追記:事故物件と言えば、大島てると言われる程、このワードが有名になりました。2020年には国土交通省がガイドラインを作るまで知られるようになった事故物件。ここでは、大島てるのレベルや告知義務のガイドラインについて、過去の経験を踏まえ、簡単にまとめました。
1.事故物件=大島てるでOK?
テレビの影響もあり、『事故物件』や『心理的瑕疵物件』を見つけるために、某有名事故物件サイト『大島てる』を使う方が増えています。参考とするのは凄くいいと思います。ただし、サイトの情報だけを鵜呑みにするのは危険だと思います。
というのも、この有名事故物件サイトは誰もが自由に書き込める仕組みのため、間違った情報が掲載されていることも少なくありません。
・風の噂で事故を聞いた程度の人
・嫌がらせをしたい人
なども書き込むことがあるため、本来は事故物件でないのに載っていたり、反対に事故物件だけど書かれていないこともあります。その為、大切なことは自分で現地で確認することがと思います。以前、建築士さんにレクチャーしてもらい、まとめました。
>>【建築士と考える】住んでもいい事故物件の見分け方、内覧時に使える方法
2.大島てるは参考程度に
と言うのも、過去には、事故物件でないのに間違った情報を書かれたために建物の価値が落ち、トラブルに発展した例もあります。その為、参考程度に見るようにしてください。なお、最近は告知義務の範囲内で記載内容の修正が行われているようです。
私が知っているのは住人ではない人が建物に入り込み、階段で倒れ、救急車で運ばれただけで、事故物件サイトに掲載されているケースがありました。その後、このマンションは私たちが管理をすることになり、以前の管理会社と警察、マンションの住人に状況を聞き、問題なかった旨を確認の後に、当サイトに連絡し、情報自体を削除してもらいました。
3.国土交通省のガイドラインとは?
最後に、国土交通省が事故物件の告知義務について、やっとガイドラインを出したので私たちなりの理解を含め、その内容をこちらのページにまとめておきました。よっぽどのことが無いと、契約後のキャンセルは出来ない部屋探しの経験が少ない人など、慎重に進めて下さい。
また、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。
【元弁護士さんと考える】告知義務の必要な事故物件を選ばないための賢い対策
>>事故物件を契約する前の告知義務?その確認方法や注意点は?
>>賃貸契約後に『事故物件』と判明、解約や損害賠償できます?
その他、事故物件に関する記事はこちらです。
>>麻布十番の事故物件を見に行って、その場で原因分析(その1)
>>麻布十番の事故物件を見に行って、その場で原因分析(その2)
ーーー
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して、結果と原因のみ、記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
この記事へのコメントはありません。