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土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、以前、OWNDAYSの田中社長の新刊『大きな嘘の木の下で』について書いた時に少し出てきましたが、私が行っている失敗研究の名著と言えば、『失敗の本質』です。
著者の鈴木博毅氏は失敗の構造から新たなイノベーションへのヒントを探ることをライフワークとしています。この書籍は日本軍がなぜ、アメリカ挑み、完膚なきまで敗北したのかを分析しています。その中で、自分的に刺さったのが、有名なマリアナ沖海戦の話が科学的思考を無視され、唖然とする日本人科学者の章です。
実は、アメリカ軍と同じレベルの技術を持っていた日本軍。ただ、日本軍の上層部や現場で戦っている日本兵は自分たちが理解できない現場の力について、軽蔑する思考が強く、この戦いでも日本人科学者のレーダー開発の成果を戦闘現場に活かす柔軟性が全くありませんでした。では、部屋探しに置いて、オンライン内見や面談など、コロナ禍と共に急速に進んだDXなどのデジタル化の中でどうするのが最も賢いか?
前置きが今日も長くなってしまいました・・・すみません、続きは考察の方で。失敗例スタートです。
第1738回目の今回は、現在製造業に勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2009年5月に実家からの自立の為、1DKでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
はじめて実家から自立して、一人暮らしのために引っ越しされた方で最寄り駅があまり栄えていなかったので、コンビニやスーパーなどの生活利便施設がなく、生活が出来るのか、強い不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
今まで実家暮らしだったこともあり単純に一人暮らしをしたかった。また、通勤時間が勿体なかったので勤務先の近くに引っ越したかった。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
勤務先に徒歩で通勤できる距離だったので自由な時間が増えるため、空いた時間を自分のスキルアップのための勉強に費やしたかった。
2.引っ越しまでの期間とその理由
一ヶ月程度掛かりました。仕事をしながら探していたため、週に2~3軒しか見らず、結局5軒目で決めました。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
最寄り駅自体はそれほど栄えているわけではなかったので引っ越し後の買い物や都心へのアクセスに不安があった。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
初めての部屋探しだったので、とりあえず不動産屋に入って相談したところ、あれやこれやと向こうの勧めたい物件ばかり紹介されて困惑しました。結局、分からないので安い所で決めた。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
職場の近くということで探し、なるべく安く、且つ広めの部屋を条件に選んだが、畑の近くだったため、夏と秋は虫が多いのに困った。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
まずは自分の目でしっかり隅々まで物件を確認すること。その上で、インターネットの口コミや知人の意見を参考に多角的・客観的に判断すること。
4-3.失敗再発への対応は?
今回は初めてで、時間もなかった。次回は今回の失敗を踏まえて、決めたい。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブル
とにかく虫が多く、大きい蜘蛛やムカデが室内に多発した。また、湿気が溜まりやすいためカビが発生して、こまった。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
通勤時間が短縮できるのは生活に大きくプラスになり、空いた時間を有効活用できるので部屋を探すなら、通勤時間は重要視する必要がある。
6-2.そう思った理由は?
これまで実家から2時間近く掛けて行っていたので、往復4時間の時間は大きいと思ったから。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
仕事中心の生活をされる方は職場までアクセスはよく考えた方がいいと思います。
7.部屋探しのアドバイス
はじめての引っ越しで、失敗が多かったので、特にアドバイスできるものがありません・・・。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
通勤時間を重視して、部屋を探すのが大切だと思う。特に、職場まで行かないといけない仕事をしている場合には大切なポイントだと思う。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
特にありませんでした。たまたま入った不動産屋さんが紹介してくれた部屋で決めました。
9-2.不動産会社に期待するは?
たまたま入った不動産屋であれやこれやと色々と勧められたので、いやになった。自分に合った部屋をキチンと紹介してほしいと思った。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
実家からの独立ということで初めてのお引っ越しをされたとのことで不安も多かったかも思います。今回は、知らない土地でのお部屋探しで営業マンが信頼できずに自分で安いところに決めてしまったことを後悔されているようですね。今回のポイントは二つあります。
10-1.まず一つ目は、主導権を完全に握られてしまった。
ここに関して、営業マンが勧めたい物件ばかりを紹介され、正直、初めてのお引っ越しであれば「こんなものなのかな?」と考えてしまう方も多いようです。不動産業者は都内に1店舗だけではありません。気が合う営業マンを見つけることが一番いい物件を見つける近道でもありますので、是非色々と回って見て下さい。
10-2.また、ネットで予め駅周辺の情報を軽くインプットしておく
もう一つは、「最寄り駅、スーパー・コンビニ、生活利便施設」を中心に今回見ていらっしゃいましたが、知らない土地でのお部屋探しをする際には、ネットを駆使して、口コミや事故・事件などを駅名や物件名、住所検索で知っておくと、お部屋を紹介された時にも内容がスッと頭に入っていきやすいのでお勧めです。是非、次のお部屋探しでは「信頼できる営業マンを探す」ことを念頭において探されてください。いい物件に巡り合われることを願っています。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
前半の方で書いた、急速なデジタル化の中で、失敗の少ない部屋探しをするにはどうするかですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をこれまで世に出ていなかったデータを使い、真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。
あなたはどちらですか?事実であっても、これまでのようにまずは感覚やセンスを活かした部屋探しを始めますか?
私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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