コンクリート打ち放しとは、マンションの外装、または、お部屋の内装をコンクリートを流し込んだままの状態で、タイルや壁紙といった仕上げを施していない状態のことを言います。
街を歩いていて、コンクリート打ち放しの住宅を見かけると、オシャレでスタイリッシュな印象を受けますよね。
お部屋の内部が、コンクリート打ち放しの場合には、オシャレな住まい方、クールでこだわりを持った人のお部屋というイメージもあります。
コンクリート打ち放しのお部屋では、スチール・ガラスといった素材だけでなく、木製のインテリアや家具もよく似合うので、お部屋づくりの楽しみも増えるものです。
このコンクリート打ち放しのお部屋は、オシャレなイメージの裏側で気をつけなければいけないこともあります。
それは、外壁側、内壁側ともに、コンクリート打ち放し場合、断熱施工ができないことから、
・夏は暑く、冬は寒い
・エアコンなど冷暖房機器が効きにくく、光熱費がかかる
・結露が起きやすく、カビが生えやすい
という点です。
一方で、住宅の外観については、コンクリート打ち放しにこだわらず、お部屋の内側だけがコンクリート打ち放しのものもあります。
この場合、外壁側には断熱施工をすることができるので、これら3つの悩みを解消しつつ、お部屋の中は、コンクリート仕上げのオシャレな雰囲気を生かすことができますね。
また、コンクリート打ち放しの住宅は、「鉄筋コンクリート造(RC)」「鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)」のため、
・お隣との境目の壁や床が、コンクリートでできており、遮音性が高い
・耐火性に優れるので火災保険が安くなる
というメリットもあります。
イメージだけで選ぶと、思わぬところに落とし穴があるので、利点を上手に活かせるような造りのお部屋を見つけたいですね。
担当:馬場
あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。