C.解決事例(お客様の声)

自宅の隣が空き家、管理がされてなく困っています。

相談者:30代男性

解決までにかかった期間:2ヵ月

1.トラブルの状況

自宅の隣は10年前住み始めた時から空き家です。おそらく当時住んでいた方は亡くなられて、そのご兄弟がいくらか持ち分を持っている状態だと思われます。

当時住んでいた方の息子さん達が物置として使用しており、時々家にきます。しかし、あまり頻度が高くないため、管理がされず、雑草は伸びきった状態で少し困っていました。加えて、風が強い日に屋根の一部が飛んできたり、夏は蜂が巣を作ったりと、限界に達していました・・・。

2.相談時の状況

たまに来る息子さんに連絡先を聞いていたのでまずは連絡しました。その方の叔父にあたる方に連絡をしておくとのことでしたが、一向に改善されませんでした。

私の家には子供達も住んでいるためとても心配でした。息子さん達に連絡しても解決しなかったため、役所に相談しました。

現在の持ち主について伺いましたが、個人情報のため教えられないとの事でした。そのため、可能な範囲で役所から連絡を取っていただくことになりました。ちなみに、蜂の巣に関しては、駆除用の機材を貸していただきました。

3.実際に行った対応やその後どうなったか?

その後、今の持ち主らしき方が直接家へ謝罪にきて、今後しっかり対応するとの事でした。子供もいるのでお願いしますと伝え、雑草の件、屋根の件、蜂の巣の件を伝えました。

雑草はしっかり刈り取って頂き、屋根にはブルーシートをかけていました。現在、屋根のブルーシートは、大分くたってきて、かすがこちらに落ちてくるようになりました。雑草については、今も気にならないぐらいです。結局、蜂の巣は駆除されなかったため、自分達で駆除しました。特に、蜂の巣に関しては、戻り蜂がくるという事なので、次の夏が心配です。

4.空き家トラブルで困っている人へのアドバイス

家を買った時はサイズ感、駅からの距離、値段など希望条件とピッタリだったため、周辺の状況を確認せずに決めてしまいました。今となれば、隣が空き家かどうかぐらいは調べられたのではないかと思います。

家を買うときは、しっかり周辺がどんな状況であるか、確認する事をお勧めします。隣が空き家のため、大きい声を出したり、子供達が騒いだりしてもトラブルになりにくいというメリットはありますが、やはりどなたか住んでいる方が安心だと思います。
まず家を探す際は、周辺に空き家がないか確認する事が大事だと思いました。

あまり文句を言い過ぎると他のトラブルになる可能性もあり、難しい面もありますが、空き家の持ち主をしっかり把握し、連絡を取れる状況にしておくことが重要だと思いました。

5.空き家トラブルを振り返って

5-1.なぜ、そんなに時間が掛かってしまったのか?

息子さん達に連絡をしたものの、中々動いてくれなかった点だと思います。

5-2.今回のトラブルでの失敗や後悔、その解消法は?

空き家の関係者に連絡をしたらすぐに来てもらえるという状況を作るのが望ましいです。
我々が役所に電話したことで危機感を募らせ、その後解決したのは良かったです。

持ち主の方は住んでいないので、現状を把握できていない場合があります。我々は、毎日過ごす場所なので、とても危機感を募らせていました。役所には、『こちらから持ち主の方に直接連絡出来状態でも、スピード感を持った対応をお願いしたい』と思いました。

6.アリネット担当者のコメント

全国で空き家問題が深刻化するなか、こういったトラブルも稀ではありません。時々所有者の方がいらっしゃるのであれば、その方に雑草やハチの巣の件を処理するようしっかりお願いをしましょう。

ハチの巣に関しては、生命に危険を及ぼすものは役所や警察にも相談は出来るそうです。

ご相談者様は隣人として頭を悩まされていますが、目の届かない空き家を持っているということはさまざまなトラブルに発展しかねません。空き家を持っている方は、ご売却の相談を不動産業者へしましょう。

面談時に聞かれることの多い、実際に空き家を放置した時の毎年のコストをこちらのページにまとめておきました。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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