引っ越し経験が3回以上の男性596人の部屋探し、失敗確率は45%

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引っ越し経験が3回以上の男性596人の部屋探し、失敗確率は45%

1.部屋探しの経験が3回以上の男性596人のグループ

失敗診断はあなたに部屋を決める前に引っ越し後に起こりうる失敗やトラブルを知り、自分にあった部屋を賢く選ぶことで無駄な引っ越しを繰り返し、時間やお金を消耗することを避けて頂くために作っています。

診断を参考に部屋探しは他社がまだやっていないため、『どうして、診断?』と思うかもしれません。でも、先が読めないこんな時代に、私たちと関わった方には、引っ越し後に起こる失敗やトラブルを事前に少しでも知ってもらい、対策を打った上で部屋探しを行うことで、なるべく損をしてほしくないと思い、作り始めました。

なぜなら、2018年に弊社が700人の方に行ったアンケートで、70%近い人が部屋探しや引っ越しで失敗や後悔したことがあると答えているからです。さらに、これまで部屋探しに関する過去の失敗やトラブル、そして、引っ越しの良い事・悪い事は、不動産会社の担当がお部屋の内見時や店頭での面談時に軽く話すことが多かったと思います。

しかし、コロナウイルス対応や人手不足による効率化を求めたオンライン化の影響で、このような意味のあるムダ話が出来る環境ではなくなってしまい、引っ越し経験者の方でも失敗や後悔の少ない部屋をスムーズに選ぶのは極めて難しくなり、失敗や後悔がこれからもっと増える可能性が高いと考えています。

繰り返しになりますが、今回は部屋探しの経験が3回以上と慣れている男性の引っ越しの失敗例596件を参考に、自分の部屋探しの条件や対策を考え、効率よく、自分にあったマンションや部屋に引っ越す事を目的に作成しています。具体的には、このグループに属する部屋探しや引っ越し例をテキストマイニングで分析し、注意すべき点や引っ越し後に起こりうるトラブル等の解決策をまとめています。

この円グラフは、同じグループの方に引っ越し後の不満の度合いを聞いた結果です。今すぐ、引っ越したい又は次の更新までに引っ越したい等、短期の引っ越しを繰り返す可能性がある方が45%近くとせっかく時間を掛けて、部屋を探し、お金を払い、引っ越したのに辛いものがありました。その為、この記事を読み、自分にあった部屋を見つけ、大切な時間やお金を少しでもムダにしないよう対策を練ってみてください。

1-1.あなたのグループ

男性×引越し経験回数3回以上

1-2.あなたの性別

男性

1-3.引越しの経験回数

我々が行ったアンケートでは、男性で引っ越しを行った事例の内、部屋探しや引越しの経験回数が3回以上の割合は50%を切っていました。後述しますが、引越し経験回数が少ない程、失敗又は後悔する確率が高いことがこれまでの経験から分かっています。

その為、3回以上部屋探しを経験されているあなたは変な部屋を選ぶ可能性はかなり少なくなっていると思われます。ただ、無駄な引っ越しを繰り返し、時間だけでなく、お金もムダにすることが無いよう念のため、注意が必要です。

1-4.引っ越し後の間取り

引っ越し経験が3回以上の男性の部屋探しに関するデータを棒グラフにまとめました。ここでも1Kの間取りへの引っ越しは多いものの、その後、1LDK、2LDKが続いていることから、一人暮らしだけではないことが分かります。

ただ、意外だったのは1R<1Kが圧倒的だったことです。倍以上離れており、玄関から居室部分が丸見えの1Rと比較して、ドア一枚あり、プライバシーが守られる1Kの方が男性においても人気となっていました。なお、引っ越しの経験が増えるにつれ、部屋探しのポイントがつかめ、また、一人暮らしだけでなく、二人暮らしやそれ以上の家族での暮らしが増え、間取りも1LDK や2LDK、3LDK等多様になってきます。

