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東京芸術大学を卒業し、東京大学大学院を卒業後、建築家として、自由に色々な作品を作ってきた宮脇檀さんが40年近く前に書いたエッセイ集、日曜日の住居学(住まいのことを考えてみよう)で今でも刺激を受けるところがあり、まとめました。
特に、コロナ禍の今だからこそ、もっと考えたい密集して都市に住むについても書かれていました。都市を選ぶことで集合住宅に住む結果、日当たりがどうしても悪くなる、部屋そのものも狭くなる。部屋が狭くなり、ほしい物も置けなくなる。
それでも、通勤を含め、都心へのアクセスは良好で、周りにはスーパーやコンビニ、そしておしゃれなレストランや病院、公園がある。ちょっとした息抜きにはちょうどいいものが全て揃ってる。イベントは毎日どこかしらで行われており、お店の出退店が日々行われ、人生の幅を広げてくれる。
インターネットがこれだけ普及し、自宅でも世界中、宇宙の今さえも除くことが出来る。でも、やっぱり、都市で味わう体験とはどこか違う。都市に来て、自分をさらに磨き、成長することを一度してみることがとても大切だと思います。
・・・前置きが今日も長くなってしまいました。すみません、引越しの失敗例スタートです。
第2274回目の今回は、高校生に勤めている10代の男性学生の方にお話を聞きました。2012年3月の入学を機に、東北地方から関東地方への1Rでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
東北地方から関東地方へ、入学を理由に引っ越しされた方で、内見せずに部屋を決めたため、実際の部屋の古さやニオイに関して、強い不安を感じていたようです。実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
高校生までは新潟の実家に住んでいましたが、進学で東京の大学(工学院大学)に行くために引越しを行いました。これが人生で初めての一人暮らしであり、引越しでした。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
引っ越した先は東京都の八王子市で結構田舎に住んでたのですが、自然もあればショッピングも出来るいい場所でした。立地は駅からは離れていても、とても住みやすいところでした。
毎朝、早起きをしてコーヒーとパンを食べ、読書をしたりなんて理想がありましたが、半年後にはバイトや大学の課題に追われて徹夜続きの毎日でした。理想は授業の空いた時間に効率よくアルバイトをして、早寝早起きの生活リズムで生活をしたかったです。
2.引っ越しまでの期間とその理由
一ヶ月程度掛かりました。高校を卒業してから大学入学までそんなに時間がなかったため。また悩みすぎても決められないと思ったため。
大きな荷物が比較的少ない実家暮らしからのはじめての引っ越しや近距離の引っ越し以外の場合、個人的には引っ越し業者さんを使った方が安全で部屋にもキズ付けることなく良いと思っています。実際にみんなの引っ越しはどうだったのか?引っ越し業者を使ったのか?それとも・・・。平均的な引っ越し費用や引っ越しの回数、そして、引っ越し後のあいさつの有無等みんなの実際をまとめています。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
写真などで見るよりも古くて汚いんじゃないかとか、匂いとかもどんな感じなのかすごく気になりました。内見をしていればこんな心配はなかった。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
時間が無く、引っ越し先が東京だったので、お金も掛かるため、見に行くことが出来ませんでした。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
部屋の間取りなどを見て、想像するのは得意だったので物件選び自体に苦悩はありませんでした。しかし、引越しの段取りが悪く、実家から荷物を車に詰め込んで運び、家族で行ったのですが、生活してから足りないものが多く、最初から必要不可欠なものを準備するためのリストや試算をしておくべきだったと思います!
お部屋の匂いが独特なものだったので、すごく嫌だったため試行錯誤して部屋の匂いを変えようと頑張りましたが、全然改善されませんでした。また、私は結構掃除をこまめにしてたので、水周りもきれいだったのですが、アパート自体古く、男性専用アパートというのもあり、ゴキブリや鼠などが住みついていたので、駆除がとても大変でした。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
新潟から引越しだったので内見をしていなかったのが大きな失敗です。住む時間はとても貴重で生活の一部になり大切です。例え遠方だったとしても、一度自分の目で見ることがいかに重要かと思いました!あのとき、あの部屋を自分の目で確かめていれば、きっと他の部屋にしていたと思います!
4-3.失敗再発への対応は?
しっかり内見してみて、自分が住んでるイメージができない部屋はおススメしないといわれますが、本当にそうだと思います!私もその後何度も引越しをしましたが、それ以降必ず内見をして決めていて、はずした事がありません。是非自分の目で見るように!
