目次
1.部屋探しの経験が2回以下の男性711人のグループ
失敗診断はあなたに部屋を決める前に引っ越し後に起こりうる失敗やトラブルを知り、自分にあった部屋を賢く選ぶことで無駄な引っ越しを繰り返し、時間やお金を消耗することを避けて頂くために作っています。
診断を参考に部屋探しは他社がまだやっていないため、『どうして、診断?』と思うかもしれません。でも、先が読めないこんな時代に、私たちと関わった方には、引っ越し後に起こる失敗やトラブルを事前に少しでも知ってもらい、対策を打った上で部屋探しを行うことで、なるべく損をしてほしくないと思い、作り始めました。
なぜなら、2018年に弊社が700人の方に行ったアンケートで、70%近い人が部屋探しや引っ越しで失敗や後悔したことがあると答えているからです。さらに、これまで部屋探しに関する過去の失敗やトラブル、そして、引っ越しの良い事・悪い事は、不動産会社の担当がお部屋の内見時や店頭での面談時に軽く話すことが多かったと思います。
しかし、コロナウイルス対応や人手不足による効率化を求めたオンライン化の影響で、このような意味のあるムダ話が出来る環境ではなくなってしまい、引っ越し経験者の方でも失敗や後悔の少ない部屋をスムーズに選ぶのは極めて難しくなり、失敗や後悔がこれからもっと増える可能性が高いと考えています。
繰り返しになりますが、今回は部屋探しの経験が2回以下の男性の引っ越しの失敗例711件を参考に、自分の部屋探しの条件や対策を考え、効率よく、自分にあったマンションや部屋に引っ越す事を目的に作成しています。具体的に、このグループに属する部屋探しや引っ越し事例をテキストマイニングで分析し、注意すべき点や引っ越し後に起こりうるトラブル等の解決策をまとめています。
この円グラフは、このグループの方に引っ越し後の不満の度合いを聞いた結果です。今すぐ、引っ越したい又は次の更新までに引っ越したい等、短期の引っ越しを繰り返す可能性がある方が60%近くとせっかく時間を掛けて、部屋を探し、お金を払い、引っ越したのに辛いものがありました。その為、この記事を読み、自分にあった部屋を見つけ、大切な時間やお金を少しでもムダにしないよう対策を練ってみてください。
1-1.あなたのグループ
男性×引越し経験回数2回以下
なお、本グループのデータクラウドの詳細はこちらです。
1-2.あなたの性別
男性
1-3.引越しの経験回数
我々が行ったアンケートでは、男性で引っ越しを行った事例の内、部屋探しや引越しの経験回数が2回以下の割合は50%を超えていました。後述しますが、引越し経験回数が少ない程、失敗又は後悔する確率が高いことがこれまでの経験から分かっています。
その為、無駄な引っ越しを繰り返し、時間だけでなく、お金もムダにすることが無いよう、このグループに属する方は部屋探しや引っ越しの際は特に注意が必要です。
1-4.引っ越し後の間取り
引っ越し経験の少ないあなたの属性は一人暮らしの割合が非常に高く、1Kや1Rを中心とした間取りが全体の50%近くと過半を占める勢いがありました。意外だったのは、1R<1Kが圧倒的だったことです。倍ぐらい離れており、玄関から居室部分が丸見えの1Rと比較して、ドア一枚あり、プライバシーが守られる1Kの方が人気となっていました。
なお、引っ越しの経験が増えるにつれ、部屋探しのポイントがつかめ、また、一人暮らしだけでなく、二人暮らしやそれ以上の家族での暮らしが増え、間取りも1LDK や2LDK、3LDK等多様になってきます。
1-5.引っ越し時の年齢
