不動産会社に無視されない内覧希望メールでの書き方や例文を教えて下さい。

1.質問:担当に無視されないためにどの様にメールを書けば、良いでしょうか?

今度GW辺りを目途に引越しを予定しており、インターネット検索でお部屋探しをしています。

いくつか気になる物件を見つけたので、週末に内覧をしたいのですが、担当に無視されないメールの書き方を教えて下さい。

2.回答:基本的にお客様です。自由にメールを記載しても問題ないです

例えば、引っ越し希望時期や引っ越しの理由を書いておくとよりスムーズに進むと思います。しかし、お客様としてもお忙しい中、無駄なメールのやりとりは避けたいと思います。その為、不動産会社に伝わりやすいメールの文面の例を記載いたしますので、参考にしてください。

======ここから======

◯◯不動産 御中
(担当者名がわかる場合、◯◯不動産 [担当者名]様)

こんにちは。
[お客様のお名前]と申します。

◯月あたりに、◯◯◯エリアへの引越しを予定しております。

希望条件としては、
1)◯◯沿線で駅から徒歩◯分
2)間取りは◯LDK
3)家賃は◯◯万円〜◯◯万円くらい
です。

そこで物件を探していたところ、御社の取扱物件に興味を持ちました。

つきましては、以下の3件について、内覧をすることはできますでしょうか?

内覧時に資料をいただけますと幸いです。

1)物件名、部屋番号、住所
( https://〜:サイトURLがあるとスムーズです。 )

2)物件名、部屋番号、住所
(https://〜)

3)物件名、部屋番号、住所
(https://〜)

内覧が可能であれば、以下の日程のいずれかを希望しています。

1)◯月×日10~14時

2)◯月×日17時以降

3)◯月×日終日可

平日は仕事のため難しいのですが、19時以降でよろしければ調整可能です。
また、できるだけメールで返信いただけると助かります。

以上、よろしくお願いいたします。

[お客様のお名前]

======ここまで======

  • 引越し予定日の目安
  • 希望エリア
  • 物件の条件
  • 引っ越しの理由
  • 内覧希望物件
  • 内覧希望日

以上のようなポイントは記載することで不動産会社側も事情を掴みやすく、少ないメールのやり取りで進めていくことができるかと思います。

なお、迷惑メール防止機能等により未達になることもあるので、送信後3営業日くらい経っても連絡がない場合は、一度電話やSMSを送ってみることをお勧めします。

もし、どうしても電話が難しいという状況であれば、他の不動産会社を当たった方が良いかもしれません。当該不動産会社のメールに対する態度がその程度、ということなので・・・。

また、メールの時点では不動産会社の雰囲気や相性もわからないので、お部屋探しに必要な情報以外の個人情報を教える必要はないと思います。何度かメールのやり取りをする、電話する、実際に事務所に相談やマンションへ内覧に行くなどしてからで遅くないと個人的には思っています。

追記、メールで物件の問い合わせをすることに関して、色々な方から相談があるので、こちらのページにも改めて、細かくメールの書き方をまとめました。特に、部屋探しの経験が2回以下の方は参考にして、不動産会社へ連絡すると担当に刺さりやすく、回答が得られると思います。

念のため、内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。

3.メールの返信内容で良い不動産を見つけてみて下さい

3-1.ひな型メールかどうかを見極める

メールの返信でよく見受けられるのは返信メールでひな型だけの利用をして返信をしてくる仲介業者です。名前と物件名だけを変えて、「まだ募集中です。詳細については一度お電話でお話させていただけませんか?」とすぐに電話に切り替えようというメールになっていないかを気付けると親切な業者を見つけやすくなります。見極めるポイントは以下の通り。

3-1-1.自分のためだけに作ってくれたか文章か

これは問い合わせした物件の特徴について、周辺環境について詳細が記載してあるかを探してみてください。下手に長い文章だと、一回一回の問い合わせに毎回手打ちで入力しているとは考えにくいです。

3-1-2.どれにでも通用するような口調の文言になっていないか

名前と物件名だけを違う誰かに変えても通用する文言になっていませんか?ネットショッピングをご利用された方はご経験があるかもしれませんが、メッセージカードのお礼状として、“ご購入ありがとうございます”という文章が書かれており、一番の上の名前だけ手書きで自分の名前が書かれているといった具合のものです。やはり手書きで書いてくれる方が気持ちの伝わり方は違いますよね。メールの内容も同様に、自分の問い合わせに対してどれだけ向き合ってくれているかを測る指標にもなります。この2点を確認するようにしてみてください。

