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内見は何ヶ月前からがベスト?落とし穴を避け、引っ越しから逆算が大切

こんにちは、部屋探しの不安ゼロを目指す、株式会社リビングインの不動産鑑定士補兼宅地建物取引士の相樂です。

引っ越ししようと決めたけど、引っ越しまでまだ時間に余裕があり、何ヶ月前からお部屋の内見に行きはじめるのがベストかお悩みの方へ。

スーモや弊社のアンケートで多くの人が後悔している部屋探しなので、ある程度時間を掛け、お部屋を見る目を養うのもアリではと本気で思っています。

焦って、お部屋を決め、30万、40万もの初期費用を無駄にするのもこんな時代にもったいないと思うので…。この前は6ヶ月近く前からお部屋の内見を開始し、最終的に引っ越しの2ケ月前に部屋の申込をした方がいました。

個人的には本当はそれくらい、時間を掛けてもいいんじゃないかと思います。というのも、初期費用60万円以上掛かったので、引っ越し代も入れると、70万円ぐらいの大きな引っ越し。これで失敗は痛すぎます。

転勤などでどうしても引っ越しを急いでいる方も、この記事を読めば内見開始におすすめの時期が分かるよう、失敗談や口コミを基にまとめました。

念のため、家賃等の条件交渉はいつが良いのか?これまでの経験を踏まえ、最もうまく行くタイミングについて、こちらのページにまとめておきました。

1.まずはお部屋探しの流れを確認

何ヶ月前から内見に行きはじめるのがベストかを決めるには、まずお部屋探しの流れのつかむとよいです。そこで、私の経験を元に大まかな流れをご紹介します。

(1) 不動産探しのサイトで物件検索

自身の予算、住みたいエリア、住みたいお部屋のイメージを決めてインターネットでリサーチする

(2) 不動産会社へ実際に行く(メールでの問い合わせでもOK)

自身の予算に対しての相場を把握したら、住みたいエリアの物件情報が多い不動産会社へ行く

(3) 気になる物件を内見

希望条件に近い物件情報があり、内見可能な状態だったら見学へ

(4) 申し込み

住みたい物件が見つかったら申込みをする

(5) 入居審査

貸主が入居希望者の書類の内容に基づいて審査する

(6) 賃貸契約

入居審査が終わると、契約内容や物件に関する確認をして契約をする

(7) 引き渡し・入居

実際の入居日に合わせて、鍵の引き渡し日を決める

お部屋探しと一口に言っても、こんなにしなくてはいけない事があります・・・。これらの流れを頭に入れつつ、次のステップへ進んでください。

念のため、

ちなみに、4,600件の引っ越し事例から部屋探し2回目以下の方に特に注意してほしい部屋探しの条件に付いて、こちらのページにまとめました。件数が多かったので、分析に時間が掛かってしまいました…、ごめんなさい。

2.おすすめは入居予定日から2~3ヶ月前

大まかなお部屋探しの流れを頭に入れたところで、実際に内見を何ヶ月前からするべきなのか考えてみましょう。方法は簡単です。逆算すればよいのです!

(1) 大体の入居予定日を決める

(2) 入居予定日の3ヶ月前くらいからインターネットで情報収集

(3) 希望条件をまとめてから、入居予定日の2~3ヶ月前には不動産会社へ行き、気になるお部屋が見つかったら内見へ

すぐに物件を決められない可能性、契約に必要な書類の準備、入居審査にかかる期間など考え始めると色々不安になります。でも、このくらいの期間があれば、心に余裕も持てて安心でした。例としては、4月に引っ越したいなら、1月中には動き始めて、1~2月には内見へ行くイメージです。

一点、今のお部屋の解約予告期間をキチンと確認して、動いてください。一般的には一ヶ月ですが、稀に大手不動産会社が管理している場合、2ヵ月前になっていたりします。2か月前だと、引っ越し先も含め、両方の部屋に家賃を払うことになりそうです。フリーレントなどで多少はカバーできると思いますが…、ともかく、解約予告期間はキチンと見た方が良いと思います。場合によっては管理会社にその短縮を交渉できたりしますので。

スーモを使って、初期費用を下げたい人向けに、どれだけお部屋の選択肢が減ってしまうか?なら、スーモはどう使うのが良いのか?件数を基に住環境のいい部屋を賢く見つける方法をこちらのページにまとめました。物件数ナンバー1でも絞る条件次第では本当に変な部屋が残ります…。

3.気を付けて!繁忙期と閑散期

内見のおすすめ時期は入居予定日の2~3ヶ月前と言いました。でもここで、気を付けないといけないのが「繁忙期」と「閑散期」です。不動産業界にはこの2つの時期が存在していて、内見のしやすさも変わってきます。

繁忙期は主に1~3月です。3~4月にかけて入学や卒業、就職などが重なるため多くの人が引っ越しをするからです。もし、繁忙期にお部屋探しをする場合は、内見したくても希望者が多くて、なかなか内見の予約すら取れないかもしれません。でも、引っ越しをする人が多い時期なので、物件数が一番多いというメリットもあります。

閑散期は主に6~8月頃です。この頃は雨だし、暑いし、お部屋探しや引っ越しをするのも大変で、引っ越す人が少ないです。学校や会社的にもあまりイベントがないからかもしれませんが・・・。そのため、閑散期にお部屋探しをする場合は、内見希望の予約も取れやすく、落ち着いて内見できて色々相談もしやすいです。そもそも梅雨で部屋を見に行く気が折れる時期です・・・。それ故、内見へ行く時はこの繁忙期と閑散期も意識して、入居予定日の2~3ヶ月前の中で早めに遅めに等、調節するとよいです。