一人暮らしの割合が高いため、20代の方が50%と最も多く、続いて、30代が30%近く、その後、10代と続いています。50代や60代の引っ越しサンプルはあまりありませんでした。ここはイメージどおりでした。
1-6.引っ越し時の職業
他のグループと比べ、年齢が相対的に若いため、学生の割合が高くなっています。ただ、全体的には会社員の割合が60%を超えています。
学生と会社員の方を合わせ、85%超となっております。なお、アルバイト・パートや自営業・フリーランスのみといった人は少ないようです。ここもおおむねイメージどおりでした。ただ、自営業やフリーランスの方の一人暮らしの割合が少し低いかなぐらいでしょうか。
普段、仕事で接客や案内をしている感じでは、アルバイトの方より、多く感じていたので。
1-7.引越しの主な理由
引っ越しの理由は条件改善が最も多くありますが、転勤や転職、就職、進学が合計で50%以上と多くありました。その他、実家からの自立が7%と多くありました。
既述の通り、このグループは引っ越しの経験が少ない一人暮らしの方が多いという事もあり、他のグループと比べて、若い人が非常に多く、主な引っ越しの理由は、学生は入学・進学。社会人は就職・転勤・転職、条件改善がバランス良く割れていました。
例えば、下記の様な意見がありました。
- 大学進学のため、実家を出て一人暮らしを始めたから。
- 就職して通勤時間を短くするために、引っ越しました。
- 転職をする会社の近くに引っ越し、通勤時間を短縮するため。
2.お部屋探しやお引っ越しの不安
※711件の引っ越し事例の不安部分をデータマイニングした結果です。
このイメージは引っ越し経験回数が2回以下の男性に関する不安をAIでテキストマイニングした結果です。あなたと同じグループの方がお部屋探しを行う時にどのような不安を持っていたか、これを見るとザックリと分かると思います。
この表の見方は、文字のサイズが大きいほど、不安に思う傾向が高いことを意味しています。その為、後述の通り、あなたの属性は『家賃』や『騒音』、『隣人』、『トラブル』、『一人暮らし』を部屋探しの時に不安に感じていたことが分かります。
部屋探しの経験が少ない方や遠方引っ越しの方など、どの部屋が自分にあっているのか自信がない方からお引っ越しの手順や手順別の注意点を知りたい要望は弊社にも来ています。
そのため、弊社では4,000件を超える部屋探しの失敗例を基にお引っ越しの手順とその注意点をまとめた冊子を作り、これからお引っ越しを行う人向けに無料で配布しています。
なお、データが集まる度に、内容や数字の改修を繰り返しているため、個別に配布しています。ご入用の方は当ページのお問い合わせ等より、ご連絡下さい。確認し、個別に対応していきます。
2-1.アンケートに多かった主なキーワード
・家賃(生活) 71/711 10.0%
・騒音(音) 59/711 8.3%
・隣人(近所) 50/711 7.0%
・トラブル(治安) 48/711 6.8%
・一人暮らし 42/711 5.9%
*711人中、何名の方がキーワードを使っていたかを表示しています。
主に、生活が出来るのか?隣人や騒音などでトラブルはないのか?そして、これまで実家だった人が一人暮らしをはじめ、やっていけるのか?のような不安が多くありました。ここら辺は実務でやっている通りの結果となりました。
2-2.AIによる不安の抜粋トップ10
・近所に問題がある人がいないかが不安でした。
・家賃が高くなるので生活が大丈夫かという不安がありました。
・どんな人が住んでいるか?