1-5.引っ越し時の年齢や職業

引っ越し経験が3回以上の為、2回以下のグループと比べ、年齢も相対的に上がってきています。特に、30代が一番多くなっています。また、働き盛りの社会人の単身赴任も多く含まれていました。他にも、2回以下のグループと比べて、学生の割合が減り、自営業やフリーランスの方の割合が増えています。

1-6.引越しの理由

30代の社会人が一番多いということもあり、入学・進学や自立のための一人暮らしが大きく減り、転勤や条件改善、転職などがランキングの上位に来るようになっています。

引っ越しの理由には下記の様な意見がありました。

  • 会社の配属先都合のため。
  • 転職後の勤務地が住まいから遠く、睡眠時間が削られていたため、通勤時間を短縮したかった。
  • 少しお金に余裕ができたのと立地条件が良かった事が理由です。

2.お部屋探しやお引っ越しの不安

※596件の引っ越し事例の不安部分をデータマイニングした結果です。

このイメージは、引越し経験回数が3回以上の男性に関する不安をAIでテキストマイニングした結果です。あなたと同じグループの方がお部屋探しを行う時に、どのような不安を持っていたかこれを見るとザックリと分かると思います。この表の見方は、文字のサイズが大きいほど、不安に思う傾向が高いことを意味しています。その為、後述の通り、あなたのグループは『騒音』、『引っ越し業者』、『隣人』、『治安』、『家賃』を部屋探しの時に不安に感じていることが分かります。

このグループの方からは比較的少ないですが、部屋探しの経験が少ない方や遠方引っ越しの方など、どの部屋が自分にあっているのか自信がない方からお引っ越しの手順や手順別の注意点を知りたい要望は弊社にも来ています。そのため、弊社では4,000件を超える部屋探しの失敗例を基にお引っ越しの手順とその注意点をまとめた冊子を作り、これからお引っ越しを行う人向けに無料で配布しています。なお、データが集まる度に、内容や数字の改修を繰り返しているため、個別に配布しています。ご入用の方は当ページのお問い合わせ等より、ご連絡下さい。確認し、個別に対応していきます。

2-1.主なキーワード:

・騒音(音) 84/584 14.3 %

・業者(引っ越し) 81/584 13.9%

・隣人(近所) 80/584 13.7%

・治安(トラブル) 78/584 13.4%

・家賃 58/584 9.9%

ここでは、596人中、何名の方がキーワードを使っていたかを表示しています。既に一人暮らしを経験している人が多く、経験が少ないグループと比べて、一人暮らしや家賃、生活費などに関する不安は少なく、騒音や隣人、治安、トラブルなどが上位に来ていました。ここら辺は実務でやっている通りの結果となりました。

2-2.AIによる不安の抜粋

  • 学生マンションでしたので、騒ぐ人がいないか不安でした。
  • 必要となる家電を購入しなければならないことです。
  • 駅から近かったのですが騒音が酷くないか心配でした
  • 実際は心配のし過ぎで何も問題ありませんでした。
  • 引越し業者が安いが大丈夫かなと不安になりました。
  • 周辺状況をあまり確認せずに決めてしまったことです。
  • 初めての都内への引っ越しだったので治安が不安だった。
  • 周辺環境に重大な問題が無いかどうか不安でした。
  • ある程度住んでみないと近所の事情はよくわからない。
  • これは住んでみないと解らないと思いました。

このグループの方は30代の社会人が圧倒的だったため、実家が・・・とかの不安はありませんでした。ただ、引っ越し経験回数が3回を超える方でも、住んでみないと分からないという意見が一定数ありました。引っ越しや部屋探しは慣れてくるからこそ、無駄な引っ越しで時間もお金も損をしないために過去の経験を踏まえ、しっかりと確認をして、進めて下さい。

ちなみに、データから部屋探しに慣れてくると、現地や周辺調査を疎かにする傾向にあることも分かりました。

これらの不安を解消するため、事前に現地を見たり、不動産屋の担当に周辺環境、例えば、建物の共用部や周りにスーパーやコンビニ、病院などの生活利便施設があるかどうかを確認し、部屋を決めることがとても大切だと思います。

