今回は、不動産用語解説『内金・内入金』編です。
1.『内金・内入金』とは、不動産会社などへ、前払いとして支払うお金のことをいいます。
一般に、不動産の売買契約や賃貸契約が成立した際に支払うお金で、契約金の一部に充当されます。なお、相場は代金総額の20~50パーセントです。ちなみに、『内金・内入金』と似た用語に、『手付・手付金』、『預り金』、『申込金』と呼ばれるものがあります。
2.『手付・手付金』は、
前払いとして支払うという点では同じですが、理由にかかわらず後で契約を解除ができる、契約違反があった場合には没収される、などの法的効力があり、相場は代金総額の10パーセントです。
3.『預り金』『申込金』は、
一般に、契約前の仮押さえを目的として、不動産会社などへ一時的に預けるお金のことをいいます。
なお、『内金・内入金』、『預り金』、『申込金』は『手付・手付金』とは違い、法律で定められている言葉ではないことに注意してください。ただ、不動産会社により、同じ意味で使われることや、混同されて使われることもあり得ます。
たとえば、『内金・内入金』は、『預り金』『申込金』と同じ意味に使われることも少なくありません。『預り金』『申込金』として後で返金されるつもりで支払ったが、不動産会社側には『内金・内入金』と認識されて返金されない、といったトラブルも起こっています。
働く女性の中には、このようなことに割く時間に余裕がない方が大勢いると思います。ただ、後々何らかのトラブルで余計な時間を使ってしまうことがないよう、用語の意味については契約前の早い段階で、相手と確認を取ることが重要です。
担当 相楽
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。