・隣近所に変な人が居ないかが不安でした。
・近所の住人に変なのがいないか心配だった。
・隣人の生活音がうるさくないか不安がありました。
・実際に住んでみないとわからない事だったので。
・ハザードマップ的に自然災害について、不安がありました。
・大家さんがどのような人なのか不安でした。
・近隣の住民とのトラブルや治安などが特に不安だった。
このグループは若い年代の方が過半数を占めることもあり、初めて親元を離れ、自立される方も多く含まれ、一人暮らしやその生活自体への不安も多く含まれていました。また、引っ越しが初めての方も多いため、騒音を含め、周辺や隣人とのトラブルを不安視する意見が多数を占めました。
これらの不安を解消するために、収入の25%以下の家賃の部屋を選んだり、事前に現地を見たり、不動産屋の担当に現況を確認して、部屋を決めることが大切だと思います。
2-3.他にも、こんな不安も・・・
・とにかく家事に関する知識が皆無だったため、入居後の生活をきちんと送れるか、それに付随する住居内施設の選定が正しくできるかどうかが一番の不安。
・短期間で部屋を探さなければならなかったので、あまりたくさんの物件を探すことが出来ず、選びようがなかった。
・セキュリティーも一人暮らしなのでしっかりしていた方がいいなと考えていました。
・まず、関西と関東とでは習慣や雰囲気が全く異なるので、その土地になじめるかどうかであることと、関東には不動産屋がたくさんあったので、どこを選べばいいのかわからず、不安がありました。
・友人との二人暮らしだったため、お互いのプライベートを崩すことのストレスや、友人は仕事をしている立場だったのでその邪魔にならないかの心配、不安。
・引っ越し業者の選択が分からず、どのように選べばよいかわからなかった。
・一括資料請求しても電話がかかってきており、不安になった。
・夜はうるさくないか?
・周辺の治安。
・住んだ上でどういう問題がでてくるのか分からなかったことが一番の不安要素でした。
不安な部分には、実際には住んでみないとなかなか分からない部分に対する不安が多く含まれました。例えば、夜の騒音はどうなのか?夜に歩く道は安全なのか?隣人はどのような方なのか?
この点に関して、自身でマンションに複数回足を運ぶ。又は、不動産会社に調べてもらう等の対策が良いと思います。基本的に「百聞は一見に如かず」です。そのため、部屋探しは可能な限り、計画に余裕をもって不動産会社の方に相談するようにしてください。
焦って、変な部屋を選ぶことで後悔し、短期で引っ越しを繰り返すことになると礼金や仲介手数料、引っ越し代金も平均30~40万程度掛かるため、バカになりません。その他、部屋探しをする時間や荷物を整理、荷解きをする時間や体力も結構掛かってきます。
その時間やお金を他のことに回した方が断然得すると思います。その為、個人的に、何となく引っ越して、部屋探しを繰り返すより、面倒くさがらず、担当を上手に使い、一回で4、5年と長く住める部屋をキチンと決めた方が経済的に良いと思います。
なお、最後の『どういう問題が出てくるのか、分からなかったことが一番の不安要素』と書いており、まさに引っ越し経験が少ない内はどのような事が実際に一人暮らしをはじめたら起きるのか、分からないケースが多く、事前に確認する部分がボヤけてしまう事が多いため、担当者によく聞く事をお勧めします。
3.同じ失敗を繰り返さないために
※711件の失敗事例の失敗をデータマイニングした結果。
既述の不安同様に、引越し経験回数が2回以下の男性の失敗談をAIでテキストマイニングした結果です。その結果から、自分と同じグループの方が過去にどのような失敗や後悔をしているかイメージできると思います。
私たちは『引っ越しであなたが後悔しないため、他人の引っ越しの失敗例に学ぶことはとても大切』だと思っています。注意すべき点は『引越業者』や『駅』といった不安を分析した時には無かった点が挙がっていることです。
3-1.アンケートに多かった主なキーワード
・業者(引越し) 178/711 24.2%
・家賃(生活) 63/711 8.6%
・騒音(音) 46/711 6.3%
・駅 35/711 4.7%