2-3.他にも、こんな不安も・・・

  • 近隣の住人に変な人がいないか。
  • その地域の治安が悪くないか
  • 引っ越しを作業してくれる人はちゃんと教育されているのか、家を汚されないか心配。
  • 引越しする荷物紛失や破損がないか心配でした。
  • やはり住んでみないと分からないので、あまり期待もせずに探しました。
  • 以前よりも高額な賃貸物件に引っ越したため、家賃が継続的に払えていけるかどうかが不安だった。
  • 敷金、礼金がないところだったので出る時にいくらくらいかかるのだろうと不安でした。
  • 初めてのマンションなので、管理費や駐車場代などいろいろ経費がかかることに不安がありました。
  • 会社の社宅として借り上げ物件での選定でしたので賃料の上限がある程度決まっており、足が出た部分は自腹となります。

引っ越し経験回数が増えてくると、自身の成長により、高くなる家賃を不安に思う意見が増えてきます。過去の引っ越しでトラブルを経験することで質の高い、家賃も高い物件を選択する傾向にあるようです。ただ、家賃が高い物件こそ、失敗したときには仲介手数料や礼金等の経済的な損失は大きくなります。その為、高い家賃を払えば、必ずしも安心を買えるわけではないので安易に選ぶことが無いようにしましょう。

3.同じ失敗を繰り返さないために

※596件の失敗事例の失敗をデータマイニングした結果。

既述の不安同様に、引越し経験回数が3回以上の男性の失敗談をAIでテキストマイニングを行いました。その結果から、あなたと同じグループの方がどのような失敗や後悔をしているかイメージできると思います。

私たちは『引っ越し後にあなたが後悔しないため、多くの引っ越しの失敗に学ぶことはとても大切』だと思っています。注意すべき点は、不安視する項目には無かった、『内見』が上位に挙がっていることです。

3-1.主なキーワード:

・騒音(音) 101/596 16.9%

・業者(引越し) 80/596 13.4%

・家賃 47/596 7.9%

・内見 27/596 4.5%

ここでは、596人中、何名の方がキーワードを使っていたかを表示しています。不安にはなかった項目として、業者や引っ越しが上位に入って来ました。部屋が無事に決まったけど、引っ越し業者が見つからなかった、又は引っ越し業者が家具をキチンと運んでくれない等稀にあるようです。

100件以上上がっていた隣人や騒音問題がこのグループでは一番の失敗になりました。建物内での騒音問題なのか、それとも、外部からの騒音問題ないのかで対策が分かれます。前者の場合、建物の構造を意識して、部屋を探すのが良いと思います。後者の場合、周辺の繁華街、高速道路・幹線道路、そして、一階の部屋を選んだ時の駐車場が近くで毎朝うるさかった等がありました。なお、電車による騒音は部屋探しの段階で判断が出来るので、ここではあまり出ていません。

3-2.AIによる失敗の抜粋

  • 静かではありますが、大きな買い物をする度に苦労します。
  • 取り立てて、引っ越しの時の失敗や後悔はありませんでした。
  • 部屋探しで後悔したことは一度もない。
  • 隣部屋との壁が思った以上に薄く感じたことです。
  • 部屋を空気清浄機などかけておかないといけないと思いました。
  • 殆ど失敗はしたことはないと思っています。
  • 内見できない物件もあるようで、見れずに後悔しました。
  • 内見のときは昼間が多いので、それ以外の夜間の交通量や騒音は分からないこと。
  • ベランダが思ったより狭くて、洗濯物を干すときに苦労する
  • 構造が軽量鉄骨だった事は、失敗したと思いました。
  • 希望の部屋が、まだ居住者がいて内見できなかったこと

部屋探しの経験がある人が多く、失敗や後悔をしたことが無いという意見もありました。ただ、その中で内見について、いくつか書かれていました。例えば、人気物件や繁忙期などは時間帯が制限される場合や前の入居者がまだいるため、部屋の改修中でしっかりと確認出来ない物件がある点に注意が必要です。なお、どうしても確認しておきたい点などは不動産会社へしっかりと相談することが大切です。例えば、色々な写真や動画などを後で撮って来てもらい、それを確認して、申込をするなども可能です。

