こんにちは、宅地建物取引士の相樂です。
お部屋探しの最終確認の内見、でも当日そのまま行く場合や予約してもその後仕事や用事がある場合、色々持っていくのが面倒な場合も。
「メジャーを持って行くのがほんとに面倒。手荷物にもなるし…」
「アプリで済ませられるなら…」
こう考えているなら幅や高さを測れるスマホアプリは便利です。しかし、便利である分、数も多く、どのアプリを使えばいいのか迷ってしまいますよね。それに正確な長さを測れないなどのデメリットもあります。
ここでは使うアプリを悩まなくていいように、不動産会社の立場として、使えるアプリ3つと、正確な長さを測りたいあなたに向けたオススメのメジャー2つをご紹介していきます。
近いうちに内見が迫っているなら、事前にダウンロードや購入をして準備をしてみてはいかがでしょうか?本来は、スリッパやメジャー、メモ帳ぐらいは担当が持って来てくれればいいんですが、残念ですが、デキない担当に限って、何も持ってこない、何もしないと思います。この辺り、契約をするかどうかを決める最終判断にも使えるかもしれません。契約やカギ渡し、入居後の対応など雑な事が多いです。
1.アプリを利用時に注意するポイント
スマホは常に持ち歩いているので、その中に長さを測れるアプリが入っていればメジャーを持ち歩かなくていいので大変便利ですよね。 しかし便利な反面、精度が低ったりとデメリットがあることも確かです。
内見では詳細に長さを求められる部分もあり、1センチずれるだけで設置ができません。持ち込みたい家具家電があるならメジャーで測ることをオススメします。
ただ、正直、メジャーはかさばりますし、荷物が増えます。内見後に買い物や人と会うなら、どうしても荷物を少しでも減らしたい、メジャーを買いに行くのが面倒なのであれば、アプリを利用すべきです。手間を減らしたいならスマホアプリを、正確さを求めたいのならメジャーを利用してください。
2.オススメの無料アプリ3選
長さを測るためにお金も手間も掛けたくないですよね? ここでは、そんなあなたのために無料のアプリを3つご紹介していきます。
2-1.気軽に使える見やすいインターフェースのMeasure
Measure(iphone)は、AR機能を使ったアプリで、カメラで撮影しながら始点と終点をタップするだけで長さを測ることができます。 メモを取る必要がないため、内見で手早くまわれます。
また何よりMeasureは、使いやすいインターフェースが魅力で、直感で使うことができます。 一方で、若干の誤差があるので正確に測りたいならメジャーを使いましょう。
2-2.英語に抵抗がないならAirMeasure
AirMeasure – AR Tape Measure & Ruler(Android)は、先ほどご紹介したMeasureと同じAR機能を利用したアプリで、始点と終点を設定することで長さを測れるアプリです。 なお、ios版は有料(2020年5月26日現在120円)で販売されています。
説明やインターフェースに出てくる文字が英語のため、英語に抵抗があるなら利用はオススメしません。 クセの強いアプリなので長さを測るまでには練習が必要です。 もし内見での利用を考えているなら当日のダウンロードではなく事前にダウンロードをして練習してから実践しましょう。
2-3.大手仲介業者SUUMOが提供するSUUMO Measure
SUUMO Measure(Android)は、家具配置アプリです。 持ち込みたい家具の大きさを事前に測っておくことで、内見時にシュミレーションができます。
入居してからの「置けない!」を簡単に防ぐことができるアプリになるので、ベットやソファーといった大型家具や冷蔵庫や洗濯機の大型家電の大きさを測っておき、内見で「設置できるか?圧迫感はあるか?」をチェックしてください。
3.オススメのメジャー2選
メジャーを生活で使うことはそうそうありません。内見でしか使わないことを踏まえ、安く、コスパのいいものをご紹介していきます。 お近くに100均があるなら、そこで購入するのもオススメです。
本来なら、内見の場に担当が持ってくるのが普通ですが、現地でも持ってませんと話し合っていても仕方ないので、ご自身で用意する、又は事前にメールで質問するのも良いと思います。スリッパぐらい持って来いよ・・・と思う事もあると思いますが、本当に何も持ってこない担当が多いです。
3-1.2メートルまで測れるクツワのロング巻尺
2メートルまで測れるグラスファイバー製の巻尺です。 2メートルあればカーテンを含めて、家具家電も測れるはずなので重宝します。 お部屋の寸法が測りたい場合も、表メモリと裏メモリを合わせて使うことで最大4メートル測ることができます。
3-2.ステンレス製でおしゃれなプロマートのスリムメジャー
スチールテープのメジャーで最大3.5メートルまで測れます。 スチールタイプにしては珍しく細くかさばらないタイプのメジャーで、 カバンに入れても邪魔にならずにデザイン性も工具らしさがないのでかわいく持ち運べます。 女性向けメジャーと言い換えてもいいでしょう。他にも、ストラップ穴があるので、ヒモをつけてカバンの内側に釣り下げればなくす心配もありませんよ。
4.不動産屋が使う内見時の無料アプリやメジャーのまとめ
今回はお部屋の内見時にお勧めしたい使えるアプリやメジャーについて説明しました。内見時に色々部屋の広さを計るのは本当に大切です。冷蔵庫、玄関、廊下、寝室、キッチン等持っていくものが入るのか?入らない部屋だけど、新規に購入前提で申し込むのか?この辺りをよく見極めるためにも先ずは色々と測って、写真を撮ってみて下さい。
この辺り、担当にお願いしたいところですが、そこまで気の回らない担当、本当に多いです。契約の細かい条件部分で忘れてたりするので、気を付けて下さい。質問等は後々揉めないためにメールでキチンと残しておくのが良いと思います。以下、今回ご説明した内容です。
4-1.無料アプリ
・気軽に使える見やすいインターフェースのMeasure
・英語に抵抗がないならAirMeasure
・大手仲介業者SUUMOが提供するSUUMO Measure
4-2.メジャー
・2メートルまで測れるクツワのロング巻尺
・ステンレス製でおしゃれなプロマートのスリムメジャー
内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。
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