こんにちは、住まいのお悩み無料相談、アリネットで住まいのお悩み相談を受けている不動産鑑定士補兼相続アドバイザーの相楽です。
遺産相続には、円滑に進む場合もあれば、争いに発展するケースもあります。
多くの人は相続に慣れていないため、安全で有益な相続の知識を身につけ、将来の相続に備えたいものです。
そこで今回は「相続と贈与の違い」について解説していきます。
1.相続と贈与の違い
まずは、相続と贈与の違いについて解説します。
1-1.相続の種類
相続には、単純承認、限定承認、相続放棄の3つがあります。
通常はプラスの財産とマイナスの財産を全て引き継ぐ単純承認が行われます。
借金が多く、相続財産で返済できない場合は、相続財産の範囲内で返済し、残りを返済しない限定承認が選ばれます。
借金が明らかに資産を上回る場合は、全く相続しない相続放棄が選ばれます。
相続では、土地、貯金、死亡保険金、借金など全ての財産を慎重に評価します。
したがって、必ずしも財産が得られるわけではありません。
1-2.贈与の概要
贈与は、被相続人が生前に財産を譲渡することで、生前贈与と呼ばれます。
年間110万円までは非課税ですが、それを超えると贈与税が課されます。
贈与税は相続税よりも高い税率が適用されます。
2.相続した土地の価値はどれくらい?
続いて、相続した土地の評価について解説します。
2-1.土地評価額の基本
土地を相続した場合、その価値がどれほどか気になるものです。
土地評価額は相続税路線価や固定資産評価額でわかりますが、実際の評価額とは異なることが多いです。
2-2.実勢価格の重要性
正確な土地評価額を知るためには、『実勢価格』を求めることが重要です。
実勢価格とは、相続した土地の近隣の売買事例や同類の土地の売買事例を元に算出されます。
実勢価格は取引価格に近い値ですが、売り出し価格とは異なります。
2-3.評価方法の選択肢
不動産鑑定士に依頼して評価を算出してもらう方法もありますが、高額な費用がかかります。
そのため、近くの不動産業者に問い合わせるのも有効です。
3.相続した土地を売却するためには?
最後に、相続した土地の売却方法について解説します。
3-1.売却の基本的な流れ
土地を個人で売却するのは難しく、一般的には不動産業者に仲介を依頼して売却します。
土地の売却価格を見積もるのは素人には難しいため、近くの不動産会社に査定してもらう方法や、WEB上の無料査定サイトを利用する方法があります。
3-2.売り出し価格の設定
査定価格がわかれば、売り出し価格を自分の希望額も加味して設定します。
買い手が決まれば値段交渉に入り、値引きを要求されることがあるため、実勢価格を考慮して慎重に価格設定を行います。
3-3.売却後の手続き
土地の売却が決まった後も、所有権移転登記や納税などの手続きが必要です。
これらの手続きは、不動産業者や税理士に相談しながら進めます。
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