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
引越し作業は長時間を要するので体力が必要です。引越し業者に一度も頼んだ事がないのでそのサービスがいいかはわかりませんが、絶対に頼んだほうが楽です!しかし、学生にとって金額が高すぎる。
>>弊社では一都三県内での単身・一人暮らしのお引っ越しであれば、提携しているファミリー引越センターを通常価格から30%オフの値段でご紹介できます。このサービスを使って、賢くお引っ越してください。きっと最適なプランを紹介してくれます。
競争が激しい引っ越し業界は他社に負けないため、30%もの広告費がお見積りに載っていると思うのと、怖いですね。多くの人が使っている相見積もりの引っ越しサイトとか、実際は相見積もりサイト運営者や間に入っている代理店にいくら払っているのか、気になります・・・。
5.引っ越し後のトラブル
建物の壁、床の遮音性がなさ過ぎて、近隣と騒音トラブルに発展した。特に真下に住んでいる住人と二年間戦いました。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
引越しの段取りやその準備をする事により、タイムスケジュールがしっかりと出来るようになる。それだけでなく、手伝ってくれる人に対しては指示をする立場なので、人の動かし方なども学べる。
6-2.そう思った理由は?
業者を使わずに自分で引っ越し作業を行ったため、色々な人に協力してもらいました。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
冷静に引っ越しは任せた方がいいと思います。
7.部屋探しのアドバイス
引越しをする準備、引っ越した後の計画、引越しを行う日の計画そして実行。すべて人間をひとつ大きく成長させます。誰かに頼りっぱなしにするのではなく、自分の力で乗り切る事で大人に一歩近づくと思います。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
その後、初めて就職する際に金額が安いからと会社の寮に入ったのですが、同期と仲良くなる反面、自分の時間が取りづらくて大変でした。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
一番の決め手は金額。次に間取り、立地。その不動産屋でしか決めていなかったため。しょうがなく決めた一面もあります。
9-2.不動産会社に期待する事は?
敷金、礼金ゼロ!!などのうたい文句と同様、引越しお祝い金50,000円プレゼントなどのサービスは学生にはとてもいいと思います!
そしたら、引越し業者さんに頼む人も増えると思います!不動産屋は引越し業者さんと契約を結んで紹介分のいくらかをもらうとかがあればどちらもメリットがあるのでは?
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
実家からの独立ということで初めてのお引っ越しをされたとのことで不安も多かったかも思います。今回は、実際に内見できなかったことで臭いに気づけなかったこと、引っ越しの段取りを間違えたことを後悔されていました。今回のポイントは二つあると思います。
10-1.内見では担当者に臭いの元が何かを絶対に確認
今回は、内見していないことで独特な臭いに気付けずにご苦労されていたようです。この臭いはトラブルにつながる可能性がある為、物件選びの時には慎重にしておきましょう。
物件周辺に養鶏所があったり、近くに用水路があったり、室内から下水の臭いがしたりと発生元はそれぞれですが、外的要因(周辺環境の臭い)に関しては、なかなか改善されることはありません。もし、下水の臭いが気になることであれば、どこかが密閉できない場所があると考えられますので、管理会社に相談してみましょう。
ベランダで洗濯物を干すとタバコの臭いが付く、砂やホコリが溜るという事例もストレスの原因にもなりますので、内見時にベランダ部分も気を付けてみて下さい。
10-2.引っ越しは業者にお任せしましょう
初めてのお引越しをご自身でなされたとのことで驚きました。確かに学生であれば体力があるかもしれませんが・・・。私にはもうそんな体力は・・・。この引っ越しを安く抑えるコツは、上記にも記載しましたが、提携業者で見積もりを取ることです。
なぜなら、自分で引っ越しが出来ると思って意気込んでいたものの冷蔵庫や机の運搬は結構の重労働で本当に大変です。また、新しいお部屋に家具を搬入するときにぶつけると、家具や壁に損傷が入り、退去時のクリーニング費用を多く取られるケースもあります。
特に重い家具は引っ越し業者に任せると保証もしっかりしている為安心です。
以上の点を踏まえて、次回のお部屋探しでは良い物件に巡り合われることを願っています。沢山の部屋探しの失敗例を分析していく中でいつも思うのが、いつの時代も情報弱者は引っ越しだけでなく、仕事でも、私生活でも、損をする可能性が非常に高いと言うことです。その為、時間がない人は別ですが、せっかく何十万円もの大金をかけて、引っ越すなら、将来後悔しないために、正しい情報を身に付け、部屋探しをするようにして下さい。
私たちはこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
念のため、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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