ここでは、騒音以外にも狭いなども書かれていました。建物の構造により、隣人との騒音トラブルは発生します。例えば、木造アパートなどは左右だけでなく、上下階からの騒音なども意識して、部屋を決めて下さい。個人的には、初めは無理をせず、自分と同じような人が住んでいるマンションやアパートを選ぶことがおすすめです。
3-2.AIによる失敗の抜粋
・誰にも相談せず、自分で引っ越しを手配したら、あとから高い金額を見積りされていて、もっと比較して、誰かに相談すればよかった。
・ベランダや玄関周辺にどんな虫が発生しているか、調べれば良かったと思います。
・荷物を入れてみたら、もっと広い部屋にしておけばよかったと後悔しています。
・引っ越しが終わるまでに想像していた以上のお金がかかってしまった事です。
・料理は外食か、自炊のどちらをメインにするかで部屋の選び方が変わる。
・思っていたより、ベランダからの騒音が酷かったことを後悔しています。
・暖房をしていないと、冬は部屋が冷えることです。
・なかなか希望の物件に巡り合わず焦りながら探していました。それが部屋探しの失敗につながってしまったと思います。
・全く知らない土地への引っ越しだったので、もう少し家の周辺の情報を集めておくべきだったと思う。もし、分かっていれば、その場所に引っ越しをしなかったかもしれない。
・初めての一人暮らしだったため、治安の良し悪しが分からなかった。
部屋探しの経験が浅いグループのため、不動産会社への確認事項や引っ越し業者の手配に不慣れなことが多いです。そのため、経験のある周囲の人に相談しながら進めるようにしまて下さい。
もし、周囲に部屋探しや引っ越し経験者が居なければ、不動産会社の担当者の方に部屋探しのコツ・注意点や引越業者のことをメールや電話などで相談して進めて下さい。
一点、『暖房をしないと、冬場は部屋が冷える』に関して、建物の構造により、寒暖が激しいものがある一方で、部屋の向きで日当たりが悪かったりすると冬場は朝からずっと寒い事があります。特に、下の階がピロティ―になっている2階の部屋などは要注意です。
ずっと寒い可能性が高いです。その為、部屋を選ぶときは後で後悔しないために、採光・日当たりと下階や上階がどのようになっているかも意識して下さい。
3-3.他にも、こんな失敗も・・・
・敷金礼金ゼロの物件を見つけたものの、鍵の交換費用や仲介手数料など意外と多くの費用がかかってしまいました。
・目の前に大きめの道路があると、夜になるとかなり音が目立ちます。
・オーナーによっては初期費用などを交渉できる事もあるのに知らなかったから、言い値で高い金額を支払ってしまいました。
・予算や賃料を落としすぎると良くないというもの身をもって体験しました。
・大学から近いことばかりを意識していたので、生活するうえで利用したスーパーやコンビニまでの距離が結構あったこと。
・やはりユニットバスという存在を知っておくべきだったかと。
・若気の至りでその当時は文化アパートに憧れていたが、住んでみると物音が多く、やはり機能性・便利性に欠けていたため後悔しました。
・築30年と多少は覚悟していたが、ドアが傾いていたり、虫が出入りできる穴があったこと。
・そもそも、部屋探し自体、何をどのようにしたらよいのか、手順も効率もわかりませんでした。
初期費用を含め、引っ越し関連費用のトラブルがいくつか散見されました。その為、この部屋に住むにはいくら掛かるのか、不動産会社へしっかり相談・確認することが大切だと思います。
口答だけでなく、きちんと紙やメールでもらっておいて下さい。後でおかしいことなど、きちんと確認できるので。
4.実際にあったお引っ越し後のトラブル
※711件の失敗事例のトラブルをデータマイニングした結果。
既述の不安同様に、引越し経験回数が2回以下の男性のトラブルをAIでテキストマイニングを行いました。その結果、あなたと同じグループの方がどのようなトラブルを経験しているかイメージできると思います。
注意すべき点は『虫』や『カビ』、『水漏れ』といった実際に住んでみないと分からない部分に対するトラブルが挙がっている部分です。
まず、虫についてですが、これはオンライン面談時など担当者に確認することもできると思いますが、建物と部屋を実際に訪れ、内見しないと事前に対策が出来ないと思います。