4.入居予約可能な期間にも注意

内見をもっとじっくりのんびり、かなり前からしたい場合もあるかも知れません。でも、あまりにも早く内見へ行ってしまうと悲しい落とし穴があります。もし早い段階で内見をして、良い物件を見つけたとしても、賃貸物件は基本入居予約ができません。早くに住んでくれる人が優先されます。

入居の申込みをしても審査終了後、家賃発生まで待ってもらえるのは「10日~3週間」が限度です。因みに、ケースによってまちまちですが、入居審査には1日~5日ほどかかります。その後、契約などに2週間くらい掛かります。

その点も含めて、私の内見おすすめ時期は、入居予定日の2~3ヶ月前なのです。せっかく頑張って探して気に入ったお部屋で、そんな悲しい想いをしないためにも、早過ぎる内見には注意してください。

5.部屋探しや内見はいつごろから始めるのが良いのか?まとめ

内見へ何ヶ月前に行くのがベストか迷ったら、引っ越し希望日から逆算して考えてみてください。稀に、2週間で引っ越しまで済ませたい人が居ますが、内見、審査、契約、引っ越し準備を踏まえると、本当にタイトで厳しいと思います。

実家から何も持ってこない、解約予告期間もないとかなら、何とかできるかもしれません。ただ、失敗事例を見る限り、確率的に焦って、損をしてしまう可能性が高いため、個人的にはお勧めしません。今回説明した大事なポイントは以下の4点です。

  • まずはお部屋探しの流れを把握
  • 入居予定日を決め、その1~2ヶ月前の内見がベスト
  • 繁忙期か閑散期なのかも見極める
  • 入居予約の関係上、早過ぎる内見はNG

内見へ行く時期の判断はその後の手続き等も考えると頭が痛くなりがちです。

でも、これまでの経験的に無理がないスケジュールだと入居予定日の2~3ヶ月前なら時間にも心にも余裕を持てておすすめです。最後に、オンライン内見でお部屋を決め、入居後にトラブルになった場合、告知義務違反になるかについて、こちらのページにまとめました。

内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。

オンライン内見でも担当者に確認してほしいポイントを共有できるチェックシートを作成しました。こちらのシートを先方に送り、問題がないか、効率よく、確認してもらってください。他社のシートも比較につけておきました。後悔しない、損しない、時間を無駄にしないために活用して下さい。

あなたの大切な人生と平穏が守られますようにこれからも私たちは6,700件を超える引っ越しの失敗談を基に、住まいのトラブル解消の専門家として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

6.内見チェックシートのリニューアルについて

年末にこれまでのお悩み相談400件を踏まえ、引っ越し前後のお手続きも含め、オンライン内見でも担当者に確認してほしいポイントを共有できるチェックシートをリニューアルしました。

部屋探しや引っ越しで不安な場合には、こちらのシートを担当者に送り、お部屋や手続きに問題がないか、効率よく、確認してもらってください。他社のシートも比較につけておきました。後悔しない、損しない、時間を無駄にしないために活用して下さい。

7.トラブルを避けるための部屋探しチェックリスト

考え込んでいる女性

これまでのトラブル相談やアンケートの事例を参考に、簡単なチェックリストを作りました。

もし、いくつか、該当するようなら、慎重にお部屋探しをされることをお勧めします。

□ 延線沿い等エリアを広げ、自分に合う部屋を探したい
□ 自分に合ったお部屋の条件や優先順位が分からない
□ オンライン内見や広告を見て、お部屋を決めたい
□ 部屋探しの経験が2回以下で相談し、お部屋を決めたい
□ 家賃や初期費用等予算の決め方が分からない
□ 契約や引っ越し後のトラブルは絶対に避けたい
□ 自分のペ-スでゆっくりお部屋を探したい
□ 仲介手数料無料や返金保証が付いている方がいい

もし、3つ以上当てはまる方は慎重に部屋探しを進めて下さい。というのも、トラブルが続くと、仕事や私生活だけでなく、健康も害してしまう事もあります。

また、気になるようなら、LINEで出来る部屋探しの条件簡易診断もやってみて下さい。3つの質問で、部屋探しに必要な具体的な注意点や対策をご提案しています。

恵比寿や広尾、麻布十番など東京都心のデザイナーズマンションの内見予約や住まいの無料相談はこちらのページから物件や希望の日時を送って下さい。その他、退去時に管理会社と揉め、原状回復費用をムダにしないため、契約者さま限定の入居確認時の保存フォームを作りました。

今後もあなたの大切な人生と平穏が守られますよう、6,700件を超える引っ越しの失敗談を基に住まいの問題解決のトップランナーとして、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。また、2013年以降、実際に賃貸仲介を行ったデータはこちらにまとめておきました。

なお、事前に現地集合の内見を予約された方には最大仲介手数料無料だけでなく、24時間365日の駆け付けサービス2年分を無料でお付けしています。気になるお部屋の内見予約や住まいの無料相談はこちらのページから物件や希望の日時を送って下さい。

その他、退去時に管理会社と揉め、原状回復費用をムダにしない契約者さま限定の入居確認時の保存フォームも作りました。

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

 

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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