3-3.他にも、こんな失敗も・・・

  • 強いて言えば、駐車場がちょうどよい場所がなく、非常に停めにくいという事が失敗でした。
  • 割安だと思って、決めたけど、なぜ長期間空き部屋になっているのかも気にするべきだった。
  • 引っ越しは数回した事ありましたが、やはり部屋探しは慣れないものでしたので、不動産屋さんに任せきりにしてしまい、余計な費用まで取られてしまった事です。
  • 初期費用のトラブルも散見されました。
  • 事前の下調べ不足です。
  • あまり深く考えずに安さ重視で部屋を簡単に決めてしまった事です。
  • 間取り図だけを見て部屋を決めてしまったことです。
  • 駅から遠いこと
  • 不動産会社の人にもそんなに西日も入らないと言われていましたが、西日がかなりきつかったです。帰宅時も暑かった記憶があります。

慣れている方が多いため、間取り図だけで内見をしないで決めている方もいました。その為、下調べ不足や内見関連の失敗が多く挙がってきています。失敗例を分析した傾向として、敷地内の駐輪場や駐車場の場所や日当たりなど、自身が重要だと思うことは内見時にしっかりと確認した方がいいと思います。

その他、初期費用に関して、余計な物が掛かってしまったという人もいて、経験者であっても全て丸投げで進めると後悔してしまう事があるようです。このグループの方は引っ越し経験が多いがゆえに、不動産会社を上手く活用しているケースが多いですが、自分にあう物件選びの基本は内見だと思っています。

>>多くの人が引っ越し先を選ぶときに条件に上げる日当たりに関して、『一級建築士に聞いた賃貸マンションの内見時に確認したい、日当たりの有無やその大切さ』についてはこちらを見てみて下さい。主なポイントとしては、以下の通りです。

  • 3種類の日当たりとは?
  • ライフスタイルを考え、日当たりを選ぶ
  • 直射日光のメリットやデメリット

4.実際にあったお引っ越し後のトラブル

※596件の失敗事例のトラブルをデータマイニングした結果。

既述の不安同様に、引越し経験回数が3回以上の男性のトラブルをAIでテキストマイニングを行いました。その結果、あなたと同じグループの方がどのようなトラブルを経験しているかイメージできると思います。注意すべき点は、『カビ』、『水漏れ』、『虫』といった実際に住まないと分からない部分に対するトラブルが挙がっている部分です。

先ず、カビと水漏れは同じ原因のことが多く、上階や外壁からの漏水か部屋自体の風通しが悪く、換気が悪い場合です。例えば、オンライン内見では難しいですが、部屋に入った時にどうも水臭い部屋は避けた方が無難です。水漏れ、結露、カビは連鎖することが多いので気を付けて下さい。

次に、虫についてですが、これはオンライン面談時など担当者に確認することもできると思いますが、建物と部屋を実際に訪れ、内見しないと事前に対策が出来ないと思います。

その他、経験者であっても、内見前など事前に対策を練っていかないとちょっとしたトラブルに遭う可能性が高まります。色々なトラブルを知るために過去の事例を見ておくのは意味があると思っています。

4-1.主なキーワード:

・騒音(音) 219/596 36.7%

・隣人(隣) 108/596 18.1%

・カビ 50/596 8.4%

・水漏れ 41/596 6.9%

・虫 37/596 6.2%

引っ越し後のトラブルは大きなものから細かいものまで沢山ありました。例えば、騒音、隣人、そして、虫などはよくあります。他にも、換気がうまくいかない場合はカビ、そして、アレルギーとかも考えられます。周辺環境や建物の構造によるトラブルはそうそう変わらないので、『この部屋でどんなトラブルが過去にあったか?』を担当者に確認し、教えてもらうことがとても大切だと思います。