次に、カビと水漏れは同じ原因のことが多く、上階や外壁からの漏水か部屋自体の風通しが悪く、換気が悪い場合です。例えば、オンライン内見では難しいですが、部屋に入った時にどうも水臭い部屋は避けた方が無難です。水漏れ、結露、カビは連鎖することが多いので気を付けて下さい。
その他、経験が少ない内は気づきにくいことに関して、内見前など事前に対策を練っていかないとトラブルに遭う可能性が高まります。色々なトラブルを知るために、過去の事例を見ておくのは意味があると思っています。
4-1.主なキーワード:
・騒音(音) 175/711 23.8%
・隣人(隣) 133/711 18.1%
・虫 65/711 8.8%
・カビ 57/711 7.8%
・水漏れ 50/711 6.8%
引っ越し後のトラブルは大きなものから、細かいものまで沢山あります。例えば、騒音、隣人、そして、虫などはよくあります。
他にも、換気がうまくいかない場合はカビ、そして、アレルギーとかも考えられます。その為、『この部屋でどんなトラブルが過去にあったか?』を担当者に確認し、教えてもらうことがとても大切だと思います。
例えば、このページのコメントのように、後から自分が住んだ部屋が事故物件だったなんてこともあります。予想も出来ないトラブルが結構起きているので、どんなに奇麗な部屋でも事前に一言、『この部屋でどんなトラブルが過去にあったか?』を必ず聞いてください。
4-2.AIによるトラブルの抜粋
・トイレが詰まって、逆流してきたことがあります。
・入居後に数か所で水漏れが発生しました。
・隣人も優しい方なので特にトラブルはありません。
・ユニットバスであったため、カビが発生しやすかったです。
・また、隣人の騒音がたまに聞こえてきました。
・水漏れが発生したのが1番のトラブルでした。
・トイレの中が茶色になるトラブルがありました。
・湿気が溜まりやすいためカビが発生した。
・トラブルは今のところは特に経験していません。
・何も無かったです、しっかりしていました。
『トラブルなし』との意見が一定数を占める一方で、水回りのトラブルが大半を占めました。キッチンやお風呂、トイレ等水回りのトラブルに関して、事前に対応方法を確認しておくが重要です。
例えば、不動産会社の方に契約時などに直接聞き、確認してもらうことはいい事だと思います。そうすることで、過去のトラブルを聞くことができますし、内見時の着眼点とすることができます。
なお、水回りのトラブルですが管理会社へ連絡することで対応してもらえることもあるようです。事前の確認でトラブルを避けつつ、トラブルが発生した場合はすぐに連絡し、対応してもらいましょう。
他にも、インターネットでトラブルの対応をしてくれる業者を探すことが出来ます。ただ、失敗例にあったんですが、これは後から精算することが出来ず、結局、自腹になったとありました。
その為、外部業者に頼むときには、事前に管理会社に確認が必要です。個人的におすすめしたいのは駆け付けサービスにきちんと入っておくことです。
二年間で15,000~20,000円程度なので、月ベースでは600~800円で24時間365日いつでもタダで対応してくれるのでリーズナブルだと思います。
漏水など水回りのトラブルだけでなく、ガラス割れ、鍵紛失、他にもストーカー対策やホテル一泊なども付いているサービスがあるので、遠方引っ越しで近くに知り合いがいない方や一人暮らしをする方はすぐに助けてくれる方が居ないと思うので、遠方引っ越しの方などは個人的には入っておいて損はないと思います。
念のため、駆け付けサービスについて、まとめてある記事はこちらです。
4-3.他にも、こんなトラブルも・・・
・あちこちに大量のホコリが積もっていて、ハウスダストアレルギー持ちの私にとって、中々大変な掃除でした。
・隣人からの深夜の騒音。
・部屋の外を走る車の交通量が思った以上に多くて、夜遅い時間帯でも車が通行する際の騒音に関してはちょっと気になりました。
・畳の張替えがされていなかったのでダニが家具の下に大量発生するということがありました。
・水回りもクリーニングがされてなかった
・とにかく水漏れと雨漏りが酷かったです。
