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こんにちは、リビングインの宅地建物取引士の大和田です。
今回は、基本的なところから失敗談や実例を基に満足できる引っ越しが出来るよう内見でのチェックポイントについてまとめました。
部屋探しから引っ越しまで一ヶ月や二ヶ月と時間を掛け、30万、40万と高額の初期費用を払って、せっかく引っ越すなら、将来の時間やお金をムダにしないよう、長く住めそうな、自分にとって、成長できる部屋を上手に選んでほしいと思っています。
オンライン内見でも担当者に確認してほしいポイントを共有できるチェックシートを不幸な引っ越しを減らすために作成しました。こちらのシートを先方に送り、問題がないか、効率よく、確認してもらってください。他社のシートも比較につけておきました。後悔しない、損しない、時間を無駄にしないために活用して下さい。
1.現在募集中のお部屋、でも住んでいる方がまだいる場合は?
気になるお部屋を見つけたら、通常、そのお部屋を取り扱っている不動産会社さんに内見の申し込みを行います。内見とは不動産会社さんの担当者と現地に出向いて、お部屋の中を自分の目で見てみることです。間取り図や写真などでは分からない細かい部分や建物や周辺の雰囲気などをチェックすることができます。最近はオンラインでの内見も増えています。現時点では、僕はオンラインより、現物派です。
内見をせずに契約することもできます。ただ、入居後に後悔することがないよう、内見はできるだけ自分で行った方が良いと思います。しかし、お部屋によっては、まだお住まいの方がいる、ということもあります。このような場合、どう対応すればよいのでしょうか?
2.同じマンションの別部屋を内見する
集合住宅の場合、大きなマンションなど大抵別の部屋が空いていることがあります。可能であれば、そちらを内見させてもらいましょう。間取りが反転していたり、対象となっている部屋と違うケースもありますが、それでも参考になるところはあります。
一般的に、
- 建材
- 天井の高さ
- 壁の厚さ
- 壁紙
- キッチン等の設備
などは同じであるケースが多いです。
- 日当たり
- 風通し
- 隣や上下に住んでいる方
などは異なることが多いので注意してください。
3.設計図やCGを参考にする
もし、マンションの設計図があれば見させてもらいましょう。設計図では、
- 高さ
- 広さ
- 扉が開く向き
- 収納場所
- コンセントの位置
などをチェックすることができます。また、CG(コンピュータ・グラフィックス)写真・動画による完成イメージがある場合があります。そちらがあれば見させてもらいましょう。最近では、VRなどで仮想的に室内を自由に歩き回ったり、家具・家電を配置できたりするものもあります。
4.現在お住まいの方に許可をもらって内見をさせてもらう
現在お住まいの方に許可をもらって内見をさせてもらう、という方法もあります。ハードルが高いですがお部屋選びに失敗してしまうリスクは軽減されるでしょう。もちろん、入居希望者が勝手にお部屋まで出向いて、個人的にお願いをするのはNGです。
相手の方にとってみれば、全く知らない方ですので対応に困ってしまうでしょう。お願いをする場合は、不動産会社さんを通して行う必要があります。許可をもらった場合は相手の方の迷惑にならないような時間帯に出向くようにしましょう。相手の方にもご自身の生活があります。
また、以下のような、相手方に迷惑になるような行動は慎むようにしましょう。
- 勝手に棚を開ける
- 関係ないところをじろじろ見る
5.現在お住まいの方が退去するまで引っ越しを延期する
本来のやり方で内見をしたいという方もいることでしょう。その場合は、現在お住まいの方が退去するまで待つしかありません。ただし、募集をしている以上、他の方に先を越されてしまうリスクはあります。仮押さえなどは不動産会社さん・管理者(管理会社・大家)さんとの交渉になり、入居申込書を下記、事前審査が必要、又は手付金を一部渡す必要がある場合等もあります。
6.入居者が居る場合のお部屋の確認まとめ
気になるお部屋を見つけたけれど、居住中により内見ができない場合の対応策
- 対応策1:同じマンションの別のお部屋を内見させてもらう 同じ間取りとは限らないことに注意
- 対応策2:設計図やCGを参考にする 今は、CG写真・動画があるケースが増えてきている
- 対応策3:現在お住まいの方に許可をもらって内見をさせてもらう 当然のことながら、相手の迷惑にならない範囲で行う
- 対応策4:現在お住まいの方が退去するまで待つ 他の方に先を越されてしまうリスクはある
内見が本当にはじめてな場合にはこちらにもう少し細かいポイントをまとめてあります。もし、入居者が居て、どうしても内見できない場合には担当者を含め、確認してほしいポイントはこちらにまとめました。現場で使える各社の内見チェックリスト比較はこちらです。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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