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1.BSとは、『衛星放送』を意味する「Broadcasting Satellite」の略です。
一般的には、放送事業者が行う衛星放送を利用した番組放送(一般的に『BS放送』と呼ぶ)のことをさします。1989年に本放送が開始されました。放送事業者は、NHKや各民放キー局に加え、「WOWOW」や「スターチャンネル」などが有名です。
BS放送は、赤道上空約36,000kmにある衛星放送から電波を届けるため、電波塔など地上の施設から電波を届ける地上波放送に比べて、以下のような特徴があります。
・広い範囲で受信できる
・大容量の情報を扱える
・電波が建物や地形の影響で乱れることがない
2.BS放送の番組では地上波放送見れないものが見れます。
ではあまり見ることができない以下のような番組が見ることが出来ます。
・海外の映画やドラマ
・サッカーやバスケなどスポーツの生中継
・人気アーティストのコンサート
・地上波番組の再放送
3.BS放送には、無料チャンネル(民放キー局など)と有料チャンネル(「WOWOW」や「スターチャンネル」など)があります。
有料チャンネルの場合は、個別に契約する必要がありますので、認識しておいてください。中には、1日限定、1週間限定など、お試し用の無料期間を設けている有料チャンネルもあります。
また、一般的に、無料チャンネルではCMが流れ、有料チャンネルではCMが流れません。このBS放送に似たものとして、『CS(Communication Satellites)放送』があります。
どちらも人工衛星を利用して放送していますが、BS放送は衛星放送を利用し、CS放送は通信衛星を利用している、という違いがあります。また、CS放送の方が、有料チャンネルや専門性の高い番組が多い傾向があります。このBS放送を、各住戸で受信するためには、専用のアンテナとチューナーが必要となります。
3-1.[専用アンテナの設置について]
集合住宅の場合、BS用の共同アンテナが設置されていることが多く、その場合は、各住戸でのアンテナの設置は不要となります。広告やパンフレットなどに、「BS」と表記されている場合は、その集合住宅に共同アンテナが設置されていることを意味します。共同アンテナが設置されていない場合は、各自で用意することになります。最近では、壁の穴あけや配線の引き込みなど、大掛かりな工事をすることなく、設置できるアンテナも出てきています。
物理的にスペースがない、アンテナを向ける方角に障害物があるなど何らかの事情により、アンテナを設置できない場合もあるかもしれません。その場合は、インターネットやケーブルテレビなどの回線を利用したサービスをご検討ください。※視聴できる番組はサービスによって異なります。
3-2.[専用チューナーの設置について]
最近のテレビは、BS用のチューナーが内蔵されているものがほとんどです。リモコンに、「BS」のボタンがある場合、それはBS用のチューナーが内蔵されていることを意味します。お持ちのテレビにチューナーが内蔵されていない場合は、別途チューナーを用意することになります。
ちなみに、個人的にBS放送は以下のような方におすすめです。
・地上波放送に飽きてしまった方
・専門性の高い番組を見たい方
・CMなしで番組を見たい方
担当 相楽
関連用語:衛星放送、通信衛星、CS放送、ケーブルテレビ
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