C.解決事例(お客様の声)

転勤でこれまで実家暮らしだったのが急に東京で一人暮らしをする事に、、、

不動産屋は9割ウソをつくって知ってましたか?

現在は投資用不動産を専門に営業活動をしている関田タカシさんの本です。70%近い人が自分にあった部屋になぜ住めていないのかについて、考えるのに参考になると思い、読んでみました。

関田タカシさんはまさに実務で経験した内容を生かし、トクする物件の見抜き方をちょっとしたやり取りの中から見つけている方で、一般の方にはちょっと難しそうな内容もありましたが、非常に参考になります。ただ、個人的には小さなウソをたくさんつくのが不動産屋のような気もしてます…。

特に、これから部屋探しをする人に参考になりそうなところは以下の二つでした。

例えば、一度、相談に行っただけなのに、その後しつこい営業電話が掛かってくる不動産会社さんには・・・、「もう家は借りたので、リストから削除してもらえますか?」とか、「なぜなら、家賃が高かった」、「日当たりが悪かった」等お部屋個別の事情で断ると、それを解消した部屋を引き続く可能性が高いです。

その為、もう契約してしまった、借りてしまったを理由にすると、営業活動を今しても仕方ないと理解して、角が立ちません。

それでも探ってくる営業担当者がたまにいて、「ちなみに、どちらで?」とか聞かれた時には「それは言えません。」とはっきり言えば、OKです。

ただ、それでも電話続き、不快なようなら「これ以上続くようだと、消費者センターに連絡しますよ。」が最恐かもしれません・・・仲介手数料無料物件は・・・前置きが今日も長くなってしまいました。すみません、続きは考察の方で。失敗例スタートです。

第1831回目の今回は、営業職に勤めている30代の男性会社員の方にお話を聞きました。2018年4月の転勤を機に、近畿地方から関東地方への1Kでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

近畿地方から関東地方へ、転勤を理由に引っ越しされた方で全く知らない土地でどのような部屋を選べばいいのか等、強い不安を感じていたようです。

実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?

時間がない、部屋探しの経験がない人ほど、他人の失敗から効率的に学び、自分に合った部屋を探して下さい。

1.引っ越しの理由と生活

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

仕事で転勤の話が出て、店舗内で誰か1人行かなければならない状況になり、私が行くことになりました。引継ぎを行い、一か月後には東京に引っ越しました。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

お酒が好きだったので、しばらくは仕事終わりに飲みに行って帰ってくる生活がずっと理想でした。休みの日にはショッピングなどをして楽しむ生活を想像していました。

2.引っ越しまでの期間とその理由

引っ越しが終わるまで、一ヶ月程度掛かりました。不動産屋さんにいってから直ぐに物件を見に行き、その日のうちに住む部屋を決めたので、割と早く契約できて、1ヶ月ぐらいで引越しが終わりました。

3.引っ越しの不安

3-1.どんな不安がありましたか?

全然知らない地での生活なので知り合いがいないため、とても不安だったし、物理的に離れているため、部屋選びもどのような部屋を選んでいいかも分かりませんでした。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

経験が無かったので、不安になりました。場所的にも、どのような物件を選べば、失敗しないのか等、はじめての部屋探しで習ったことが無かったので。

4.部屋探しの失敗

4-1.失敗を教えて下さい。

あまりこだわりなく、会社から近くて、家賃が安い所がよかったので3点ユニットバスのお部屋にしました。しかし住んでみて、やはりトイレと風呂は別の方がよかったと思います。トイレがジメジメしてしまいトイレットペーパーなども、湿ってしまいとても不愉快です。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

家賃の安さだけで部屋を選んでしまったので、それが失敗した一番の原因です。少し高くても風呂・トイレ別の物件を選べば良かったです。

4-3.失敗再発への対応は?

家賃だけにこだわらず、きちんとした物件を選ぶことが大事だと思います。やはり妥協してしまうと後から後悔すると思うので妥協はなるべくしない方がいいと思います。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

特にありません。急ぎ過ぎるのもいけないと思いました。

5.引っ越し後のトラブル

風呂・トイレが一緒なので、お風呂の湿気でトイレがジメジメする。トイレットペーパーなどが湿気で気持ち悪い。その為か、カビが生えやすい。

6.引っ越しして、良かった事

6-1.部屋探しの良かった点

引っ越して、今まで住んでいた所と違うのでリフレッシュできた気分になり、近所の人とも仲良くなり、毎日が楽しいです。

6-2.そう思った理由は?

