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これまで部屋探しの失敗例を参考に作った内見時に確認してほしいチェックリストや実際の現場でのその修正方法に関して、説明してきました。
正直、夏の暑い日や真冬の午前中等寒くて、内見は面倒だと思うかもしれません。そんな方に失敗談と口コミを基に内見の意義やメリット・デメリットをこちらにまとめました。内見の意義をちゃんと理解して頂いた上で、この記事では毎晩仕事や勉強等で疲れて帰ってくるあなたに向けて書きました。読めば、ストレスフリーで自分の時間を楽しむことができるお部屋選びのポイントがわかるはずです。 内見の際にぜひ実践してください。
今回、解説するのは港区に10年住み、これまで部屋探しの失敗例を4年以上一緒に分析し、実務でも生かしている現役不動産営業マンの大和田です。実際に実務経験があり、部屋探しや引っ越しのプロセスが分かり、アドバイスできる営業マンがこういうのを説明するのが、実は一番いい例なんじゃないないかと思っています。
自分もそうですが、社会人の方は時間がいくらあっても足りないんじゃないかと思います。なぜなら、仕事が終わっても買い物して、帰宅。それから、ご飯を作って、シャワーを浴びて、ゆっくりしてたら、もう寝る時間になっているなんてことが往々にしてあるからです・・・、私もそうでした。
そんな時、少しでも時短でき、30分でも自分の時間ができたら絶対に嬉しいと思います。引っ越し後に後悔し、お金や時間を無駄にしないために、今回も3分もあれば、目を通せる内容になっているので、ぜひ一読して、内見時に使ってみて下さい。
1.隣人との生活リズムは合っているのか?
あなたは睡眠は浅い方ですか? 寝ている時に、隣人の生活音で起こされたことがあるなら、次のポイントを内見で必ずチェックすべきです。
・・・それは隣人の職業やライフスタイルです。
たとえば、隣人が大学生ならあなたと生活リズムが少し違う可能性が高いです。例えば、学生街の単身者向けのマンションは夜間騒がしく、トラブルになることもあります。また、ペットを飼っていたらどうでしょうか?
こういった騒音問題は人によっては鬱になる深刻な問題です。そのため、私は内見で「隣人の職業やペットを飼っているのか?」程度のことを担当に聞いた方がいいと思います。しかし、あくまで個人情報のため、不動産会社が詳しく答えられないからといって無理にはチェックしないでください。担当がグズグズしていても、さらっと、「分かったら、メールやLINEに送って下さい」と伝えれば、完了です。
2.通勤圏内に買い物できる場所がある
会社の帰り道にスーパーなど日常で利用できるお店があると便利ですよね。 また、帰りが深夜とか、遅くなるなら、24時間営業しているコンビニがお部屋の近くにあるのもいいかもしれません。こういったお店の配置情報は、内見でお部屋から駅までの通勤経路をチェックすることで解決します。
「わざわざ内見で確認しなくても、前もってGoogle マップでチェックすればいいじゃん」と思われるかもしれません・・・、でも、それだと夜間に街灯のない物騒な道を通ることにもなりかねません。
そのため、できることなら夜間に内見するのが僕のオススメです。 実際に引っ越しあとのことを考えて、「ここは通っても大丈夫な道だ」と肌感覚でのチェックをするのは、本当に大切です。
3.シャワー付き洗面台だと、朝のセットが楽
寝起きで髪がボサボサになるなら、シャワー付き洗面台が便利です。 朝起きて、「髪がボサボサだからお風呂に入ろ」というのは、大きな時間ロスです。
そんな時、シャワー付き洗面台なら30秒で髪を濡らして、あとはドライヤーに専念することができます。準備の仕方は個人の自由です。 部屋選びや内見の際に、洗面台にシャワー付いているか、チェックをしてみてください。
4.苦情があった時、管理会社にすぐに対応してもらえるか?
あなたが気に入ったそのお部屋、苦情を伝えた時にすぐに対応してもらえるでしょうか?管理会社によっては自動温泉だったり、対応がゆっくりな会社もあります。こんな時、急ぎの用事であったり、今すぐ解決してほしい問題の場合はストレスがたまることでしょう。
そのため、内見で気に入ったお部屋が見つかったのなら、管理会社の名前を営業マンに聞いてみてください。 そして、その場でスマホ検索してもらえれば、問題のある管理会社ならすぐに名前があがってきます。
5.近くに駅があると、朝の通勤に便利
朝の通勤は時間がありませんよね。 そんな時、駅近のお部屋はとても便利です。しかし、そのお部屋が駅近かどうかは内見用の資料だけでチェックするべきではありません。 なぜなら、駅が近くても電車のホームまではそこからさらに時間がかかることがあるからです。
たとえば、地下鉄の場合、駅に到着してから地下に降りるために5分かかるという線も決して少なくありません・・・。 そのため、内見ではお部屋から駅のホームまでどのくらい時間がかかるのか所要時間をしっかりとチェックしておくべきでしょう。
※ホームまでにかかる時間とそこからどれくらい電車に乗るのか等を踏まえ、住むエリアを事前に決めると無駄な移動や面談が必要なく、部屋探しがスムーズに進みます。時間とお金をムダにしないよう、ショートカットして、あなたの希望の部屋を見つけて下さい。
6.社会人向け、内見時に確認してほしい項目まとめ
この記事では、社会人であるあなたの生活に寄りそった内見時のチェックポイントを5つ紹介しました。
6-1.隣人の職業、ペットを飼っているのかをチェック
6-2.通勤圏のお店やよく使うお店が夜間、明るい安全な場所にあるのかをチェック
6-3.シャワー付き洗面台かのチェック
6-4.問題対応をする不動産管理会社をチェック
6-5.お部屋から駅のホームまでの所要時間をチェック
以下、アクセスが相対的に多い【元弁護士と考える】シリーズで、告知義務の必要な事故物件を選ばないための賢い対策です。
>>【元弁護士と考える】事故物件を契約する前の告知義務?その確認方法や注意点は?
>>【元弁護士と考える】不動産屋からウソを教えられた時の対応は?
>>【元弁護士と考える】騒音、地震、虫などないと言われたのに、嘘だったら
>>【元弁護士と考える】仲介手数料の支払い無効裁判(2019年夏)
>>【元弁護士と考える】騒音や悪臭、ナンパ等『隣人トラブル』の対処と引っ越し代は?
その他、事故物件に関する記事はこちらです。
>>麻布十番の事故物件を見に行って、その場で原因分析(その1)
>>麻布十番の事故物件を見に行って、その場で原因分析(その2)
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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