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土地勘のない街への引っ越しやはじめての部屋探しで悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
先日、コロナ禍で不景気が来るかどうか僕にはよくわかりませんが、ケンタッキー・フライドチキンを作った有名なカーネル・サンダースさんの書籍を読みました。
その中で、以下のようなすごく良い名言が書かれていました。
Do all you can and do it the best you can・・・“できることはすべてやれ。やるなら最善を尽くせ。”
あまり知られていませんが、カーネルさんはケンタッキー・フライドチキンを始める前に多くの事業で失敗しています。ただ、60歳をゆうに超え、挫折のさなかでも、ケンタッキー・フライドチキンのフランチャイズビジネスを思いつきます。
そこからです、怒涛の営業戦線が始まるのは!カーネルさんは「できることはすべてやれ。やるなら最善を尽くせ。」の精神で、契約を取るために全米を車で走り回り、1,000軒を超えるオーナーに断られてもめげずに営業を続けたからこそ、最終的にビジネスを成功させることができたのです。
コロナの影響で不景気が来るかどうか分からない今だからこそ、できることはたくさんあります。部屋探しだけではありません。起業や英語、資格、プログラミングの勉強など…。
コロナ危機というお題目がある今だからこそ、ある意味、やりやすいのかもしれません。まずは「できることはすべてやれ。やるなら最善を尽くせ。」です。このことは部屋探しも同じです。では、部屋探しはどうすればいいか・・・前置きが今日も長くなってしまいました、すみません。
続きは、後半の考察の方にまとめます。失敗例スタートです!
第1669回目の今回は、カメラマンをしている20代の男性アルバイトの方にお話を聞きました。2019年12月の就職を機に、関東地方から関東地方への1Rでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
初めてのお引越しで隣人トラブルがないか心配されていた20代の男性のお話です。 隣の住民の人が良い人なのか、周辺環境がどうなのかを心配されているようですね。その後、どうだったのでしょうか?
>>引っ越し後に分かった「隣人トラブル」の告知義務違反、不動産会社やオーナーに再度の引っ越しの損害賠償の請求は可否を弁護士に記事にしてもらいました。
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
東京で本格的に第一線でカメラマンの仕事をするために上京することにしました。アクセスを考慮し、千葉県に引越しを行いました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
週末にはお洒落なカフェで読書、家ではチャーシューなど自炊に力を入れ、優雅な生活を送りたいと思っていました。
2.引っ越しまでの期間とその理由
一ヶ月程度掛かりました。入居可能時期が少し後だったので、準備や重要説明事項を聞くなど、諸々の作業で約1ヶ月ほど掛かりました。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
隣の住人が良い人なのか不安でした。近くにどんな人柄の人が住んでいるのかなどが不安で仕方ありませんでした。
>>色々な人が住むマンションは隣人トラブルになりやすく、騒音だけでなく、ゴミやタバコ、そして、駐車場での事件などもあります。トラブルに遭って、大きな揉め事にしないための対処方法などはこちらのページにまとめておきました。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
引っ越した先、知り合いや友達が近くにいないので、何か起きた時に全部自分で対処しなくてはいけないという不安がありました。
>>仕事で遅くなり、トラブルに気づいたのが帰宅した後の場合、管理会社は既に閉まっているケースが多いです。特に、コロナの影響や人手不足・働き方改革などで日中だけ運営している会社が多くなっています。
電気・ガス、水道やカギ、ガラスのトラブルだけでなく、変質者やストーカーが出た場合に自宅に戻る又は居るのが心細い場合に使える駆けつけサービスがあります。例えば、遠方引っ越しなど、引っ越したばかりで知り合いや友人が近くにいないこのような時、近くのホテルを無料で利用出来ます。
次の日の仕事のことも考え、このようなサービスを利用しておいた方がいいと思います。なお、24時間・365日対応の駆け付けサービスの比較やまとめはこちらです。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
オーナーによっては初期費用などを交渉できる事もあるのに知らなかったから、言い値で高い金額を支払ってしまいました。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
インターホンが古いタイプでモニターが付いていなかったことに後で気づきました。そのため、営業を含め、誰が来たのか毎度不安になりました。
4-3.失敗再発への対応は?