例えば、このページのコメントのように、後から自分が住んだ部屋が事故物件だったなんてこともあります。言われないだけで、予想も出来ないトラブルが結構起きているので、どんなに奇麗な部屋でも事前に一言、『この部屋でどんなトラブルが過去にあったか?』を必ず聞いてください。

4-2.AIによるトラブルの抜粋

  • 入居後には特にトラブルはありませんでした。
  • 一度だけ家賃を滞納してしまったことがあります。
  • 鍵の紛失、隣人の騒音トラブルがありました。
  • トラブルというほどのことはありませんでした。
  • 退去する際にトラブルが起きたことがあります。
  • 隣人等の騒音やストーカーのトラブルがありました。
  • 風呂場の排水が少し悪かったことがありました。
  • 隣人の騒音でストレスが溜まった時がありました。
  • 虫が大量に発生したことがあり気持ち悪かった。
  • 隣人の騒音には参った経験があります。

経験豊富な方たちの為、『トラブルなし』との意見が一定数を占める一方で、隣人との騒音トラブルやトイレ・風呂等の水回りのトラブルが大半を占めました。騒音に関しては建物の構造選びのところで鉄筋コンクリート造、特に5階以下の壁芯構造の建物を選ぶと良いとされています。ただ、最近は技術が発達し、柱や梁がシッカリしているラーメン構造の建物でも問題ないようです。

その他、水回りのトラブルに関しては、内見時に実際にいじってみるだけでなく、面談時に担当者に水回りのトラブルに関して、確認しておくが重要だと思います。そうすることで過去のトラブルを確認するができますし、内見時の着眼点とすることができます。

4-3.他にも、こんな失敗も・・・

  • トイレの水漏れは大変だった。
  • 水回りのトラブルは決まって深夜に起こるから難儀してしまう。
  • エアコンの故障があり困りましたが管理会社に連絡したらすぐに新品にかえてもらえました。
  • お風呂場のシャワーの水圧が弱かった。
  • 水道の勢いが弱く、調整をするために業者を呼ぶことになった。
  • 自分の過失ですが、鍵の紛失を複数回経験しました。

意外な所で意見を集めたのが、『シャワーの水圧』です。自分も内見時にはチェックしていますが、直結式の建物で6階以上は稀に弱い事があります。その為、建物の屋上に貯水槽がある物やキチンと機械で水を上まで上げる構造の建物の方が水圧に関しては安全だと思います。もし、気になる方は内見事に自身で確認することを忘れないようにしてください。この辺りはこだわりがあると思うので。

なお、水回りのトラブルですが管理会社へ連絡することで対応してもらえることもあるようです。事前の確認でトラブルを避けつつ、トラブルが発生した場合はすぐに連絡し、対応してもらいましょう。他にも、インターネットでトラブルの対応をしてくれる業者を探すことが出来ます。ただ、失敗例にあったんですが、これは後から精算することが出来ず、結局、自腹になったとありました。

その為、外部業者に頼むときには、事前に管理会社に確認が必要です。個人的におすすめしたいのは駆け付けサービスにきちんと入っておくことです。二年間で15,000~20,000円程度なので、月ベースでは600~800円で24時間365日いつでもタダで対応してくれるのでリーズナブルだと思います。

漏水など水回りのトラブルだけでなく、ガラス割れ、鍵紛失、他にもストーカー対策やホテル一泊なども付いているサービスがあるので、遠方引っ越しで近くに知り合いがいない方や一人暮らしをする方はすぐに助けてくれる方が居ないと思うので、遠方引っ越しの方などは個人的には入っておいて損はないと思います。念のため、駆け付けサービスについて、まとめてある記事はこちらです。

5.お引っ越しで良かったことや成長したこと

※596件の失敗事例の良かったことをデータマイニングした結果。

これまで同様に、引越し経験回数が3回以上の男性の引っ越して、良かったことや成長したことをAIでテキストマイニングを行いました。その結果から、あなたと同じグループの方が引っ越しをどう思っているかイメージできると思います。トップキーワードは『仕事』、『環境』、『家族』、『経験』、『一人暮らし』でした。実家を出て、初めての環境に遭遇することで人間として、そして、生活力が成長できたという意見が多く見られました。

