目次
土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
今回は、失敗学を研究し、仕事の効率化やミスの撲滅を提案しているスタンフォード大学工学博士の飯野謙次さんが書いた『仕事が速いのにミスしない人は何をしているのか?』から部屋探しの参考になる部分を抜き取りました。
部屋探しに必要なことはビジネス書が全部教えてくれる?
この書籍は『仕事が速くてミスしない人』がしているちょっとしたコツをまとめています。その中で、個人的に大切だなと思ったのは、こういう人たちが何より「失敗やミスをしない事」を重視していることでした。失敗は成功のもとと言いますが…、ちょっと長くなったので考察の方にまとめておきました。
第3152回目の今回は、建設系に勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2015年12月の就職を機に、中部地方から関東地方、東京への2Kでの二人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
中部地方から関東地方へ、就職を理由に引っ越しされた方で、はじめての東京、一人暮らしだったため、都会の暮らしに関して、強い不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
ずっと実家暮らしで家を出たことがなかったこと、アラサーになったこと、東京で就職したかったこと、そして、当時の仕事を辞めたかったことです。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
同じタイミングで上京を考えている友人がいたので一緒にルームシェア、共通の友人を交えてパーティーしたりするような生活をイメージしていました。
2.引っ越しまでの期間とその理由
二週間程度掛かりました。上京してない中、探さなければいけなかったので日数がありませんでした。部屋を見に行くのは朝から動くことをおすすめします。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
初めて実家を出るのと、全く住んだことのない都会での暮らしが不安だった。更に、選んだのはオートロックの付いてない物件だったため。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
引越しにお金がかかるので、家具や家電をわざわざ持ち込むより、お店で買った方が安いということもあることです。
もっと安く引っ越せればいいのになぁと思います。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
ゴミの出し方が分からずしばらく溜まっていた。引越しの当日に布団がなく、段ボールの上で寝た。カーテンは新聞紙だった…。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
布団をネットで買ったら、届いてほしい日に届かなかったので確実に届くのを確認しなければならなかったと思います。
4-3.失敗再発への対応は?
最低限生活していく上で必要なものがちゃんと届くようにする。又は、届いてから引っ越すようにする方がいいです。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にないです。
5.引っ越し後のトラブル
怪しい不動産屋が昼間に訪ねてきたことです。『この地域を担当している不動産屋の者です、玄関までお願いします』と言われて、少し考えて開けなかった。検索したらしつこい勧誘があるとのことでした。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
洗濯機の回し方すら知らなかったので、生活力がついたと思います。実家にいた時にはなかった自立した実感がありました。
6-2.そう思った理由は?
実家にいた時は何もしなかったため、いざやらないといけない時に何もできなかったから。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
実家を出ることは人生にとって大切なことだと思います。
7.部屋探しのアドバイス
引越しの当日に必要なものがちゃんとそろっている必要があります。またルームシェアをしましたが、同居人の都合で引っ越さなければならなくなることはデメリットです。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
就職したところが合わず、結局すぐ退職したところです。これは運もあると思いますが、ちゃんとその会社のことを調べたほうがいいです。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
ネットで見た物件を扱っていたので選びました。第一候補は行ったときに決まってしまいましたが、第二候補が空いていました。
9-2.不動産会社に期待するは?
引越しの割引があるといいなと思います。または家具などの割引などでもありがたいと思います。はじめての引っ越しだと買い揃えることが多いので。
>>弊社では一都三県内での単身・一人暮らしのお引っ越しであれば、提携しているファミリー引越センターを通常価格から30%オフの値段でご紹介できます。このサービスを使って、賢くお引っ越してください。きっと最適なプランを紹介してくれます。もちろん、養生をしっかりして、お部屋に傷付けませんし、追加の費用請求もありません。万が一、キズを付けてしまった場合にも相応の対応・保証が付保されています。
ただ、群雄割拠で競争が激しい引っ越し業界では他社に負けないため、30%もの広告費がお見積りに載っていると思うのと、怖いですね。多くの人が使っている相見積もりの引っ越しサイトとか、実際は相見積もりサイト運営者や間に入っている代理店にいくら払っているのか、気になります・・・。
自力で引っ越しを行い、物を壊したり、部屋や建物に傷をつけて、修理代を取られるくらいなら、引っ越し業者さんにお願いした方が早いし、安心だと個人的には思います。その他、大手引っ越し業者のサカイ引越センターやアート引越センターだけでなく、忙しくて、見積もりに来てもらう時間が無い方向けにWEB完結で予約できるアップル引越センターさん等ご紹介しています。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
30代を目前に控え、初めての一人暮らしが都会暮らしとのことで不安いっぱいだったと思います。今回は、入居後に引っ越しの段取りが出来ていなかったこと、オートロックがない物件を選んでしまったことを後悔されていました。
10-1.引っ越しの段取りを知って、焦らずに余裕を持った行動
まず、お引越しの段取りは、特に初めてお引越しをされる方にとっては非常に難しいものだと思います。郵便物の転送届けや住民票の異動手続き、家具の発送などなどと考えるだけで頭がいっぱいになりますよね。お部屋を決めた後、契約を含め、引っ越し当日までにやることをこちらのページにまとめました。次回のお部屋探しでは是非ご利用下さい。
10-2.オートロック付き物件なら、不審者やしつこい勧誘・営業を防げる
また、オートロックがないことでしつこい勧誘の人がチャイムを鳴らしてきたことも不安だったようですね。もし、オートロックで物件が見つからなければ、モニター付きインターホンがある物件を探して下さい。特に、女性の一人暮らしでリーズナブルなお部屋にした場合などは絶対です!もし、可能であれば、スマートフォンなどでどこでも確認できるお部屋を個人的にはおすすめしています。訪問者の顔が確認できるだけでも安心につながり、少しでもストレス快適に過ごせることと思います。
10-3.『親の大切さ』が分かることが引っ越しのメリット?
最後に、実家を離れ、一人暮らしをするようになると『親の大切さ』が分かることが引っ越しのメリットでもあります。家事や洗濯、こんなにも重労働で時間を要することを知ることができる為、自然と親への感謝の気持ちが表れるものです。 是非、次のお部屋探しでは段取りに時間を要することなく、物件探しに時間をかけられるようになるといい物件に出会えると思います。いいお部屋に巡り会われる事を願っています。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
前半の方で書いたことを踏まえ、失敗の少ない部屋探しをするにはどうするかですが、当社が800人近い人に行ったアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をこれまで世に出ていなかったデータを使い、真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。以下、これから部屋探しを行うあなたの参考になりそうだったので引用します。
日ごろの仕事や生活では、圧倒的に失敗やミスはしない方がいいというのは言うまでもありません。新しい事に挑戦する場合でも失敗をしなければいけないのではなく、本人が失敗していてはいけない(中略)
つまり、私たち人間は言葉を持つ生き物で、『他人の失敗を共有することが出来るから』その為、先人の失敗をキチンと学び、それを乗り越えてこそ、一人前のビジネスパーソンになれます。
小さな失敗をキチンと防ぎ、起こってしまったら適切に対処することが大きな失敗を起こさないためのたった一つの道です。
あなたはどちらですか?他人の失敗を生かすより、まずは感覚やセンスを活かした部屋探しを始めますか?
急速なデジタル化の中で私はこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
ーーー
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
この記事へのコメントはありません。