これまで住んで居たところから、離れ、新しい生活を始めるのは不安ですが、新しい出会いなどもあり、人生が広がった感覚があります。

6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

いえ、ありません。

7.部屋探しのアドバイス

家賃だけにこだわらず、自分の思っている理想のお部屋に近い部屋を選ぶのが1番良いと思います。長く住むんだったら、尚更慎重に選んだ方が良いと思います。結局、理想のお部屋が一番節約できます。

8.仕事絡みの部屋探しの失敗

全く知らない地に行くので、何も分からず1人で不安です。何かあっても誰も助けてくれないので、自分で生きていかなければなりません。

9.不動産会社の選び方

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

会社からの紹介で不動産屋さんが決まっていたので、その不動産屋さんに頼みました。対応も良く、当たりな不動産屋さんでよかったです。

9-2.不動産会社に期待するは?

引っ越し業者と連携して、部屋決めから荷物を運んでくれ、引っ越しまでしてくれるサービスがあるととても便利だと思います。

>>弊社では一都三県内での単身・一人暮らしのお引っ越しであれば、提携しているファミリー引越センターを通常価格から30%オフの値段でご紹介できます。このサービスを使って、賢くお引っ越してください。きっと最適なプランを紹介してくれます。

競争が激しい引っ越し業界は他社に負けないため、30%もの広告費がお見積りに載っていると思うのと、怖いですね。多くの人が使っている相見積もりの引っ越しサイトとか、実際は相見積もりサイト運営者や間に入っている代理店にいくら払っているのか、気になります・・・。

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について

実家からの独立ということで初めてのお引っ越しをされたとのことで不安も多かったかも思います。今回は、バス・トイレ別のお部屋にしなかったことを後悔されていました。今回のポイントは二つあります。

10-1.最初はあくまで練習台

最初からパーフェクトな物件に住むことはできません。これは私の経験上と実務でお客様とお話していても思います。あくまで最初は練習です。今回のお引越しで「バストイレ同室はNG」ということが分かったので次回に活かしましょう。

家賃の安さや部屋の広さを考えると最初に経験してみて正解だったと思います。確かにトイレットペーパーや床が濡れるので大変だとは聞きます。足ふきマットを常備する、トイレットペーパーは用を足すときだけに持っていくと徹底している人もいらっしゃるようですので、今後の参考までに。

10-2.選ぶのは家賃だけ?広さは?築年数は?

今回は家賃だけで決めてしまったことで色々と後悔をなさっていました。広さや築年数は、もし今実家に住んでいるのであれば、実家の築年数と部屋の広さを参考にしてみて下さい。6帖でこの広さか、築20年経っているとこんなものかというものを肌で感じることが出来ます。

築年数が古くても、管理会社のサポートがしっかりしているところであれば、水漏れや建具の建付け不良が起きても安心ですね。予め管理会社をネットで検索することも、いいお部屋探しのコツです。是非、次回のお部屋探しでは以上の点を踏まえて、いいお部屋に巡り合われることを願っています。

前置きのところで書いた関田さん的、論理的な断り方をキチンと書いてくれていました。他にも、敷金・礼金の記述についても書かれています。

ほとんどの方は将来自分が支払うことになる家賃や仲介手数料、初期費用を気にしていますが、実は敷金・礼金も業者によって異なる場合があります。実はお客様に紹介する資料にこの金額を上乗せしている物もあります。もちろん、上乗せされた分は営業マンの懐へ・・・。

同じように、更新料については、物件が多く、空室が目立つような地域は無い事が多く、一方で東京23区など借り手が多く、物件が少ない地域では、更新料を取るのが一般的になっています。

等はすごく参考になると思いました。同じお部屋、マンションでも他のサイトではどう書いてあるのか?キチンと確認して、最もリーズナブルな先に問い合わせるのが良いと思います。仲介手数料ゼロのお部屋でも、礼金が一ヶ月上乗せされていたら結局、同じですから。

他にも、仲介手数料が無料の物件に関して、ほとんど全ての仲介手数料ゼロ物件は優先紹介してもらうために大家さんから別途広告料が出ているのは有名な話ですが、仲介手数料ゼロをうたっていない場合には、多くの営業マンはこの広告料が出ている物件を選ぶように紹介や現地案内の流れを考えています。なんと言っても、報酬が二倍もらえますから、当たり前ですよね?

例えば、物件を紹介や案内している中で、タッチの差で申し込みが・・・とか、実は隣りの人がうるさいらしく・・・、大家さんが変な人みたいで・・・とか、確かめようがないネガティブな情報を出し、あなたにそれは困ると思わせます。厄介なのはどれもウソなのか、ホントなのか確かめづらい事です。

その為、これから部屋を借りる側が多くの選択肢を準備しつつ、費用を安く、良い部屋を選ぶためには自分である程度知識を付けないと、気持ちよく騙される可能性が高いと思います。特に、オンライン化が進むにつれ、その傾向は強まると思います。

私たちはこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。

念のため、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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馬場 紘司

この記事を書いた人

馬場 紘司

事例を基に後悔のない取引を目指し、2013年以降40件以上の不動産取引を経験。現在は投資や居住用の不動産を中心に売却価格を上げるリノベーションなど建物の改修に注力。宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級、住宅ローンアドバイザー。>>その他詳しい実績はこちら

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