一人暮らしをするなら、押さえておきたい安心できるお部屋探し5つの条件
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2018年10月28日step0001 女性専用マンションって本当に安全?失敗談分析、一人暮らしでも安心できるお部屋探し5つの条件
理想のライフスタイルを実現するにはまず、生活のベースとなるお部屋探しが当たり前ですが、とても重要です。
どんな部屋か、少しイメージしてみましょう・・・。真っ赤なリンゴ、芳醇な香りのメロン、みずみずしいパイナップル、艶めくブドウ、甘いイチゴ・・・等など、どんなに美味しいフルーツがあっても、それらを入れるカゴがボロボロだったら?
見た目が悪いだけでなく、壊れてせっかくのフルールが台無しになってしまうかもしれません。これまで色々な方の失敗談を聞いてきましたが、住まいも似たような感じでした。
せっかく便利な家具、おしゃれなインテリアに囲まれていても、それらを置くお部屋自体に問題があれば、決して理想のライフスタイルは実現しないでしょう。
つまり、お部屋探しの成功は、『あなたの理想のライフスタイルの実現に直結する』と言えるのです。そこで、理想のライフスタイルを実現する一人暮らしのお部屋探しに必要な5つのポイントを押さえていきましょう。
1.女性専用のマンションの方が安全?
これは女性の方から本当によく聞かれます。女性の一人暮らしで最も重視したいのが、ともかく、安全面です。当社にも実際、安全面を考慮して、女性専用マンションを希望して来られる方もいます。
しかし、これまでの失敗談やトラブルを踏まえた結論から言うと、女性専用マンションはあまりオススメできません。。。
なぜなら、これまでの事故分析から、多くの犯罪者は下調べをしつこく行っているケースが多くあり、洗濯物やエントランスや玄関周辺の状態や出入りの人の様子などから、女性専用マンションであることがすぐにバレてしまいます。
“女性しかいない”ことが犯罪者に知られてしまった時、あなたの身に事件が起きるリスクは一気に高まると言えます。
また、女性専用マンションでは女性専用ということで、居住者自身の危機感も下がりがちで、みんなガードが緩くなります。
以前、渋谷の方で管理していた物件で、とある女性専用マンションでベランダに無防備に干されていた下着等が数部屋に渡って盗まれるという事件が起こりました。
それも1階ではなく、2階の部屋でです。
犯人はおそらく、女性専用マンションということを知っており、しかも2階以上で危機感が低くなっているところを逆手にとっての犯行に及んだのだと推測されます。
こうした事例からも、女性専用マンションではなく、男女比が同じくらいのマンションを私たちはオススメしています。
ただ、女性専用マンションでも今でも稀に管理人さん常駐の所があります。
そういうケースでは例外の場合もあります。ただ、コストの関係で管理人さんが週三回であったり、見回りだけっていうケースもあります。
スーモを使った賢い検索方法について、実際の検索数を基にその手順をこちらのページにまとめました。敷金、礼金、手数料が安い部屋を優先するより、2階以上、風呂トイレ別などの条件を優先して、検索した方が変な部屋を選ぶことはなくなります。
2.高層階ほど安全?
