『畳(じょう)』という文字を使うこともあります。
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2015年4月15日帖(じょう)とは、室内の広さを表す単位のことです。
帖(じょう)とは、室内の広さを表す単位のことです。 『畳(じょう)』という文字を使うこともあります。
日本家屋では、もともと『畳(たたみ)』を敷いた『和室』が主流で、たとえば、畳が6枚敷いてあれば、「6畳間」といったように、畳の枚数で部屋の広さを表すようにしていました。
しかし、『フローリーング』を敷いた『洋室』が普及するようになってからは、敷物としての「畳」を連想させないよう、「畳」の変わりに「帖」という文字が使われるようになりました。
帖と畳を区別する明確な定義はありませんが、現代では、「帖」が使われるケースが多いです。
この『帖』という単位を用いる際、「1帖=畳1枚分の広さ」が基準となりますが、その畳一枚分の広さは、下記のように、地域によって異なります。
・関東より東の地域では、1.548平米(『江戸間』)
・中部地方では、1.656平米(『中京間』)
・関西より西の地域では、1.824平米(『京間』)
よく比較されるのが江戸間と京間で、同じ6帖で比較すると、
江戸間の6帖≒9.29平米
京間の6帖≒10.94平米
となり、畳一枚分に相当する差がでます。
このため、部屋の広さを表す際は、どの規格を基準にするかがとても大事になります。
不動産業界では、『不動産の表示に関する公正競争規約施行規則』の基準にならい、「1帖=1.62平米」とするのが一般的です。
「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」とは、不動産業界が取り決め、公正取引委員会が認定した、不動産の広告表現に関する約束事のことです。
必ずしも従わなければならないものではないですが、認識をすり合わせやすくするために、多くの不動産会社がならうようにしています。
たとえば、お部屋の広さが「20帖」と表示されていた場合は、1.62平米×20=32.4平米のお部屋です。なお、不動産広告では、壁芯面積(壁や柱の厚みの中心線で測られた面積のこと)を専有面積として記載しています。
そのため、数値上、同じ広さのお部屋であったとしても、実際には壁の厚さにより差が出ることもあります。また、単に数値だけでは判断できない場合もあります。
たとえば、
・床や壁の色
・照明の配置や光度
・縦横比率(お部屋の形)
・天井の高さ
といった要素により、広さの印象が変わることもあります。お部屋探しの際は、広告やパンフレットに記載された数値だけで判断するのではなく、実際にお部屋に出向いた上で判断することをオススメします。
お仕事の都合等で下見が難しい場合は、代行サービスもありますので、お気軽にご相談ください。
担当 相楽
▶関連用語:畳、和室、フローリング、洋室、江戸間、中京間、京間、不動産の表示に関する公正競争規約施行規則、壁芯面積、専有面積
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今回もなるべくポイントを整理して、結果と原因のみ、記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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相楽 喜一郎 代表取締役
国立大学卒業後、証券、総合不動産会社を経て、独立。オーナーとの折衝を中心に賃貸・売買仲介やその管理を行ってきた。これまで300室以上のお部屋を契約。不動産鑑定士補及び宅地建物取引士、管理業務主任者