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こんにちは、宅地建物取引士の相樂です。
突然ですが、内見にメジャーって持って行きますか?もし、持って行くなら、どれくらいの長さまで測れるものを持って行きますか?
お部屋の内見に行くならメジャーは必需品だと思います。しかし、メジャーといっても様々な種類があり、ものによってその長さは様々です。メジャーを持っていくと言っても、どんなメジャーを持っていけばいいのか迷いどころですよね。
ここでは、これから内見に行くあなたに向けて、どれくらいの長さのメジャーを買えばいいのかをご紹介していきます。少し不便ですが万が一、ちょっと短いメジャーでも長い幅や高さをある程度正確に測れる方法もご紹介するのでよろしければ最後まで読んでください。
1.なぜ、室内はメジャーで測るのが正解なの?
お部屋の内見では引っ越し時の失敗を家具・家電を始め、長さを測るべき場所がいくつもあります。その都度、メジャーが必要になりますが、スマホのアプリでも代わりになります。
しかし、スマホのアプリはメジャーを携帯せず荷物を持たなくていい反面、正確性に難があります。その為、アプリは万が一の為に使う程度で見ておくと良いと思います。例えば、「多少の長さなんて気にしないよ」と思うならアプリでも充分ですが、内見での1センチは今後の引っ越しに差し支えがあるほど大切です。
特に、後から変えられない長さは正確性が求められますと思います。冷蔵庫、掃除機、ソファ、ベッドを置く場所や廊下・玄関は正確に測っておいた方が良いと思います。その為、内覧前にどうしてもメジャーを購入する時間がないなど特段の理由がない限り、メジャーを使うことをオススメします。
2.内見で必要なメジャーの長さ
内見で必要なメジャーの長さは、3メートル〜5メートル程度。大は小を兼ねるという言葉の通り、メジャーは長ければ長いほど安心して内見に望めます。ソファーやベッドがキチンと測れる長さがないと、難しいと思います。
しかし、メジャーの長さは値段に直結するので「内見でしか、メジャーを使わない」という場合は2メートル程度の安価なメジャーを購入しても問題ありません。
ただ、内見で測るべき場所である”カーテンレールの高さからベッドを置く床の長さ”には長いメジャーが必要になります。メジャーはこのポイントを含め、チョイスしてください。
次に、短いメジャーでもそれ以上の長さを測れる方法をご紹介していきます。
3.短いメジャーでも測れる長い距離
短いメジャーでも長い距離を測る方法は古典的ですが、終点に印をつけていく方法です。たとえば、1.5メートルのメジャーで玄関ドアの高さを測る場合、メジャーの終点にねり消しをつけてそこから測り始めると長い距離を測れます。
ねり消しがつきない限りどこまででも距離を測ることができます。他には、指を終点に立てることで場所を覚えて、測ることもできます。
4.100均のメジャーでも充分使える
100円均一ショップには1.5メートル〜2メートル程度のメジャーが数多く取りそろえられています。内見で使う分には長さが足りませんが、先にご紹介したような工夫を凝らすことで安価なメジャーでも使えるメジャーに早変わりします。ただ、2メートル程度のメジャーだと、カーテンの高さや部屋の間取りを測りづらいため、なるべくなら長い方が好ましいです。
次の記事では、いつも内覧で使っている不動産屋がオススメのメジャーをご紹介しています。よろしければ参考にしてください。
5.オススメのメジャーはヨレない金属製
メジャーはコンベックスタイプと呼ばれるおなじみの金属の巻き尺が一人で内覧する場合にはオススメです。100均に売っている金属タイプのメジャーはコンベックスタイプが主流になります。 アルミ尺やスチール尺など、いくつかの種類がありますがそこまで詳しく考える必要はありません。
しかし、洋裁用の巻き尺には注意してください。2人いれば使用することもできますが、1人だけではコンベックスタイプのように上手に利用できません。内見担当者に手伝ってもらったり、内見で同行者がいるなら洋裁用の巻尺でも問題ありません。ただ、メジャーに強いこだわりがない限り、金属製の購入が無難です。
オンライン内見時、担当一人が現場で長さを測る・・・、絶対にコンベックスタイプのヨレないメジャーが必要になります。
6.内見で必要なメジャーの長さ、まとめ
ちょっと気の利く担当であれば、内見時にメジャーを持って来てくれます。たまに、持って来てくれない場合もあるので、自分でメジャーを用意しないと現地でボーっとする事になりかねません。スリッパだって持って来てくれない人もいます。
最低限の掃除ぐらいは住んで居ると良いですが、冬場、誰も住んで居ない部屋の床の冷たさ、、本当に辛いのでスリッパぐらい良いものを用意してほしいです。以下、今回説明したメジャーの長さや100均で酔いできるメジャー、そして、個人的におすすめの使えるメジャーです。
6-1.内見で必要なメジャーの長さ
・3メートル〜5メートル程度
6-2.100均のメジャーでも充分使える
・ただ短いため工夫が必要(メジャーの終点にねり消しでマークをつけるのがオススメ)
6-3.オススメのメジャーは
・コンベックスタイプと呼ばれるおなじみの金属の巻き尺
・内見で同行者がいるなら洋裁用の巻き尺でもOK
内覧でいかに真剣に部屋と自分と向き合ったかということが部屋に住み始めてから後悔するかしないかを決定づけます。是非、是非、失敗や後悔の無い部屋探しをしてください。今回ご紹介した内容が貴方の失敗を防ぐ一助となれば幸いです。
あなたの大切な人生と平穏が守られますようにこれからも私たちは4,500件を超える引っ越しの失敗談を基に、住まいのトラブル解消の専門家として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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