女性の一人暮らしでは一般的に、2階以上のお部屋が防犯面で優れているとされています。2階なら物理的に洗濯物を盗られにくい、外から覗かれにくい、といった点からも2階以上のお部屋が好まれるのでしょう。
確かに、1階だと、外を歩く人と目が合うこともあり、気まずい空気が流れることが頻繁にあります。つまり、高層階になればなるほど、他人との接触機会も減るので安心できるように感じます。
しかし、今度は犯罪者に対する『監視性』も下がってしまうため、ただ高ければ良いというものではありません。
また、先日の台風などの災害時で非常事態が起こった場合、高層階過ぎると避難等が大変になるので、2階以上でも、いざという時に自分の足で階段をスムーズに移動できる高さまでが、個人的には安全性を担保するという意味でも大切だと思っています。
3.女性の防犯三種の神器は必須アイテム
女性のお部屋探しで、絶対的な人気かつ必須アイテムと言えるのが、
・オートロック
・モニター付きインターフォン
・防犯カメラ
で、現代版『防犯三種の神器』です。
これらは防犯やセキュリティ面はもちろんのこと、不要な勧誘なども防ぐことが出来ると最近人気になっている設備です。
近年は『防犯三種の神器』に加えて、宅配ボックスも人気の防犯アイテムになりつつあります。というのも、宅配ボックスは宅配員を装った押し入り強盗を未然に防ぐことができるからです。
お部屋選びの際には、『防犯三種の神器+宅配ボックス』の四つの有無を是非チェックしてください。
どうしても初期費用を抑えたい、敷金礼金ゼロじゃないと引っ越せない方はコチラのページを見てみて下さい。スーモでお部屋を検索時に初期費用を抑えることでどれほど選択肢だ減っているのか、わかると思います。
4.『駅近・街灯・大通り』のマンションを選ぶ
立地条件で特に女性にとって重要なのが『駅近・街灯・大通り』のマンションを選ぶことです。駅近マンションは、日々の行き帰りの負担が少ないというだけではありません。駅周辺には交番があることがほとんどなので、治安・防犯面で安心なことに加え、医療機関や金融機関、スーパーや飲食店など、忙しい貴方の一人暮らしを日々支えてくれる施設が集まっているからです。
ちなみに、一人暮らし経験者の多くが、風邪などの体調不良の時、辛くて心細い上に、食事の準備や通院に苦労をしたことがあると言います。そのような時、医療機関やスーパー等が近くにあるだけで、とても気持ちが落ち着くものです。
また、駅近で大通り沿い、もしくは大通りから一本入った程度のマンションであれば、人の目があり、道中に街灯も設置されていることが多いので、仕事などで帰宅が夜遅くなっても比較的安全性が高いと言えます。
駅周辺は繁華街などもあり、喧騒や治安面から避ける方もいます。
・・・が、駅近でもきちんと探せば、落ち着いて生活できるマンションはあるので、是非不動産屋さんにお願いして、確認してもらってみてください。
5.お部屋の設備や機能は、“逆算”で決める
ここまで主に、お部屋の立地や建物の構造などの部分について見てきました。ではいよいよ、あなたが毎日を過ごすお部屋選びについて考えてみましょう。
1R? 1DK? バス・トイレ別? 収納スペースが多い? システムキッチン? 追い焚き機能付き?・・・正直な所、こうした設備や機能にこだわり始めると際限がなく、選びきれなくなってしまいます。お部屋をじっくりゆっくり探す時間のあるときはそれでも良いと思っています。ただ、転勤や入学等で期限のある場合は目的に合ったアイテムの線引きも必要だと思います。
では、みんなの失敗談から具体的にライフスタイルに合った理想のお部屋を選ぶにはどうしたら良いでしょうか?それがカテゴリーの表題にもあるように、今お住まいの部屋や過去のお部屋を思い浮かべ、あなたの『理想のライフスタイル』を想像することです。たとえば、休日にたくさん料理品をするのが理想のライフスタイルなら、3口コンロのシステムキッチンが譲れない設備になるでしょう。
近所のブティック巡りが求めるライフスタイルなら、ウォークインクローゼットのあるお部屋が必要なはずです。
このように、『何が必要か』を考える前に、『どのような生活を送りたいのか』をハッキリさせることで、あなたの理想のお部屋が見つかりやすくなります。
スーモを使った賢い検索方法について、実際の検索数を基にその手順をこちらのページにまとめました。敷金、礼金、手数料が安い部屋を優先するより、2階以上、風呂トイレ別などの条件を優先して、検索した方が変な部屋を選ぶことはなくなります。
これからは理想のライフスタイルが実現できる、“逆算”のお部屋探しをしてみませんか?あなたの大切な人生と毎日の平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
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今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して、結果と原因のみ、記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
追伸1
もし、お引っ越しでこれ以上損したくない・失敗したくないと思っていたら、これまでのインタビューなどの情報を基に1,000件以上の引っ越しとその失敗、不安、不満やそれらの対策をまとめた無料の引越失敗診断(オンライン版)をやってみてください。
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相楽 喜一郎 代表取締役
国立大学卒業後、証券、総合不動産会社を経て、独立。オーナーとの折衝を中心に賃貸・売買仲介やその管理を行ってきた。これまで300室以上のお部屋を契約。不動産鑑定士補及び宅地建物取引士、管理業務主任者