3-2.来店ばかり急かしてこないか

問い合わせのメールに対して「弊社は取り扱い物件数地域でナンバーワンですので一度ご来店してお話を聞いてみませんか?」という言い回しで、とりあえず来店を促す業者は“おとり広告”をしている可能性も高いです。

おとり広告とは、実際には既に埋まっている物件で、決まりやすい物件をネット上に掲載させたままにしておき、その物件に対してお問合せがあった場合には、ここは埋まっていましたけどこちらはどうですか?という手法を使う広告方法です。これは宅建業法でも厳しく取り締まられていますが、入居の申込タイミングは明確に分からない部分が多いため、全てを取り締まられていないのが現状です

もちろん、この件は全ての不動産がそうというわけではなく、中には善良な不動産会社もありますが、このように来店を促されてお店に行くとすごいオラオラ営業をかけられる場合もありますので、メールの内容から会社の雰囲気を探ることも、いい不動産会社、いい物件に巡り合うために大切な過程です。“ただのメール”と考えずに、一文字一文字から多くの情報を吸収するように意識してみられるといいかもしれません。

3-3.希望の連絡方法に沿っているか

専用のメールお問合せフォームからメールをする場合に、希望の連絡方法で「電話」「メール」と選択ができたとして、両方記載して「メール連絡希望」と記載しているにも関わらず、いきなり電話をかけてくる業者もあります。メールアドレスの相違で電話しか連絡方法がなかったという場合も考えられますが、そうではない場合はお客様の立場に立って連絡をしていないと考えられます。

ネットで物件を検索するポータルサイトを利用すると、1件の問い合わせのつもりでも色々な仲介業者に一斉にメール送信される可能性もあります。お客様の取り合いと思ってすぐに電話をかけてくる業者は営業力が強めの場合がありますので、押しに弱い人などはゆっくりメールでやり取りをしていくという軸を持ってお部屋探しをすることも重要です。

4.万一返信が来ない時には迷惑メールフォルダをチェック

メールをしたのにも関わらず、何日経っても返信がないと思った時は「迷惑メール」にメールが届いていないかの確認してみてください。実務上、「メールが届いていないんですが?」というご連絡を受けることもありますが、迷惑メールに入っている可能性が大いにあります。

また、その他の理由として、迷惑メールを一切届かないような設定にしている、送ってもらった資料が膨大で自身の携帯では読み込みができていないということも考えられます。もし、メールをしても一切返信が無いということは何かしらの問題が発生していると考えられますので、一度電話で「届いていますか?」と聞いてみることも大切です。

ちなみに、内見時の確認・チェックリストもよく聞かれます。これまでの失敗談を参考に無料で使えるものを作りました。他社の使いやすそうなものもピックアップしています。ぜひ、内見時に使ってみて下さい。4,600件の失敗談を基に作った内見時のチェックリストはこちらのページです。なお、人気のある他社の内見チェックリストも同様にまとめています。

5.トラブルを避けるための部屋探しチェックリスト

考え込んでいる女性

これまでのトラブル相談やアンケートの事例を参考に、簡単なチェックリストを作りました。

もし、いくつか、該当するようなら、慎重にお部屋探しをされることをお勧めします。

□ 延線沿い等エリアを広げ、自分に合う部屋を探したい
□ 自分に合ったお部屋の条件や優先順位が分からない
□ オンライン内見や広告を見て、お部屋を決めたい
□ 部屋探しの経験が2回以下で相談し、お部屋を決めたい
□ 家賃や初期費用等予算の決め方が分からない
□ 契約や引っ越し後のトラブルは絶対に避けたい
□ 自分のペ-スでゆっくりお部屋を探したい
□ 仲介手数料無料や返金保証が付いている方がいい

もし、3つ以上当てはまる方は慎重に部屋探しを進めて下さい。というのも、トラブルが続くと、仕事や私生活だけでなく、健康も害してしまう事もあります。

また、気になるようなら、LINEで出来る部屋探しの条件簡易診断もやってみて下さい。3つの質問で、部屋探しに必要な具体的な注意点や対策をご提案しています。

私たちは、2012年より地域に根付いた不動産屋として、住まいのトラブルに特化し、住宅ローンの返済だけでなく、騒音や隣人、契約トラブル等のトラブルを解決してきました。

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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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