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先人の知恵を部屋探しに生かすため、『彼を知り己を知れば、百戦してあやうからず』で有名な孫氏の兵法を読みました。孫氏の兵法自体は三国志の曹操や甲斐の武田信玄、そして、『余の辞書に不可能の文字はない』で有名なナポレオンが参考にしたと言われています。
その中で、自分が思う、部屋探しや引っ越しに使える教えを以下3つにまとめました。
1.彼を知り己を知れば百戦して殆うからず
建物や部屋の状況を知るのは当たり前ですが、引っ越しで後悔をしないために、自分の状況を知っておくことも大切です・・・、分かっているつもりでも、客観的に自分を見るのは大切ですよね。
2.先ず勝つべからざるを為す
理想やうまく行く事よりも、先ずは部屋探しで失敗しないよう、自分にあったチェックポイントを潰すことがとても大切です。
3.人を致して人に致されず
・・・前置きが今日も長くなってしまいました。すみません、3.の続きは考察の方で。失敗例スタートです。
第1834回目の今回は、IT関係の会社に勤めている30代の男性会社員の方にお話を聞きました。2018年9月の転職を機に、関東地方内で一人暮らしに向け、1Kの部屋にはじめて引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
関東地方から関東地方へ、転職を理由に引っ越しされた方で引っ越し後の暮らしに関して、きちんと生活できるのか、不安を感じていたようです。実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
転職に際して、実家から職場まで遠かったため。また、ずっと実家暮らしだったため自立のために、一人暮らしをしたいと思っていたことも大きな理由です。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
実家は縛りが多かったので、とにかく自由に過ごしたかった。あとは、金銭的にも精神的にも満たされた生活を望んでいた。
2.引っ越しまでの期間とその理由
二週間程度掛かりました。すぐにでも家を出たかったから。あと、事前に準備する必要があるとは思っていなかったから。今だったらもう少し時間をかけて準備すると思う。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
ちゃんと生活出来るのかが不安だった。特に金銭面で。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
はじめての一人暮らしで、何もかもはじめてだったので。また、これまでは実家暮らしでお金の管理に気を使ったことが無かったため。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
家賃や職場までの距離などを主に考えて選んだが、もっと細かいところも考えるべきだった。室内ではコンセントの位置は考えた方がいいかも。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
コンセントの位置。あとは風呂場。広さは特に不満は無いのだがシャワーの水圧があまり良くなく、少々不満がある。
4-3.失敗再発への対応は?
家賃など条件面に目が行きがちだか、細かい部分にも気を配った方がいい。自分が思っても見ない所で問題や不満が出るから。
>>この辺りは、失敗診断の失敗やトラブルの部分を事前に確認してもらえるとうれしいです!
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にない。
5.引っ越し後のトラブル
家に入ると匂いが気になる。掃除はしているのだが何故か一向に治らない。管理会社に電話しても、あまり対応してくれなかったのは不満。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
一人で色々出来るようになった。特に生活面では、自分でも驚くほど様々なことが出来ている。結果的に、引っ越し(一人暮らし)して良かった。
6-2.そう思った理由は?
これまで実家暮らしで親任せだった洗濯、掃除、料理などを自分でやるようになったから。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
一人暮らしを計画している場合は、事前に練習しておいた方がいい。
7.部屋探しのアドバイス
条件面ももちろん大切だが、それ以外の様々な面に目を配るべき。特に、生活面においてよく利用するものや施設は事前に調べておくべき。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
最初の頃はちゃんと仕事場に行けるか不安だった。都内の通勤ラッシュも未経験だったし、頻繁に起こる人身事故に何度も肝を冷やした。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
大手部屋探しサイトで部屋探しをしていて、目当ての物件がそこの会社の紹介だったから。(結果的に、紹介された違う物件にしたが、会社は同じ)
9-2.不動産会社に期待するは?
礼金がなくなるように、仲介をせずに大家と直接契約できるようなシステムが欲しい。不動産に限らず、仲介が入るとその分費用がかかってしまう。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
実家からの独立ということで初めてのお引っ越しをされたとのことで不安も多かったかも思います。今回は、家賃と職場までの距離を考えてお部屋を探したが、細かいことに気づけなかったことを後悔されていました。今回のポイントは二つあります。
10-1.コンセントの位置は死活問題
コンセントの位置や数にまで内覧時に気が回らないとは思いますが、これだけ電子機器の発達してきた今のご時世、なくてはならない必需品とも言えるでしょう。なければ延長コードで持ってくるといい。そう言ってしまえばそうなのですが、清掃ができないように家具を配置してしまい、タコ足配線に埃が積もると発火から火事の原因にもなりかねませんので、内覧時にチェックしたい項目の一つです。
最後に、内見の時にTVアンテナの位置も確認すると、家具のレイアウトが決まりやすいのでご参考までに。
10-2.営業スタッフに許可を取って水を出す
水道が止められている場合など水圧は入居してみないと分からない。いわばロシアンルーレット状態です。すごくいい物件が見つかったのに、水圧が弱くてストレスが溜まってしまってはもったいないですよね。
予め営業マンに許可を取ってシャワーの水圧を確認してもらうのが良いと思います。物件によっては、清掃済みで封がしてあったりするので無理には言えませんが、できることは確認して入居日を迎えたいものです。
以上を踏まえて、次回のお部屋探しでは是非良い物件に巡り合われることを願っています。
3.人を致して人に致されずの続きです。ちょっと違うなと思いながらも営業マンのペースでトントン拍子に進め、あなたが損をしないために自分を理解し、知識武装をしてから、部屋探しをすることが低成長を続けるこれからの日本では本当に大切だと思っています。沢山の部屋探しの失敗例を分析していく中でいつも思うのが、いつの時代も情報弱者は引っ越しだけでなく、仕事でも、私生活でも、損をする可能性が非常に高いと言うことです。その為、時間がない人は別ですが、せっかく何十万円もの大金をかけて、引っ越すなら、将来後悔しないために、正しい情報を身に付け、部屋探しをするようにして下さい。
私たちはこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
念のため、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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