DINKS(ディンクス)マンションとは、DINKS向けのマンションのことをいいます。
DINKSとは、「Double Income No Kids」の頭文字を並べたもので、意識的に子どもを作らない共働きの夫婦やその生活観のことをいいます。
もともと、DINKSは、1980年頃から、アメリカで使われるようになった言葉で、近年、日本でも一般的に使われるようになってきました。
なお、DINKSに明確な定義はありませんが、
・子どもは作る予定だけどまだいない
・何らかの事情により子どもを作れない
などは、通常、DINKSには含めません。
DINKSマンションには、下記のような特徴があります。
1.間取りは1LDKから2LDK
DINKSマンションの広さとしては、シングル向けより広く、ファミリー向けよりも狭い傾向があります。 間取りで言うと1LDK~2LDKタイプ(40平方メートルから50平方メートル)が多いです。
2.利便性の良い立地
DINKSマンションは、共働きの夫婦がすぐに職場にアクセスができるよう、都市部かつ駅まで徒歩圏内の場所に位置する物件が多いです。 また、ファミリー向けは、閑静な場所に位置する傾向があるのに対し、DINKSマンションは、利便性のため、商業施設が多い場所に位置する傾向があります。
3.共用施設が充実している
DINKSは、子育て以外に時間を使えるため、スポーツジムやバーカウンター、パーティールームなど、アフターファイブや休日に利用できるような共用施設を備えた物件が多いです。
4.高セキュリティ
DINKSマンションは、昼間の不在率の高さを考慮して、防犯カメラや警備員常駐など、セキュリティ体制が整った物件が多いです。
5.全体的に高級仕様
DINKSは、子どもにお金を掛けることがない、共働きで世帯収入が多いといったことから、経済的にある程度豊かな生活をしていることが想定されます。 そのため、DINKSマンションは、全体的に、外観や設備などが高級仕様であることが多いです。
なお、DINKSマンションだからと言って、DINKSしか住んではいけない、といった決まりは通常ありません。 あくまでDINKSの居住を想定しているというだけです。
DINKSマンションは、
・結婚を前提に同棲生活をするカップル
・子どもが独立して夫婦二人だけになった老夫婦
など、DINKS以外の方々にもニーズがあります。
担当 相楽
▶関連用語:DINKS、LDK、パーティールーム、共用施設、セキュリティ、
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