麻布十番・賃貸マンション特化の㈱リビングインの防犯設備士、相楽です。
突然ですが、あなたは帰宅中、スマートフォンの操作に夢中になったり、イヤホンから流れる音楽に聞き入ってしまった経験はありませんか?
忙しい日々、駅からお部屋までのちょっとした時間も有効に使いたいですよね?しかし、その使い方を間違えると、恐ろしい犯罪に巻き込まれてしまうかもしれません。実は、凶悪化している『ひったくり被害』もその一つです。
1.ひったくり被害の恐ろしいところ
ひったくりとはその名の通り、持ち物を奪われることです。手に提げていたハンドバックなどを後ろからバイクや自転車で奪われるケースが大半を占めています。
ひったくり被害の怖いところは、お金や物を盗られることだけではありません。
たとえば、
・ひったくられた際に、転んだり引きずられたりして、大ケガをする
・ひったくられた物から個人情報を特定される
・事件の対応で、時間を取られる
・トラウマとなり、外出やバイクの音などに恐怖を感じる
といったこともあるのです。まずは、あなたの人生を変えてしまうかもしれない、恐ろしいひったくり被害から守るための方法を学びましょう。
2.ひったくり犯は女性の帰宅時間を狙っている
警視庁のデータによると、2017年に東京都内で起きたひったくり犯罪は、382件です。ひったくり事件が起きた時間帯のピークは夜の8時で、その前後である夜6時から夜11時と、帰宅時間帯の発生率がもっとも高くなっています。
参考: http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/higai/hittakuri/bohan1.html
被害者の約80%が女性。つまり、ひったくり犯は『帰宅途中の女性』を特に狙っているのです。
なお、ひったくられた状況のうち、約65%は徒歩でしたが、約35%は自転車に乗っていたときなので、自転車だからと言って、安心はできません。
3.港区はひったくり犯罪が多い?少ない?
少し古いデータになりますが、住まいのカリスマアドバイザー・中川寛子氏著「『この街』に住んではいけない!」によると、東京都内のひったくり発生ワーストランキングは、
1位:世田谷区
2位:江戸川区
3位:大田区
4位:足立区
5位:練馬区
(2007年11月末、警視庁「犯罪情報マップ」より)
と10位まで港区の名前は挙がりません。しかし、他人事ではなく、意識はして起きたいですね。
4.ひったくり犯に狙われにくくする方法
ひったくりに遭う確率を少しでも減らすには、
・バッグなどは車道と反対側の手にもつ
・ショルダーバッグをたすき掛けする
・人通りの多い道を歩く
・バイクの音には気をつける
・スマートフォンの操作や音楽に夢中にならない
ことなどが大切です。ひったくり犯はバイクや自転車で一度通り過ぎて様子をうかがってから、戻ってひったくりに及ぶこともあるので、Uターンしてくるバイクや自転車にも気をつけましょう。
5.凶悪化するひったくりの傾向とその対策まとめ
多くの働く女性にとって、夜6時〜夜11時に外出をしないというのは難しいことだと思います。しかし、ひったくり犯はいつあなたを狙ってくるかはわかりません。心にも体にも傷を残さないためにも、できる準備や対策はしておきましょう。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。