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部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?
ところで、『ウソを見破る統計学』などを書いた統計学のプロ、神永正博さんをご存じですか?
神永さんのいろいろな社会問題を統計を用いて、きちんと解決していくスタンスが好きで、今回2013年に出版された『不透明な時代を見抜く「統計思考力」』という本を読んでみました。
その中で、『その説明は適切か?その提案は正しいのか?データを基に学べば、ウソが分かり、未来の予測も可能になります。傾向と対策をきちんと理解して、ネクストステップを考える。』と書いており、昨今のデータやその分析のブームもあながちウソではなさそうです。
当社のアンケートでも、70%近い人が後悔や失敗している現実から考えると、部屋探しの提案も本当に自分にあっているのか、ちょっと立ち止まって考えた方がよさそうです。
最後に、神永さんははじめにの部分で『自分の未来を考えるうえで、統計思考=データ分析ほど強力な方法論は、他にはない』と書いています。私も日々の失敗分析をしていく中で、ほとんどの人が裏付けのない提案で流されている事実を知り、もっと頑張らないといけないとやる気が出る一文でした。
今後も、失敗で地雷部屋の除去、頑張ります・・・、前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。
第2039回目の今回は、メーカーに勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2018年5月の転勤を機に、関東地方から関東地方への1Kでの一人暮らしに向け、三回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
3回目のお引っ越し、職場が変わり、近いところに引っ越しをした 20代の男性のお話です。 新しい場所でのスーパーの内容、日用品の購入先、周りの治安、同アパートの住民がどんな人なのかが分からず不安に感じられていたようですね。その後解決できたのでしょうか?
1.引っ越しの理由や引っ越し後の生活について
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
職場が変わり、通勤が大変になるため新しい場所に近いところへ引っ越しました。
また、家賃も高かったので以前よりも安いところへ引越した。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
引越し先の方が家賃が安くなるので、その分、休みの日に買い物や外食にお金を使いたいと思っていました。
2.引っ越しが終わるまでどのくらい掛かりましたか?その理由も教えて下さい。
一ヶ月程度掛かりました。じっくりと下調べをし、何件か候補を見つけてから内見し、選ぶという流れで行ったため。
3.引っ越し時の不安について
3-1.どんな不安がありましたか?
新しい場所でのスーパーの内容や、日常品の購入先の内容、周りの治安、同じアパートの住人がどんな人なのかが不安でした。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
遠方への引越しはしたことがないので分かりませんが、引越し先の環境(周辺のお店や人の雰囲気)を一度見られないのがネックですね。
4.部屋探しの失敗について
4-1.失敗を教えて下さい。
不動産屋さんと内見をしましたが、早く決めろよ…、という雰囲気がすごく、もっと色々な家を見たかったが即決せざるおえなかった。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
壁が薄く、隣や上下、外の音がすごく聞こえます。
自分の発する音も聞こえてると思うと、気を使いながら過ごさなくてはいけないし、夜寝る時に周りの音がうるさくて寝れない時がある。
4-3.失敗再発への対応は?
音の確認はなかなか難しいですが、内見した際にすこし静かにして周りの音が聞こえるかしっかりと確認したほうがいいです。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
親切で相談できそうな不動産屋さんを見つけることが大切だと思います。
5.引っ越し後のトラブルをもしあったら、教えて下さい。
古い木造の家のため、湿気がすごく、カビが沢山発生します。
夏場は押し入れの鞄や洋服、木材の家具などあらゆるところにカビ発生するカビの掃除に追われます
6.引っ越しを経験して、良かった点は?
6-1.部屋探しの良かった点
引越しまでの準備や手配、手続きなど色々と自分ですることはとても成長を感じることだと思います。
引越しを手伝ってくれる友達もいるとよりいいですね。
6-2.そう思った理由は?
慣れない事を自分でやるとストレスが掛かり、成長できる気がします。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
自分でやることの大切さを理解した方がいいと思います。
7.これから部屋探しをする人へのアドバイスについて
ネットで沢山調べられる時代なので、自身でしっかりと調べて候補を絞ってから不動産へいくといいです。
ある程度条件が決まってないと不動産屋で時間がかかるかも。
8.仕事関連の引っ越しだからこその失敗やその理由をもしあれば、教えて下さい。
私は転勤を理由に引越したことでの不満、失敗、後悔はありませんが、通勤時間の変化や周辺環境は仕事への影響に関わってくると思います。
9.今回の部屋探しをお願いした不動産会社について
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
何件かいったが、行き疲れてしまいそこにしたという感じです。
ネットでは格安と書かれていたので選びました。
9-2.不動産会社に期待するは?
ネットに記載されている物件情報の中で、もっと部屋の写真や周辺の写真を多くするといいと思います。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
10-1. 今回は不動産屋さんの「早く決めてくれ」という圧力に負けて決めてしまったということでした。
私の持論ですが、<物件探しの前に営業マン選びをすることがいいお部屋しの第一歩>だと思っております。自分の気になっていることを素直に相談できる、質問してくれたことに嫌な顔せず調べて素早く回答してくれる営業マンを探しましょう。私も遠方で友達がお部屋を探したいけど、何をするべきなのか相談を受けることがあります。その時には、面倒だけど色んな不動産会社に足を運んで雰囲気を感じることをおすすめしています。初めてのお引越しならなおさらここは重要なポイントになります。知らない事であっても、「一般的にはこうなんですよ」と営業マンから言われたら信じますよね?
10-2. 知らないことをいいことに高圧的に営業をしてくる営業よりも親身になってくれるスタッフ。
分からないことを教えてくれるスタッフであれば自分が希望する条件に近い物件か、もしくは希望条件に沿わなくても納得をして入居をすることができます。契約を急かされてもなんで急かしてくるんだろうと常に疑問を持ちながらお部屋探しをしましょう。今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しではきっと成功して欲しいと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。
最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?
* 現在、診断を受けて頂いた方優先で毎月5名様まで対応させて頂いています。今後もサポートの質を高め、お部屋を提案していきます。
国立大学卒業後、外資系証券と日系総合不動産会社を経て、独立。2013年より、個人顧客との折衝を中心に賃貸・売買仲介やその管理を開始。
自身も8回の引っ越しを経験し、部屋探しの難しさを痛感。現在は、『取引の安心を失敗で』をモットーに、日々不動産取引のデータ分析を基にサービスを行っている。サービス開始以来、これまで300室の部屋探しをサポート。
保有資格:不動産鑑定士補、宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士
相樂 喜一郎
株式会社リビングイン 代表取締役
電話でのご連絡は毎日8時~23時
☎ 03-6809-1804
✉ info@livingin.co.jp
*24時間以内に確認し、返信致します。
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