・日の当たりにくい一階の部屋だった為、部屋全体にカビ臭がする。
・音楽を夜遅くまで聞いて、他人の迷惑を考えない住人が多かった。
・日当たりが悪く、よくカビが発生したので思っているより日当たりは重要だと感じた。
隣人からの騒音問題に関して、深夜のトラブルが多いことが分かりました。トラブルは内見では分からないことが圧倒的に多いので過去に同様のトラブルがないかどうか、管理会社や不動産屋へ聞いてみて下さい。
ちなみに、キーワードとして挙がっていた『カビ』に関しては、日当たりも重要との意見がありました。内見時は日当たりにも注意しましょう。よく言われることですが、南、南東、東向きに窓がある、遮るものがない部屋は若干家賃が高くても、後のことを考えると個人的にはおすすめです。
一点、水回りもクリーニングされてなかったですが、これは引っ越し後すぐにチェックすれば、オーナーの責任とすることが出来、負担が減ります。その為、水周りだけでなく、エアコン、壁紙や床の状態に関しては、引っ越しのタイミングできちんと確認するようにして下さい。
今年、仲介したお部屋でも入居までにクリーニングを行うと言っていたものの、実際にはユニットバスがきれいになっておらず、引っ越し後に管理会社経由で掃除をしてもらったことがあります。その為、この部分は妥協せずにきちんと記録に取って、説明することが大切です。
5.お引っ越しで良かったことや成長したこと
※711件の失敗事例の良かったことをデータマイニングした結果。
これまで同様に、引越し経験回数が2回以下の男性の良かったことや成長したことをAIでテキストマイニングを行いました。その結果から、あなたと同じグループの方がどのような失敗や後悔をしているかイメージできると思います。
注意すべき点は『一人暮らし』や『経験』、『家事』、『環境』にあるように、実家を出て、初めての環境に遭遇することで人間として、そして、生活力が成長できたという意見が多く見られました。
5-1.主なキーワード
・一人暮らし 95/711 13.2%
・仕事 72/711 9.8%
・経験 46/711 6.3%
・家事 44/711 6.0%
・環境 36/711 4.9%
一人暮らしをして、良かったことは家事の経験が仕事にも生かせた人が多かったです。実家を離れ、自分で色々なことを整理して行う中で仕事にも通じる部分があるんだと思います。
5-2.AIによる良かったこと・成長できたことの抜粋
・金銭面や健康面も自覚するようになりました。
・引越しをする事で良くも悪くも環境は変わります。
・悪い点はすべて自分でしなければならない点です。
・当たり前ですが、全て自らでしなければなりません。
・引っ越して自分は自炊を行うようになりました。
・自炊とやりくりは大変ですが、いい勉強になりました。
・実家を出て、はじめての一人暮らし、色々と考えました。
若い年代が多いこともあり、環境の変化をプラスに捉える意見が多数を占めました。掃除・洗濯などの家事の遂行や金銭的自立をすることで人間的に成長できた人が多いようです。
5-3.他にも、こんな意見も・・・
・時間の使い方は、うまくスケジュールを立てないといけなくなったのでうまくなったと思います。
・一人暮らしを始めると親のありがたみがよく分かります。
・例えば、光熱費等の金額がいくらぐらいかかるのか等も実際に自分が払うと良く分かり改めて親の大事さに気付きました。
・初めて、契約書に一人でサインして、大人としての自覚を感じました。
・一人で一からゼロまでするので、実行するの能力や問題解決能力が身についたと感じている。
・決断力もついたと思う。
・新天地の不安もあると思うけれど、慣れてくれば楽しむ余裕も出てくる。
・助言をもらえる知人がいればよいが、新しい土地ではそれが難しいため、候補の引っ越し先選びには気をつける。
自立に対する意見が多数を占めますが、環境が大きく変わった瞬間は不安も大きいと思います。始めの頃は会社の同僚等頼れる人と頻繁に連絡を取ったり、極力近くに住むなどの配慮をしておくとより安心できるかもしれません。親のありがたみが分かったり、大人としての自覚等も上がっています。
