の六本木のマンションで横浜市に住んでいた女性が遺体で発見される事件も外国人絡みみたいですし・・・。
そこで今回は、麻布十番や港区の外国人にまつわる治安・防犯について、実際にお住まいの方からもヒアリングした情報も合わせてお伝えします。
1.20以上の大使館・領事館がある街、麻布十番
麻布十番駅から徒歩10分程度内の範囲に、大使館や領事館などの施設が20以上もあります。
・シンガポール
・オーストリア共和国
・リトアニア共和国
・サン・マリノ共和国
・ラオス
・中華人民共和国
・スロバキア共和国
・ジャマイカ
・カタール
・アルゼンチン共和国
・インド
・大韓民国
・キルギス共和国
・オーストラリア
・アフガニスタン
・パナマ
・ロシア
・フィジー
・カザフスタン
・フィリピン共和国
・フィンランド・・・、ほんと、ずらっとあります。ザッとあげるだけでも、これらの国の施設が密集している地域です。
凄い沢山あります。そのため、麻布十番には大使館関係者が住むための外国人向けマンションや『NISSIN(日進ワールドデリカテッセン)』など外国人向けスーパーなどもあります。
2.人口比率20%の外国人居住率
港区の統計データによると、2018年1月1日時点の港区の人口は、253,639人です。そのうち、外国籍の方の人口は、19,874人と、全体の7.8%に上ります。
法務省のデータによると、2016年末の在留外国人の割合は、1.88%。その割合が全国で一番高い東京都でも、 3.68%ですから、港区がいかに外国人比率が高いかということがわかります。
“麻布十番”というくくりでの統計データはないので正確な数字はわからないものの、居住者の人数や体感などから、「20%近い」という声も聞かれるほどです。夜間人口に外国人の方が多そうなイメージです。となるとやはり気になるのが、治安や安全性です。
3.住んで驚く、むしろ治安のよい麻布十番
外国人居住率が圧倒的に高い麻布エリアに実際に住んでいる方から聞かれるのは、「想像以上に治安がよい」ということです。
その理由としてあげられるのが、
・大使館等が多いため、警察関係者の数が多い
・常に警備やパトロールがなされている
・ハイクラスの人が多い
大使館関係者はどの国でもハイクラス層であること、大使館関係者以外も大手企業関係者の方が多いことなどから、治安はとてもいいと言えます。
公園では、英語を始め、スペイン語や中国語、韓国語などが飛び交い、さながら海外生活。子どもが生まれたら敢えて麻布エリアで国際色豊かな子育てをしたい、と望む方もいました。
4.注意すべきポイント
麻布エリアの治安がよいとはいえ、あまりに無防備な行動は避けるべきです。 たとえば、六本木3丁目周辺はクラブやキャバクラ、それらに関係する外国人も多いということで、女性一人で不用意に近づかないようにしている方もいます。
また、治安の問題ではありませんが、大使館周辺に街宣車や団体が来て、騒音と感じる方もいらっしゃいます。
5.大使館と安全性まとめ
港区、とりわけ麻布十番周辺は大使館関係者をはじめとした外国人居住者は数多く住んでいます。このことは警備体制の強化など、むしろ麻布エリアの治安の向上に役立っていると言えます。
特に、言語学習や異文化交流に有益な環境なので、国際的な感性を身につけたい方や外国の食文化に興味がある方にはオススメのエリアだと思います。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。