5-1.主なキーワード:

・仕事 64/596 10.7%

・環境 44/596 8.9%

・家族 46/596 7.7%

・経験 29/596 4.9%

・一人暮らし 25/596 4.2%

転勤・転職などの仕事関係の引っ越しが多いものの、住環境や通勤環境の改善目的に引っ越している人が多い様です。

5-2.AIに良かったこと・成長できたことの抜粋

  • 職場からも比較的近く、通勤ラッシュも少ない路線のため、ノンストレスで仕事に取り組める。
  • 家族と離れて暮らすことによって、自立した暮らしが出来るようになったので良かったと思います。
  • お店が近くにあるのが良いと思いました。
  • 行きやすい生活はできていたと思っています。
  • イオンやコンビニ等が、近くなったので良かったです。
  • 悪い方に影響したことは特にありません。
  • 近くにスーパーやコンビニ、バス停がありとても便利でした。
  • 全て自分でこなす為、自立することができた。
  • 近くに24時間やってるスーパーがあるので助かっています
  • 足りないモノがあれば、すぐに買いに行けます。

スーパーやコンビニ等の生活利便施設が近くにある建物に引っ越してよかったという人が多くいました。他に『仕事』を最優先に物件を選んでいる方が多いようです。また、『家族』と離れることで『環境』が変わり、新たな『経験』をして、人間的に成長できたという意見もありました。

5-3.他にも、こんな意見も・・・

  • 生活の環境が変わることは新しい気持ちになれると思います。
  • 県庁所在地のJRの駅まで徒歩5分、県庁、市役所まで徒歩10分、ショッピングセンターまで徒歩5分と、とてもエコで健康的な生活が送れています。
  • 生活の環境が変わることは新しい気持ちになれると思います。少なくとも自分は前向きな気持ちで生活できました。
  • 値段交渉なども少し勇気をもってすると、交渉してくれます。
  • 自分が体調を崩したことが原因の異動だったので、自分の体調管理の見直しを出来たこと。
  • 社会経験するにはいいと思います。
  • 社会の仕組みもわかりますし、こんな所にもお金がかかるのでびっくりすることも!
  • 親の凄さもわかりました。

引っ越しの経験が少ない方と同じで引っ越しを行い、自分を見つめなおす機会にする方も居れば、親のありがたみを再確認できた方も居ました。せっかく時間とお金を掛けて、引っ越すので、新たな経験や環境の変化を自身の成長へと繋げてほしいと思います。

その他、金銭的自立から不安を感じる方も居ました。引っ越しの経験はあるものの、親元を初めて離れる方は生活に無理のない家賃とするように気を付けて下さい。4,000を超える失敗例を見てきて、理想を実現するためのお部屋選びのポイントは以下の通りです。

・家賃の目安はお給料の4割~3分の1以下(年収の25%をお勧めしています)にする

・部屋で過ごすことの多い時間帯にお部屋の内見に行く

・快適に通勤出来る時間を考える

・最寄り駅~家までの生活・買い物導線を考える

この辺りを軸にお部屋を探すと、失敗しないと思います。デザイナーズマンションはカッコよく、良いですが、先ずは失敗しない様、守りを固め、その中で見た目や便利な設備などを攻めると良いと思います。

6.お引っ越しの失敗やその対策まとめ


※596件の失敗事例の失敗の理由やアドバイスをデータマイニングした結果。

引越し経験回数が3回以上の男性から直接伺ったアドバイスに対し、AIを用いたテキストマイニングを行いました。その結果から、あなたへ適したアドバイスを提供することができます。これまで、このようなデータは担当者の頭の中にはありました。しかし、ウイルス対策や効率性を求め、オンライン化が進み、無駄なおしゃべりが減ることでお部屋の案内時や契約時に貴重な情報が出てくることが減りました。

今回、600件近い引っ越しを分析し、ある程度傾向を分かって頂けると思っています。

6-1.主なキーワード:

