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先人の知恵を部屋探しに生かすため、『彼を知り己を知れば、百戦してあやうからず』で有名な孫氏の兵法を読みました。孫氏の兵法自体は三国志の曹操や甲斐の武田信玄、そして、『余の辞書に不可能の文字はない』で有名なナポレオンが参考にしたと言われています。
その中で、自分が思う、部屋探しや引っ越しに使える教えを以下3つにまとめました。
1.彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
建物や部屋の状況を知るのは当たり前ですが、引っ越しで後悔をしないために、自分の状況を知っておくことも大切です。
分かっているつもりでも、客観的に自分を見るのは大切ですよね。
2.先ず勝つべからざるを為す
理想やうまく行く事よりも、先ずは部屋探しで失敗しないよう、自分にあったチェックポイントを潰すことがとても大切です。
3.人を致して人に致されず
・・・前置きが今日も長くなってしまいました。すみません、3.の続きは考察の方で。失敗例スタートです。
第1832回目の今回は、法律系事務に勤めている30代の男性会社員の方にお話を聞きました。2012年10月の転勤を機に、関東地方から関東地方への1Rでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
関東地方から関東地方へ、転勤を理由に引っ越しされた方で、不慣れな土地で周りに生活利便施設があるのかに関して、強い不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
希望していた職種の職場があった場所だったです。若いうちに実家から離れて暮らしてみたいと思ったからです。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
新しい環境にも慣れ、平日は仕事に打ち込み、休日には趣味の本屋さんや雑貨屋さんなどにも足をのばせる生活をイメージしていました。
2.引っ越しまでの期間とその理由
三ヶ月以上掛かりました。遠方で住んだことのない場所だったので、担当の方も疑心暗鬼になり、色々細かく調べて検討することになったからです。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
スーパーマーケットや医者など生活に最低限関わる場所の良し悪しが分からず、ずっと大丈夫か不安でした。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
住んだことのない知らない場所だったので、色々と検索して調べました。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
結局、スーパーマーケットやドラッグストアーの情報がなく、高い買い物や遠い方まで行ってしまったことです。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
実家では車を使って買い物ができていたので、安い時にたくさん買いだめなどしましたが、引っ越し先では車がないので持てる荷物を考えて買い物しなければならないことです。
4-3.失敗再発への対応は?
都会では車が使えないのは仕方ないことだと思うので、だんだん都会の生活に慣れていくしかないのだと思います。電車や自転車で運べる量だけ購入することにしていました。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
知らない土地への引っ越しの場合、周辺環境を担当の方によく聞いた方がいいと思います。
5.引っ越し後のトラブル
特にトラブルは感じませんでした。もともと人付き合いが苦手なタイプなので、なるべく他人に関わらないようにしていました。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
実家を離れて一人暮らしをすることで、当然ですが自分の身の回りのことを自分でやらなければならないので、自立心が芽生えたと思います。
6-2.そう思った理由は?
はじめての一人暮らしでこれまで洗濯や掃除などを親に任せていたので、いざ自分でやろうにも色々と分かりませんでした。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
レンジや洗濯機などの使い方は最低限知っていた方がいいと思います。
7.部屋探しのアドバイス
住んだことのない知らない場所は、スーパーマーケットや医者などの情報が入ってこないため、インターネットで調べたり、担当の方に聞いたりして、積極的に情報を仕入れた方がいいと思います。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
仕事をしながら、新しい環境になじむのが難しそうだなと思っていました。仕事のある平日は時間の制約があるからです。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
知名度のある不動産屋さんで扱っている物件数も多く、その時その時で違う担当者の方でもだいたい同じような知識を持っていて安心できたからです。
9-2.不動産会社に期待するは?
知名度のある不動産屋さんでも、なかなか個人的な希望を満たすことは難しいかもしれませんが、医者やスーパーマーケットなど、生活に最低限必要な情報を比較できるサービスがあれば良いと思います。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しでは成功して欲しいと思います。
3.人を致して人に致されずの続きです。ちょっと違うなと思いながらも営業マンのペースでトントン拍子に進め、あなたが損をしないために自分を理解し、知識武装をしてから、部屋探しをすることが低成長を続けるこれからの日本では本当に大切だと思っています。沢山の部屋探しの失敗例を分析していく中でいつも思うのが、いつの時代も情報弱者は引っ越しだけでなく、仕事でも、私生活でも、損をする可能性が非常に高いと言うことです。その為、時間がない人は別ですが、せっかく何十万円もの大金をかけて、引っ越すなら、将来後悔しないために、正しい情報を身に付け、部屋探しをするようにして下さい。
私たちはこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
念のため、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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