C.解決事例(お客様の声)

家賃が安く、職場からそんなに遠くなければいいと思って部屋を決めました。

部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?

ところで、メガネの通販で一気に有名になった、オンデーズという会社を知っていますか?

2018年にオンデーズの劇的な再生劇を書いた書籍がベストセラーになった田中修治社長はあるインタビューの中で、『起業家が日々実践すべきことに、「失敗を研究すること」を第一に挙げる』と言っていました。

正直、部屋探しや引っ越しは起業とは全く違います。ただ、当社のアンケートで70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しも失敗の芽をデータから真っ先に潰すのが一番効率的だと思ってます。ちなみに、田中社長が『失敗を研究すること』とした理由は、『成功はいわばアートのようなもので再現性はない。一方で、失敗はサイエンスに近く、研究することに意味がある』と答えていました。日々の失敗分析にやる気が出る一言でした。

今後も、失敗で地雷部屋の除去、頑張ります・・・、前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。

第1700回目の今回は、携帯電話料金センターで派遣社員として勤めている20代の男性の方にお話を聞きました。2011年3月の転職を機に、中部地方から関東地方への1DKでの一人暮らしに向け、三回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

東京への遠方引っ越しをした方で、元々の部屋が劣悪過ぎたので、転職を機に騒音とプライバシーが守られる部屋を探していたようです。その為、ともかく早く、家賃が安く、職場に近い部屋に引っ越したいと焦りながら、お部屋を決めたようです。

実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?

1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

当時の住いが木造建築のアパート、四畳半一間で玄関、トイレ共有、風呂無し、鍵は南京錠と最低の生活をしており、もう少し良いところに移りたかったので・・・。

声や物音もまる聞こえで、プライバシーが殆ど守られていなかったです。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

まずはプライバシーが守られ、彼女を呼んでもあんしんして過ごせるような、空間を確保したかったです。

毎日、お風呂に入り、清潔で身も心もさわやかな日々を送りたかったです。

2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。

二週間程度掛かりました。早くこの劣悪な環境でプライバシーのない暮しから逃げたく早く、次の新しい住いを見つけたかったからです。

3.引っ越し時の不安について

3-1.どんな不安がありましたか?

とにかく、今の暮らしよりマシな生活をしたかったので、最低限生活に必要なものが揃っていて、家賃が安く、職場からそんなに遠くなければいいと思っていました。

引っ越し自体は楽しみでもありましたが、なにか問題が起きたときに一人で対応できるのか、隣人と上手くやっていけるのか等、不安でした。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

住み慣れた生活から、遠く離れた未知の場所への移動や生活はいままでにない出来事が多く、起こるものです。

4.部屋探しの失敗について

4-1.失敗を教えて下さい。

当時の部屋は家賃が安ければなんでも良いと思い、引っ越した先がプライバシーがほとんどなかったので、後悔のしない物件選びが大事だなと痛感しました。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

以前の住まいが劣悪だったので、今回の部屋は基本的には文句はありませんが、強いて述べるなら日当たりでしょうか?以前の住まいは夏は暑かったですが・・・日当たりはかなり良かったので。

引っ越し先の部屋は日当たりが悪く、なんだか重い雰囲気がただよってました。日当たりは気分を上げるためにも重要だなと強く思いました。日が当たらない部屋は気持ちが病んできます。

4-3.失敗再発への対応は?

部屋を最終決定する前に時間帯を変えて下見に行き、日当りをチェックする。もしくは、担当の方に細かく聞くのが良いと思います。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

特にありません。

5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。

日当りが悪いせいか、窓際が結露が発生し、カビやすかったです。そのままほったらかしにしたせいで、カビが広がってしまいました。

6.引っ越しを経験して、良かった点は?

6-1.部屋探しの良かった点

親しい知人や恋人を部屋に呼ぶことを想定して、プライバシーがきちんと守られているか、ある程度の声や物音でも迷惑をかけないかを想定して部屋を決めるのが大事だなと思いました。

自分さえ良ければ周りの事は気にしなくても良いというのは社会人としても守るべきルールからずれている思いますので、周りに気を配り、社会と協調して生活を送る事が必要だと学びました。

6-2.そう思った理由は?

実体験です。

6-3.ちょっと頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

特にありません。

7.これから部屋探しをする人へのアドバイスを教えて下さい。

日当たりやプライバシーなど細かいところに目を光らせ、引っ越した後に実際に自分が住んでいるところを頭に描き想像して、心地良く住めているかどうかを思い描きながら、物件を探すと良いと思います。

8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由を教えて下さい。

新天地での生活は今までと違う習慣が色々と起きてきます。引っ越した時に、義理の母の改築した家に一緒に住むことになったのですが、新しい風呂場に私が先に入浴してしまい、義母に常識の知らない人だとなじられました。現地では新居において、その住まいの家長が一番に入浴するという慣わしがあったようです。

9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

自分の条件を伝え、不動産の方にリストアップしてもらった物件を見る事が時間の短縮になり、無駄がでないと判断したからです。

9-2.不動産会社に期待するは?

問題が起きた時に不動産の仕事でなくても、親身になって聞いてくれる様な、そして的確なアドバイスがほしいです。

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について

10-1. 知人や友人を自宅に招いた時、音漏れがしないか心配

自宅にいるにも関わらずプライベート空間が保てていないのは問題ですよね。劣悪な環境から抜け出すためにと急いで物件を決定したことを後悔されているようですが、ストレスをずっと感じるくらいであれば失敗してでも引っ越しをするべきだと思います。

「音」のストレスは精神的にひどいダメージをきたしますから注意が必要です。家賃が安ければと思ったことが失敗ということでしたが、今回は「家賃」を譲れない条件に設定してお部屋をお探しされたとのことで、間違いはなかったと思います。

10-2. 実際に今のや賃貸に住むとプライバシーの確保ができないと知ることができただけでも大収穫

また、おっしゃって頂いているように、実際に自分が住んでいる状況を想像することが重要です。ここで寝て、ここでご飯を食べて、ここでテレビを見て。なんでもいいです。家具の配置を考えるとここにこの家具置けるのな?ここに置いたら狭くなるのかな?と疑問がわいてくると思います。是非今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しではきっと成功して欲しいと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。

最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?

ーーー

あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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