現在は自宅に居る時間が増え、なんだか、無気力になることもあり、個人的には、近くに公園があったり、緑が残っている街がおすすめです。
東京、都会すぎる場所だと車や工事の騒音しかしないなど、ストレスが貯まりやすい環境が案外あります。その辺り、自分で見に行くか、担当の人に色々と聞くといいと思います。
6.お引っ越しの失敗やその対策まとめ
※711件の失敗事例の失敗の理由やアドバイスをデータマイニングした結果。
引越し経験回数が2回以下の男性から直接伺ったアドバイスに対し、AIを用いたテキストマイニングを行いました。その結果から、あなたへ適したアドバイスを提供することができると思っています。
これまで、このようなデータは担当者の頭の中にはありました。しかし、ウイルス対策や効率性を求め、オンライン化が進み、無駄なおしゃべりが減ることで、お部屋の案内時や契約時に貴重な情報が出てくることが減りました。
今回、700件を超える引っ越しを分析し、ある程度傾向を分かって頂けると思っています。
6-1.主なキーワード:
・業者(引っ越し) 136/711 19.1%
・不動産 81/711 11.4%
・環境 40/711 5.6%
・家賃 26/711 3.7%
・騒音(音・壁) 22/711 3.1%
業者や不動産選びが数多く、上がっていました。その他、家賃や妥協、住みやすい等も出ており、生活していけるか、住みやすいかは大切な指標になっているようです。
6-2.AIによるお引っ越しの失敗やその対策まとめ
・部屋探しの経験が少ない内はたくさん不動産を周り、内覧をすることです。
・実際に見た方が生活のイメージも湧きますし、気になる点を事前に確認することができます。
・あらかじめ、グーグルマップやネット等で確認したほうがいいです。
・自分の生活サイクルにあった部屋を探してください。
・良いことしか言わない不動産屋さんはお勧めしません。
・内覧は極力行うようにして下さい。百聞は一見に如かずです。
・本当に顧客を大切にする不動産屋さんは都合の悪いこともしっかり話してくれます。良い不動産屋さんを見つける一つの指標にしてください。
実際に引っ越しを行った方からのアドバイスは沢山の部屋を見て、現地を自分で確認することでした。すごく基本的なことですが、自分がその場所に何年も住むことを考えると当たり前ですね。ホテルや民宿ではないので…。
また、良い不動産屋は良い事だけでなく、悪い事も教えてくれると。これも大切なことですね。よくしゃべる不動産屋も多いですが…。
6-3.他にも、こんな意見も・・・
・内見時が一番の情報収集の場なので、間取りや収納スペースの縦・横・高さなど、気になった点は必ずメモして写真も撮っておくべきです。
・不動産屋も物件も時間がある限り、たくさんまた見た方がいい。
・自分自身が優先するものは何かを決めておくことが重要です。
・交通の便なのか、買い物なのか、知り合いが多いのかなど優先順位を決めておかないとなかなか決めづらいと思います。
・立地、価格、近隣の建物、間取り、全てを納得して引っ越しするのは難しいとは思いますが、妥協はせずに決めたほうがよいです。
最後に、実際に駅や街を見て、お部屋の内覧をした方がいいと言ったものの、遠距離引っ越しの方など、距離的な都合等で内見がどうしてもできない場合もあると思います。その場合は不動産会社を上手く活用し、できるだけ情報を集めるようにして下さい。
なぜなら、一人暮らしの場合でも、引っ越し一回で1ヶ月程度、そして、30~40万円も掛かり、海外旅行が出来、安いロレックスも買えてしまう価格です。
経済的な問題もそうですが、もちろん、見知らぬ土地で後悔し、ストレスを抱えることがないために、きちんと確認し、引っ越し先を決めるようにしてください。
以上、引っ越し経験が2回以下の男性の引越失敗診断結果でした。
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
運営者さま、
とても面白い結果ありがとうございます。
ちなみに、この分析はどれくらい正確でしょうか?
実際の部屋探しに使えるものでしょうか?
根岸様、
ご連絡ありがとうございます。
本件、資料を作り、再度、ご連絡させて頂きます。
以上です。引き続きよろしくお願いいたします。