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先人の知恵を部屋探しに生かすため、『彼を知り己を知れば、百戦してあやうからず』で有名な孫氏の兵法を読みました。孫氏の兵法自体は三国志の曹操や甲斐の武田信玄、そして、『余の辞書に不可能の文字はない』で有名なナポレオンが参考にしたと言われています。
その中で、自分が思う、部屋探しや引っ越しに使える教えを以下3つにまとめました。
1.彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
建物や部屋の状況を知るのは当たり前ですが、引っ越しで後悔をしないために、自分の状況を知っておくことも大切です・・・、分かっているつもりでも、客観的に自分を見るのは大切ですよね。
2.先ず勝つべからざるを為す
理想やうまく行く事よりも、先ずは部屋探しで失敗しないよう、自分にあったチェックポイントを潰すことがとても大切です。
3.人を致して人に致されず
・・・前置きが今日も長くなってしまいました。すみません、3.の続きは考察の方で。失敗例スタートです。
第1737回目の今回は、食料品製造業に勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2014年3月の自立を機に、1Kでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
実家からの自立を理由に引っ越しされた方で近隣や隣人、騒音やトラブルに関して、強い不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
それまでは実家に住んでいたが、実家だといろいろと煩わしいことが多いので、一人暮らしをしたくなったから。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
休日は誰にも煩わされることなく、一人で自分の時間を平穏に過ごせるようになりたかった。
2.引っ越しまでの期間とその理由
部屋を見つけるまで、1ヶ月ぐらい掛かりました。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
隣人が騒音などの問題を起こす人物ではないか。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
一人で自分の時間を平穏に過ごしたかったので、静かな部屋に住みたかったので。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
風呂に窓がないので、カビが生えやすかった。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
室内や風呂場の換気が上手くできなかったようです。
4-3.失敗再発への対応は?
入居前に風呂に窓があるかどうかをよく確認しておけば良かった。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブル
風呂にカビが生えたり、部屋の鍵を紛失したりした。夜だったので駆け付けサービスを使った。後日、管理会社に話、新しいカギを渡すことになった。管理会社からなぜか30,000円も請求された。
>>一人暮らしに慣れていない時や仕事で遅くなり、部屋の鍵を無くしたことに夜気づいた場合、管理会社は既に閉まっているケースが多いです。特に、コロナの影響や人手不足・働き方改革などで日中だけ運営している会社が多くなっています。その為、このような時、近くのホテルを無料で利用出来たり、鍵自体を開けてもらい応急処置ができるのが駆け付けサービスになります。
遠方引っ越しなど、知り合いや友人が近くにいないケースが多く、引っ越したばかりは次の日の仕事のことも考え、このようなサービスを利用しておいた方がいいと思います。24時間・365日対応の駆け付けサービスの比較やまとめについてはこちらにまとめておきました。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
自分の時間を持つことが出来ました。
6-2.そう思った理由は?
一人暮らしをはじめた理由だから。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
特に、思いつきません。
7.部屋探しのアドバイス
風呂に窓がないとカビが生えやすくなるので、事前に風呂に窓があるかどうかを良く確認した方が良いです。
>>玄関を含め、室内の換気は大切です。お風呂場だけでなく、収納やベッドの脇なども結露からカビが生えやすいです。その為、部屋探しの際に風通しや二面採光を意識し、内見時にはお風呂場やトイレの換気扇がキチンと動くのか確認して下さい。稀に、音だけして、吸気が出来ていない換気扇があるため。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
今回は仕事がらみではないため、ありません。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
実家の近くにあった不動産会社に行きました。
9-2.不動産会社に期待する事は?
こちらは部屋の事はあまりわからないので、紹介時や内見時にキチンと教えて欲しい。ダメな部屋はどんな部屋かとか。
>>弊社ははこれまでの経験だけでなく、失敗談を生かして、極力失敗しない部屋を厳選して、紹介しています。実際に見に行って、良い部屋に関しては、ホームページにて紹介しています。おしゃれだけじゃない、安いだけじゃない、長期間住んでもストレスがなく、成長できる部屋を紹介しています。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
実家からの独立ということで初めてのお引っ越しをされたとのことで不安も多かったかと思います。今回は、お風呂場に窓がなく、換気がうまく出来なかったこと、鍵を紛失して高額請求されたことについて後悔されていました。今回のポイントは二つあります。
10-1.お風呂場のカビ予防はコレを
窓がない=カビが生えてしまうという概念はまず捨ててみましょう。もちろん窓があった方がより効率良く換気は出来るのですが、個人的には対策さえしっかり行えば問題ないと思っています。
入浴後に40℃くらいの水で立った時の目線よりも下を流しましょう。これは入浴中に飛んだ泡などからカビが発生するのを防ぐためです。また、換気扇がついている場合には締め切って完全に換気しましょう。もし吸い込む力が弱く乾燥しない場合は、扉を少し開けて乾燥させてください。この「洗い流しと乾燥」でカビの発生を抑えることが出来ます。
10-2.入居のオプションサポートに加入を
初めてのお引越しで起こす確率の高いトラブルとして、「鍵の紛失」が挙げられます。鍵を紛失して業者に開けてもらうときは鍵の種類によって異なりますが、新しく鍵を交換したときと同じかそれ以上に費用が発生します。
こういうときには、オプションサービスの「入居サポート」に加入することをおススメします。初期費用や月額費用でご加入が可能で、鍵の紛失や管理会社が営業時間外のトラブルにも対応してくれるといったサービスもあります。最近、コロナウイルスや人手不足の影響で夜までやっている管理会社が減っています。その為、夜間のトラブルに関してはオプションサービスの「入居サポート」が24時間365日対応してくれます。是非お気軽にお問合せされてみてください。今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しでは成功して欲しいと思います。
3.人を致して人に致されずの続きです。ちょっと違うなと思いながらも営業マンのペースでトントン拍子に進め、あなたが損をしないために自分を理解し、知識武装をしてから、部屋探しをすることが低成長を続けるこれからの日本では本当に大切だと思っています。沢山の部屋探しの失敗例を分析していく中でいつも思うのが、いつの時代も情報弱者は引っ越しだけでなく、仕事でも、私生活でも、損をする可能性が非常に高いと言うことです。その為、時間がない人は別ですが、せっかく何十万円もの大金をかけて、引っ越すなら、将来後悔しないために、正しい情報を身に付け、部屋探しをするようにして下さい。
私たちはこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
念のため、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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