HOME > 3. 得するコラム > 3−1. 治安と安心 > 犯罪を呼ぶマンションの見極め方(内覧で確認する7つのポイント)
『割れ窓理論』という言葉を知っていますか?
「一つの割れた窓を放置していると、そこは誰も注意を払っていない場所と見なされ、次から次に窓が割られ、やがて大きな犯罪が起こされる」という考え方です。マンションにも同じようなことがいえます。
普段の生活ではつい見逃しがちなことが大きな犯罪に繋がることもあり得るのです。そうしたマンションを賃貸で選ばないために、失敗事例の分析から分かった、内覧のときに確認しておきたい7つのポイントをお伝えします。
1.塀や植栽
マンションを取り囲む塀や植栽が、最初のチェックポイントです。塀や植栽できちんとマンションの敷地と道路を区切っているだけでなく、
・塀に落書きや壊れた部分がないか
・植栽は伸びすぎたり、枯れたものが放置されていないか
・植え込みの中にゴミなどが放置されていないか
ということを確認してください。塀や植栽部分は外部の人も簡単に見られる場所なので、これらが荒れていると犯罪者にも狙われやすくなります。
2.駐輪場
・放置自転車がないか
・きちんと整理して駐輪されていないか
・不特定多数が利用できるような作りになっていないか
を見てください。整理ができていない場合、管理が行き届いていないことがわかります。その他、住人の民度が分かる場合も多々あります。
3.掲示板
・期限のすぎた掲示物が貼られたままになっていないか
・「ゴミ出しのルールを守ってください!」など強めの注意書きがないか
を見てみましょう。
特に、注意書きの掲示物が多いと居住者のマナーがよくないので、入居後トラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。ちなみに、「警察官立ち寄り所」などの掲示物は、防犯意識が高い証拠なので、問題ありません。
4.ポスト
郵便物やチラシが溢れているポストが多い場合、空き部屋や不在にすることが多いお部屋が多いということです。空き巣に狙われやすくなるので、注意しましょう。同時に、そのような住人が多いマンションのため、ルーズな人が多かったりします。
5.共用部の照明とゴミ
共用部の照明が切れていたり、ゴミが放置されているマンションは、管理が行き届いていないので、防犯面でも不安があります。
内覧の際にはお部屋だけでなく、エントランスや廊下、階段も含めた共用部の綺麗さもチェックしましょう。
6.ゴミ捨て場
・ゴミが分別されていない
・本来出してはいけない粗大ゴミなどが放置されている
ところは、管理が不十分なマンションです。防犯面だけでなく、衛生面もよくないので、そうしたマンションを借りるのは避けましょう。
ゴミ置き場が敷地内にあったり、建物内にあったりした場合にゴミの分別や置き場があれているのは住人に問題を起こす人が必ずいます。覚悟して借りてください。
7.ヒビとサビ
お部屋はリノベーションで綺麗にしていても、マンション自体にヒビやサビが見られる場合があります。正直、「普段の生活には関係ない」と思うかもしれません。
・・・が、ヒビやサビを放置するようなマンションでは、これまで紹介してきたようなゴミ、駐輪場、ポスト周りなども放置される傾向にあります。何より、ヒビやサビは安全性にも関わることなので、軽く考えずにしっかりとチェックしてください。
まとめ
新しいお部屋探しはワクワクするものです。ついお部屋の内装や設備ばかりに目が行きがちです。しかし、お部屋の周りやマンションそのものの良さも、あなたの新しい生活をより快適にすることに繋がります。
今までお部屋しか見ていなかった!という方はぜひ、これら7つのチェックポイントも見てみてください。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。