近年、夏は猛暑、冬は大雪、というように極端な気候が続いています。台風やゲリラ豪雨もすごく増えてますが・・・
以前は、「寝るときにはエアコンを消しましょう」なんて言っていましたが、今はエアコンを消すと命の危険すら感じますね。しかし、同じエアコンでも、実は効きやすいお部屋とそうでないお部屋があります。
エアコンが効きにくいお部屋は快適に過ごしにくいだけでなく、光熱費も上がりがちです。そこで、今回は賃貸のプロ集団から見た、快適に過ごせる&光熱費を抑えられるお部屋の特徴を解説します。
1.鉄筋コンクリート造り(RC造)を選ぶ
賃貸マンションとして多いのが、『鉄筋コンクリート』>『鉄骨』>『木造』の3種類です。一般的に、鉄筋コンクリート造りのマンションがもっとも防暖防寒効果が高いと言われています。
鉄筋コンクリートは熱だけでなく、音や災害にも強いので、より安全、安心に暮らしたいという人にオススメのマンションです。
丈夫な分、建設コストも高くなるため、3種類の中では家賃も高くなりがちですが、安全性や毎日の快適性と比較して、どちらを取るか選ぶとよいでしょう。
エアコンなど光熱費も抑えられるので、家賃の差ほど、生活コストに差が出ないことも考慮しておきます。
2.暑さがダメなあなたは最上階を避ける
ジンジン焼け付くような真夏の太陽に照らされ続けたマンション最上部は、ヤケドするほどに熱くなっています。そのすぐ下にある最上階のお部屋はどうしてもその熱の影響を受けやすくなります。
特に、鉄筋コンクリートは熱がこもりやすいので、鉄筋コンクリート造りマンションの最上階のお部屋は、それ以外のお部屋に比べると暑くなりやすいと言えます。
鉄筋コンクリートは熱しにくく、冷めにくいため、仕事から帰ってきて、いざ寝ようとしても暑さが残っていて、なかなか寝れない。又は、寒さが残っていて、なかなか温まらないってこともあります。
暑さがニガテ、真夏の光熱費を抑えたいというあなたは、最上階のお部屋を避ける方がベターです。同様に、下階が空洞になっているピロティがあるマンションの二階も非常に寒くなりがちです。
3.家賃も夏の光熱費もおトクな北向き。だけど…
夏の光熱費を徹底的に落としたい、というあなたには北向きのお部屋を選ぶのも一つの手です。しかも、北向きのお部屋は一般的に不人気なので、家賃自体も安くなり、ダブルでおトクになります。
しかし、もちろん不人気には理由があり、
・日当たりが悪い
・お部屋がくらい
・冬が寒い
といったデメリットもあるので注意が必要です。ある程度日当たりも欲しいという場合には、上層階の北向きのお部屋などを選ぶとよいでしょう。
ただ、北向きの日当たりの悪い部屋は温度もそうですが、日中でも部屋内が暗く、照明を付けないと辛い場合もあります。更に、カビなども生えやすく、個人的に紹介するのを避けています。
4.寒さがニガテなあなたは角部屋を避ける
お部屋からの眺めがよい、隣人の存在が気になりにくい、などとして人気の角部屋ですが、寒さがニガテなあなたには向かないかもしれません。
なぜなら、片側が開けていることでお部屋の中の暖気が逃げやすく、寒くなりがちだからです。聞けばすぐ分かるようなことですが、実際に不動産屋の現場ではなかなか気づかないケースが多いです。
その為、寒さがニガテ、冬の光熱費を節約したいという場合には、両側にお部屋があるお部屋を選ぶことをオススメします。ただし、両側に人がいる分、窓が少なく、採光や通風が悪かったり、音などが気になりやすくなるので・・・、
・しっかり内覧する
・仲介の不動産会社に隣人トラブルについて聞いておく
などしておきましょう。
5.失敗事例から分かった寒さが苦手な貴方向けのお部屋の選び方まとめ
室温や湿度などお部屋の環境は、毎日の生活の快適さを大きく左右します。
少し家賃をケチったばかりに、
・暑すぎて眠れない
・寒すぎてカゼを引いてしまった
・寒暖の差が激しくてストレスになる
ようでは元も子もありません。
お部屋を選ぶ際には、実際の生活をできるだけイメージして決めてください。そして、あなたの生活を一緒になって真剣に考えてくれる不動産会社を選びましょう。
寒さは騒音問題同様に、女性の失敗相談によく出てくるネタなので、ぜひお部屋選びの参考にしてみてください。
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
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今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して、結果と原因のみ、記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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