横浜での一人暮らし、厳つめの不動産屋さんにせかされ、決めてしまいました。

部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?

ところで、畑村洋太郎先生を知っていますか?東大の名誉教授だったり、失敗学のすすめ他色々な書籍を書いていて、日本の失敗研究の大家と言っても過言ではない方です。

今回は、そんな畑村さんが以前書かれた失敗を生かす仕事術と失敗からの復活、回復力からこれからお部屋を探すあなたの為になると思ったことをまとめます。

まず、『失敗はどんなに注意しても必ず起きます。特に、新しいことをやろうとするとまず確実に失敗します』

ただ、失敗のほとんどはきちんと扱っていれば、事前に防げたものばかりで、失敗が起こったとしても・・・

多くの人が好んで使ってきた『成功例に学ぶ』方法は、右肩上がりの時代だからこそ通用した方法で、10年おきに不景気が来る激動の時代には非常に難しいと思っています。

現に、ポータルサイトによくある住みたい街ランキングなどを参考に部屋探しをしてても、当社の部屋探しに関するアンケートで70%近い人が部屋探しや引っ越しで後悔・失敗していました。

この事から、部屋探しは他人の失敗から学び、クリティカルな失敗やよく起こるトラブルを事前に知り、対策を練った部屋探しを行うことが一番効率的で満足度が高くなりそうだと思ってます。

その為、今後も失敗で地雷部屋の除去、頑張ります…。前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。日々の失敗分析にやる気が出る一冊でした…。

第2002回目の今回は、20代の電機メーカーに勤めている男性会社員の方にお話を聞きました。2004年3月に、関東地方から関東地方への1Kでの一人暮らしに向け、三回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

3回目のお引っ越し、治安や騒音が心配されていた20代の男性のお話です。 引っ越し先の土地勘がないため、治安がいい場所なのかが不安なまま引っ越しをされているようですね。実際のところどうだったのでしょうか?

1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

会社の独身寮に住んでいましたが、純粋な一人暮らしがしたかったこと、当時憧れていた横浜で住んでみたかったことから引っ越しをしました。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

平日はしっかり働き、休日は近所を散歩したり、好きな電車に乗って色々な所に行ったりして、有意義な生活をしたいと思っていました。

2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。

一カ月程度掛かりました。検討を開始してからなるべく早めに引っ越ししたかったのですが、3月という繁忙期で引っ越し業者がなかなか予約できなかったこと、仕事が忙しかったため頻繁には不動産屋に行けなかったことから一カ月ほどかかりました。

3.引っ越し時の不安について

3-1.どんな不安がありましたか?

治安が良い場所なのか、また近所やマンションの隣人の騒音は気にならないレベルかが不安でした。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

引っ越し先の土地勘がなかったため。

4.部屋探しの失敗について

4-1.失敗を教えて下さい。

ある程度目星をつけた部屋の情報を持って不動産屋に行ったら、とても人気があるから早く契約しないとすぐ埋まってしまうと言われたため、他の部屋の情報をほとんど見ないで契約してしまいました。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

部屋の間取りをきちんと確認していなかったため、洗面所がないことに引っ越ししてから気づき、入浴時の着替えに苦労しました。

4-3.失敗再発への対応は?

部屋の間取りを隅々まできちんと確認すること、現地の下見には必ず行き、不明な点があれば不動産屋に徹底的に聞いて確認することが必要です。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

特にありません。

5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。

隣室の住人が仲間とパーティをしていたらしく騒音がうるさかったため注意したところ、逆切れされ一触即発になりましたが、話し合いで何とか解決しました。

6.引っ越しを経験して、良かった点は?

6-1.部屋探しの良かった点

料理や洗濯など、身の回りのことを自分一人でしなければならず、生活力をつけることができました。また、段取り力がついたので、仕事においてもメリハリをつけられるようになりました。

6-2.そう思った理由は?

すべてを自分一人でする必要があったため。

6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

特にありません。

7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて

一つだけではなく複数の不動産屋にアクセスし、できるだけ多くの部屋を下見した上で選ぶと良いです。また3月から4月にかけては超繁忙期なので、この時期を避けて早めにお部屋探しを始めると良いと思います。

後で後悔しないためにも、不明な点があれば何でも不動産屋に聞いた方がいいです。

8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。

引っ越し先の治安、生活上の利便性などが分からず不安が多いです。また部屋が思ったより狭かったり、最寄り駅までの所要時間が思ったより長く通勤時間に影響を及ぼすこともあります。

9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

インターネットで部屋を検索したところ、選んだ不動産屋は多数の部屋が掲載されており、ホームページも見やすかったので信頼できると思い、選びました。

9-2.不動産会社に期待するは?

不動産屋と引っ越し業者、国交省が提携し、遠方に引っ越しをする利用者がいたら、国交省が一定のマージンを不動産屋や引っ越し業者に渡し、利用者の負担を軽減するといったサービス。そう言った意味では今回の趣旨である失敗例を聞き、次回の部屋探しに生かすというのはすごくためになることだと思います。

>>弊社では一都三県内での単身・一人暮らしのお引っ越しであれば、提携しているファミリー引越センターを通常価格から30%オフの値段でご紹介できます。このサービスを使って、賢くお引っ越してください。きっと最適なプランを紹介してくれます。もちろん、養生をしっかりして、お部屋に傷付けませんし、追加の費用請求もありません。万が一、キズを付けてしまった場合にも相応の対応・保証が付保されています。

ただ、群雄割拠で競争が激しい引っ越し業界では他社に負けないため、30%もの広告費がお見積りに載っていると思うのと、怖いですね。多くの人が使っている相見積もりの引っ越しサイトとか、実際は相見積もりサイト運営者や間に入っている代理店にいくら払っているのか、気になります・・・。

自力で引っ越しを行い、物を壊したり、部屋や建物に傷をつけて、修理代を取られるくらいなら、引っ越し業者さんにお願いした方が早いし、安心だと個人的には思います。

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について

10-1. 音に敏感な方の集合住宅へのお引越しはとても大変ですよね。

上階からの生活音が気になるとのことでしたが、この音は上の住人の方がいらっしゃる限り、音はどうしても発生してしまいます。ここで、鉄筋コンクリート造だから絶対音は大丈夫!という方もいらっしゃいますが、これも築年数や周辺の環境によってガラっと変わります。音の感じ方も人それぞれという点、今住んでいるエリアと今回お探しのエリアで極端な変化がない場合は、余程のことがないと”騒音”だという認識もできないままお部屋を契約してしまう方もいらっしゃいます。

10-2. 同じマンション内でも階数によっては音の感じ方も変わることを何度も経験しております。

上階に行くほど前面道路に近くなったり、角部屋に近づくほど線路が近くなったりと理由はそれぞれです。昼と夜の生活リズムも異なる方もいらっしゃいますので、この方が提案されているように、一日体験などができると賃貸物件もよりよい探し方ができるのかもしれません。今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しではきっと成功してほしいですね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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