麻布十番・賃貸マンションの㈱リビングインの防犯設備士、馬場です。
突然ですが『泥棒』と言われたら、あなたはどのような人物を想像しますか?頭にほおかむりをして、唐草模様の風呂敷を担いだ、いかにも怪しいおじさん・・・、当たり前ですが、こんなにわかりやすい泥棒はいませんね。
“イマドキ”の泥棒は、知能犯が多く、あたかも普通の人であるかのように、私たちの生活に紛れ込んでいます。それは泥棒に関するデータからでも読みとることができ、麻布エリアも例外ではありません。
1.泥棒がもっとも狙う時間
警視庁のデータによると、2018年1月から10月麻布警察署の管轄エリアで起きた泥棒犯罪、つまり侵入窃盗犯の件数は30件です。
参考: http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/shokai/ichiran/kankatsu/toukei/azabu/01_Hanzai03.html
そこで、1日を2時間ずつ、12の時間帯に分けた時、空き巣に入られた時間帯を多い順に並べると・・・、
・【1位】10時から12時(お昼):5件
・【2位】6時から8時(早朝):4件
・【2位】12時から14時(お昼):4件
・【4位】8時から10時(朝):3件
・【4位】20時から22時(夜):3件
と、驚くことに昼間の時間帯が圧倒的に狙われているのです。泥棒は夜、私たちが寝ている間にこっそり・・・というイメージは払拭しなければならないようです。
2.泥棒はなぜ、昼間を狙うのか?
では、なぜ泥棒は人目につきやすい昼間を狙うのでしょうか?
主に次のような理由が考えられます。
・仕事などで、お部屋に人がいない可能性が高い
・盗んだ後、人混みなどに紛れやすい
・電車などで遠くに逃げられる
実際、最近の泥棒は、営業マンを装ってスーツで空き巣に入ったり、わざとコンビニのビニール袋を手に提げて、普通に歩いている人を装うというパターンもあるようです。
3.麻布エリアでの空き巣対策
麻布エリアは比較的治安のよい地域とはいえ、空き巣被害に無縁かといえばそうではありません。高級住宅街で昼間お部屋を留守に単身者も多いため、空き巣に狙われやすいともいえます。
少しでも空き巣被害を防ぐには、やはり
・オートロックなどセキュリティの高いマンションを選ぶ
・高層階でも必ず戸締りをする
ことが基本です。
4.空き巣に狙われる時間帯とその被害対策まとめ
麻布エリアは特別に空き巣の多い地域ではありません。しかし、誰でも被害に遭う可能性はあります。戸締りなど基本的なことからしっかりと行い、あなたの身と大切なもの、時間を守りましょう。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。