C.解決事例(お客様の声)

ワーキングホリデーから帰国、東京で友人宅に居候し不仲に。

部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?

ところで、『ウソを見破る統計学』などを書いた統計学のプロ、神永正博さんをご存じですか?

神永さんのいろいろな社会問題を統計を用いて、きちんと解決していくスタンスが好きで、今回2013年に出版された『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』という本を読んでみました。

その中で、『その説明は適切か?その提案は正しいのか?データを基に学べば、ウソが分かり、未来の予測も可能になります。傾向と対策をきちんと理解して、ネクストステップを考える。』と書いており、昨今のデータやその分析のブームもあながちウソではなさそうです。

当社のアンケートでも、70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しの提案も本当に自分にあっているのか、ちょっと立ち止まって考えた方がよさそうです。

最後に、神永さんははじめにの部分で『自分の未来を考えるうえで、統計思考=データ分析ほど強力な方法論は、他にはない』と書いています。私も日々の失敗分析をしていく中で、ほとんどの人が裏付けのない提案で流されている事実を知り、もっと頑張らないといけないとやる気が出る一文でした。

今後も、失敗で地雷部屋の除去、頑張ります・・・、前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。

第1678回目の今回は、20代の居酒屋に勤めている男性パート・アルバイトの方にお話を聞きました。2020年4月にワーキングホリデーからの帰国を機に、海外から関東地方への1DKで友人の部屋に同居するため、はじめて自分で引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

今回のポイントは同居の難しさ、これにつきます…。同棲や結婚もそうですが、赤の他人と同じ家で暮らすのは本当に難しいです。一緒に居る時間が増え、お互いの価値観や生活環境の違いが分かり、その溝をどう埋めていくか、今回の方も苦労したようです。

どのようなお引っ越しだったんでしょうか?

1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

大学卒業後、オーストラリアへのワーキングホリデーを選択し、帰国後は東京都内に住んでいる友人宅に住むことにしたため。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

東京でワーキングホリデーの経験を活かした職につき、将来的には友人の協力なしに自分の部屋を持ち自立した生活を送りたかった。

2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。

一ヶ月程度掛かりました。コロナウイルスの影響でオーストラリアからの帰国がいつになるか見通しが立たず、母親のいる実家にいつ戻れるか分からなかったため、友人宅の方が臨機応変な対応ができると考え、帰国前ギリギリのタイミングでお願いしました。

大きな荷物が比較的少ない実家暮らしからのはじめての引っ越しや近距離の引っ越し以外の場合、個人的には引っ越し業者さんを使った方が安全で部屋にもキズ付けることなく良いと思っています。実際にみんなの引っ越しはどうだったのか?引っ越し業者を使ったのか?それとも・・・。平均的な引っ越し費用や引っ越しの回数、そして、引っ越し後のあいさつの有無等みんなの実際をまとめています。

3.引っ越し時の不安について

3-1.どんな不安がありましたか?

友人との二人暮らしだったため、お互いのプライベートを崩すことのストレスや友人は仕事をしている立場だったので、その邪魔にならないか心配でした。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

気温差や環境、周りに住んでいる人との関わりなどの違いも日々の生活の調子にズレを生み、その結果体調を崩したりすることがある。

4.部屋探しの失敗について

4-1.失敗を教えて下さい。

急に居候となったため、家賃や光熱費の割り方やスペースの使い方など、共有部分とそうでない部分の区別が大変だった。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

仲のいい友達だからといって、お泊りの延長の気分でいたことや自分の仕事や生活に対して、責任感のなさが原因だったと思います。

4-3.失敗再発への対応は?

最初から帰国後の生活を見通し、オーストラリアにいる間に仕事のこと、家のことを決めてから行動すべきだった。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

ルールなしの同居は友情を壊す原因になります。

5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。

急な引っ越しだったため、友人宅に自分の荷物を置くスペースが無かったので貸倉庫を借り、荷物を置いたが結果的にはその方がコストがかかったこと。

6.引っ越しを経験して、良かった点は?

6-1.部屋探しの良かった点

友人が働いている間、自分は友人宅でニートの状態だったため、彼に対しての負い目や自分の未来への不安を感じ、自立しようと思えたこと。

6-2.そう思った理由は?

電気ガス水道やネット環境などのインフラもお世話になっていたので。

6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

ある程度、生活費を準備して、何事も行動した方がいいと思います。

7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて

誰かとのシェアルームが流行っている時代ですが、友人だからといって責任感を丸投げし、ただの居候にならないように気をつけてください。

8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。

仕事が変わる、もしくは勤務地が変わるため、やむを得ない理由ではあるのだが、それまでに構築した生活環境をもう一度違う土地で作ることへの精神的ストレスを感じること。

9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

今回はオーストラリアから突然友人の家に住むことになったので、友人の利用した不動産会社に相談しました。

9-2.不動産会社に期待するは?

自分の住んでいた地域に似た特徴の場所を探してもらうこと(四季がはっきりしている、交通量が少ない、地域交流がある等)

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について

10-1. ルームシェアでの生活が合わない同居問題

これは非常にセンシティブな問題で「仲がいいからルームシェアは問題ない」とならないところが難しいところです。おっしゃる通り、共用部の利用方法についても明確に決めておかなければ些細なことでトラブルに発展し、仲がいいから一緒に住んでいたのに同居したことがきっかけで関係が終わってしまうなんてこともあり得るのです。トイレ掃除は誰がやるのか?などと、責任者を週替わりで決めるなど、ルールを持ってやるのが良いと思います。

10-2. お互いの生活リズムが少しでも合わない

ストレスを与えてしまったり、逆にストレスを感じたりと難しいものです。親しき仲にも礼儀ありとはまさにこのことだなと感じます。帰国する前に予め何日間だけ住ませてもらう、家賃など生活費はいくら出すなどと決めてから行動すると結果は自ずと変わってくると思います。今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しでは成功して欲しいですね。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。

最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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馬場 紘司

この記事を書いた人

馬場 紘司

事例を基に後悔のない取引を目指し、2013年以降40件以上の不動産取引を経験。現在は投資や居住用の不動産を中心に売却価格を上げるリノベーションなど建物の改修に注力。宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー2級、住宅ローンアドバイザー。>>その他詳しい実績はこちら

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