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先人の知恵を部屋探しに生かすため、『彼を知り己を知れば、百戦してあやうからず』で有名な孫氏の兵法を読みました。孫氏の兵法自体は三国志の曹操や甲斐の武田信玄、そして、『余の辞書に不可能の文字はない』で有名なナポレオンが参考にしたと言われています。
その中で、自分が思う、部屋探しや引っ越しに使える教えを以下3つにまとめました。
1.彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
建物や部屋の状況を知るのは当たり前ですが、引っ越しで後悔をしないために、自分の状況を知っておくことも大切です。
分かっているつもりでも、客観的に自分を見るのは大切ですよね。
2.先ず勝つべからざるを為す
理想やうまく行く事よりも、先ずは部屋探しで失敗しないよう、自分にあったチェックポイントを潰すことがとても大切です。
3.人を致して人に致されず
・・・前置きが今日も長くなってしまいました。すみません、3.の続きは考察の方で。失敗例スタートです。
第2454回目の今回は、イラストレーターをしている30代の男性自営業の方にお話を聞きました。2012年4月の一人暮らし・自立を機に、関東地方から関東地方への1DKでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
関東地方から関東地方へ、一人暮らし・自立を理由に引っ越しされた方で、、に関して、強い不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
実家暮らしでしたが、四畳半の部屋だったため、手狭に感じるようになりました。そこで室内で仕事が快適にできるように部屋を借りる事にしました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
初めての一人暮らしでしたので、健康的な食事ができるよう気を付けたいと思いました。鍋料理などを中心に野菜多めのヘルシーな食事を心掛けようと思いました。
2.引っ越しまでの期間とその理由
結局、三ヶ月程度掛かりました。引っ越しが初めてだったため、要領を得ずに戸惑いました。引っ越し慣れしていればもっと早く引っ越しが済んだと思います。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
何も分からず不動産屋に入る事すら不安でした。変な部屋に住む事になったら怖いなと思いました。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
初めての引っ越しなので、どうやって始めればいいか、よく分かりませんでした。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
不動産屋の人と二人で自動車に乗って物件を見に行くことになりましたが、初対面の人と二人で自動車に乗るのが怖かったです。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
部屋がリニューアルされていたのはいいですが、ペンキの成分のせいか、肌が荒れて困りました。内見時にはわからなかったことでした。
4-3.失敗再発への対応は?
内見した状態で部屋のペンキの塗り直しの必要などを感じなかったら「もうこの状態のままで済ませて欲しい」などと不動産屋さんに話せば良かったです。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブル
ペンキの塗り直しのせいか、肌が荒れて困りました。このままでは住めないと思ったので、空気清浄器を購入しました。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
引っ越しの手続きは煩雑で子供にはできないと思うので、引っ越しができた時点で大人になったような気がしました。
6-2.そう思った理由は?
はじめての一人暮らしで色々な事が分からず、自分で調べ、契約も行いました。これまで経験したことが無かったので、自分も大人になったものだと思いました。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
特にありません。
7.部屋探しのアドバイス
引っ越しをする前に自分が新居に求める条件を明確にしておくといいと思います。例えば、エリアや家賃・予算、雰囲気、築年数などです。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
就職や転職に関する手続きだけでも忙しいため、引っ越しのために時間を確保するのが難しいのではないでしょうか?
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
駅前に店舗があり、自分が住みたいと思えるような物件を扱っていたため、利用した不動産屋さんに決めました。
9-2.不動産会社に期待するは?
街の紹介をもっとしてくれる不動産屋さんのサービスがあればいいと思います。例えば、おすすめのラーメン店などを教えてくれると嬉しいのではないでしょうか。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
実家からの独立ということで初めてのお引っ越しで不安も多かったかも思います。初めてのお引越しで分からないことが多く、終始不安だったということを後悔されていました。今回のポイントは二つあると思います。
10-1.シックハウス症候群や水質を確認してみよう
これは内見だけではどうにも分からないことなのですが、シックハウス症候群という塗料や材質に含まれる化学物質で肌が荒れたり湿疹が出たりと症状は様々です。アレルギーコップ説というものもあり、みんなアレルギーを抱えており、そのコップの大きさが人それぞれに違うという説です。コップから溢れて初めてアレルギー発症ということも考えられます。
あとは、水質が原因で肌が荒れる方も少なくありません。実際に私のお客様でも同じような事例でご相談いただきましたので、浄水器の設置をされていました。その後、肌荒れのトラブルはなくなったとのことでしたので、参考になれば幸いですが、水の質も原因にあるようです。
10-2.街のことは案内中にどんどん聞いてみよう
もし、私なら知らない土地に行くと必ず大好物のラーメンを「どこかおいしいお店ないですか?」とタクシーの運転手に質問してしまいます。もちろん、「おいしいラーメン屋さんの近くに住みたい」という譲れないポイントを設定しているのであれば、案内前に聞くことがベストですが、そうでない場合は物件に到着してから、もしくは移動中に軽く質問してみましょう。
もし、応対する営業マンが新人でも、地元であればスラスラ答えてくれるはずですよ。次回のお部屋探しでは良い物件に巡り合われることを願っています。
3.人を致して人に致されずの続きです。ちょっと違うなと思いながらも営業マンのペースでトントン拍子に進め、あなたが損をしないために自分を理解し、知識武装をしてから、部屋探しをすることが低成長を続けるこれからの日本では本当に大切だと思っています。沢山の部屋探しの失敗例を分析していく中でいつも思うのが、いつの時代も情報弱者は引っ越しだけでなく、仕事でも、私生活でも、損をする可能性が非常に高いと言うことです。その為、時間がない人は別ですが、せっかく何十万円もの大金をかけて、引っ越すなら、将来後悔しないために、正しい情報を身に付け、部屋探しをするようにして下さい。
私たちはこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
念のため、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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