家を決める段階で事前に不動産の人に要望として、セキュリティの為、モニター付きインターホンのある家が良いと伝えるべきでした。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブル
虫がよくでる部屋で室内でも電気の周りに小さい虫が高頻度で発生しました。窓の小さい隙間から入ってきたようでした。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
なんでも一人でやるので独り立ちとして、なんでも自分の行動に責任感をもって、行動できるようになったと思いました。
6-2.そう思った理由は?
仕事終わりに帰った時など、そこからご飯を作って、お風呂を沸かして等、自分でやらないと誰もやってくれなかったので。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
思いつきません。
7.部屋探しのアドバイス
自分にとってどんな部屋が望ましいのか、必要項目をきちんと頭の中にいれて物件を探してもらう事が大切だと思います。
>>一人暮らし向けのお部屋を探している女性から質問された『隣人トラブルを効果的に避ける方法』についてはこちらのページにまとめておきました。実際にあった内容を基に、参考になるようにまとめているので、これから引っ越しを考えている方の役にやつと思います。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
転職に伴い、全く土地感のない場所だったので、その街の治安などが安全な地域なのかが不安で仕方ありませんでした。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
不動産の方の顔写真がホームページに載っていたので、行く前になんとなく雰囲気が分かって、行くまでに安心する事ができました。
9-2.不動産会社に期待するは?
部屋でアクシデントが起きた時に24時間いつでもサポート、駆けつけてくれるサービスがあれば、何かあったときにも安心だと思います。特に、一人暮らしの場合には安心できます。
10.部屋探しの失敗考察と対策
10-1. 「自分にとってどんな部屋がのぞましいのか、必要項目をきちんと頭の中にいれて物件を探してもらうことが大切だと思う」
本当にそうだと思います。自分の譲れないポイントが何処なのかを明確にすることで、お部屋探しをよりスムーズに進めることができます。初めてのお引越しとのことでしたので、次回からは「虫が発生しないところがいい」、「初期費用が安いところがいい」ということも次回のお部屋探しの時には確認項目に入れてみてください。
10-2. 初期費用に関しても融通が利く不動産会社さんもあります
あまり大きな声では言えませんが、ご経験であられたように言い値で払うのがもったいないと感じるのであれば「家賃は交渉できますか?」とダメ元でも言ってみることをお勧めします。また、虫が発生しないかどうかは周辺に雑木林がないか、ベランダにクモの巣を張っていないか、廊下などの共用部分に虫の死骸が無いかをチェックしてみるといいですよ。今回失敗を糧に次回のお部屋探しではきっといい物件が見つかることを願っています。
もし、お忙しい場合には、自分の代わりに調べてもらったり、知識や経験を活かし、トラブルを除去してもらいましょう。分からない部分などはメールやLINEで聞けば、大丈夫です。どんどん質問して、担当を使い倒してください。例えば、隣人トラブルや周辺の治安、家賃や敷金・礼金の交渉など確認やお願いすることはたくさんあります。もちろん、部屋を決めるための根本的な基準の見直しも…。
他にも、当社が2018年に800人近い人に行ったアンケートで、70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも過去の失敗をそのままにせず、きちんと整理し、指針として使うことで、自分にとって、住み心地の良い部屋を見つけられると思っています。
私たちは簡単な条件の見直しや確認について、オンラインで無料で提供しています。しかし、現時点でウェブだけの簡易診断には限界があります。そのため、忙しい方や物理的に離れているケースなどで部屋探しに時間が掛かってしまってる方、自分で探してみたけど、見つけられない、自信がない、急いでいて、的確な診断が必要な方、自分に合った詳細な診断が必要な方はLINE又はメールなどでご連絡ください。
オンライン化の今だからこそ、状況に応じた、明確な基準が必要だと思います。ご連絡いただきました方より、詳細な診断を優先的にご準備させて頂きます。
あなたはどうしますか?
特に、はじめての部屋探しや遠方での部屋探しが失敗する可能性が高いという事実があっても、これまでのようにまずは感覚やセンスに頼った部屋探しを続けますか?
もし、色々と試したけど、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しに失敗して、損をする前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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