・業者(引っ越し) 127/596 21.3%

・不動産 84/596 14.1%

・環境 36/596 6.0%

・妥協 31/596 5.2%

・家賃 28/596 4.7%

引っ越し経験の少ない人同様、業者や不動産選びが数多く、上がっていました。その他、家賃や妥協、住みやすい等も出ており、生活していけるか、住みやすいかは大切な指標になっているようです。

6-2.AIによるお引っ越しの失敗やその対策まとめ

・昼間だけではなく、夜も内見してみること

・妥協せずにしっかりと質問や相談をすること

・選べる部屋の幅を持っておくと良いと思います

・お部屋を探す時には優先順位をつけることが大切です

残念ながら、予算を考えた上で、希望全てを満たす物件に出会えることは余り多くありません。そのため、自分の中で優先順位を決めることをまず初めに行ってください。それから、優先順位を不動産会社へ伝えた方が紹介される物件の精度が高まり、スムーズに物件を決めやすくなります。物件を決めなくてはならない時期は徐々に迫ってきます。ただ、焦りは禁物です。繁忙期など、選択肢が少ないと、焦って決めてしまうことがあります。その時に、正しい判断が出来るよう、自身が『これは譲れない』という優先順位を面談前に考えておいて下さい。

スマホで自分のいくつかの部屋をピックアップし、それだけで決めてしまう人もいますが、失敗例を分析していく中で、色々な失敗やトラブルが見つかるため、可能であれば、不動産会社の担当の意見も聞きながら、部屋を選んだ方がいいと思います。自分の思い過ごしがあったり、一人の知識だけでは分からないポイントもあるため。また、今回のようにたくさんの人の失敗を生かし、部屋を探す場合等、自分で思いつかなかったことも実際にはあります。その為、アドバイスを聞きながら、部屋を決めるのは失敗を未然に防ぐために良い事だと思います。

6-3.他にも、こんな意見も・・・

  • 「なるようになるさ!」の精神で引っ越しをする事をオススメします。
  • 様々な条件下のもと部屋探しをすると思いますが、重要視する項目を順位付けし、優先度が高い項目重視で探すことを勧めます
  • 部屋選びの際は、曜日を変えて何度も見学しに行くだけではなく、可能であれば時間帯も何度か変えて見学しに行くとトラブルを起こしそうな隣人を避けられます。
  • 引っ越し業者は当たり外れがあります。
  • 何事も経験なので、トラブルが起きても、まず、慌てないことです。
  • 近隣には、ちゃんと病院やコンビニなど衣食住がそろっているか。

夜の騒音や道明かりなど、夜でないと分からないことも多くあります。住宅街にある場合、街灯が少なく、歩いていて不安になることもあります。その為、最本命の物件は少なくとも一度は現地を確認するようにしましょう。ちなみに、遠方の場合等、夜の状況確認は不動産会社を上手く活用するのも手です。

これは実務の経験からなのですが、物件を相談する際は質問する勇気を持つことが大切です。質問をせずに最後に後悔するのは自分です。その為、質問・相談リストを事前に文字に起こし、メール等で確認することをお勧めしています。既に経験しているかもしれませんが、不動産会社の担当は忘れることが多く、口頭で質問しても忘れていることが多いです。その為、事前にメールで伝えるのも良いと思います。これなら、伝え忘れも防止することができます。

最後に、実際に駅や街を見て、お部屋の内覧をした方がいいと言ったものの、遠距離引っ越しの方など、距離的な都合等で内見がどうしてもできない場合もあると思います。その場合は不動産会社を上手く活用し、できるだけ情報を集めるようにして下さい。なぜなら、一人暮らしの場合でも、引っ越し一回で1ヶ月程度、そして、30~40万円も掛かり、海外旅行が出来、安いロレックスも買えてしまう価格です。経済的な問題もそうですが、もちろん、見知らぬ土地で後悔し、ストレスを抱えることがないために、きちんと確認し、引っ越し先を決めるようにしてください。

以上、引っ越し経験が3回以上の男性の引越失敗診断結果でした。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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