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東京芸術大学を卒業し、東京大学大学院を卒業後、建築家として、自由に色々な作品を作ってきた宮脇檀さんが40年近く前に書いたエッセイ集、日曜日の住居学(住まいのことを考えてみよう)で今でも刺激を受けるところがあり、まとめました。
特に、コロナ禍の今だからこそ、もっと考えたい密集して都市に住むについても書かれていました。都市を選ぶことで集合住宅に住む結果、日当たりがどうしても悪くなる、部屋そのものも狭くなる。部屋が狭くなり、ほしい物も置けなくなる。
それでも、通勤を含め、都心へのアクセスは良好で、周りにはスーパーやコンビニ、そしておしゃれなレストランや病院、公園がある。ちょっとした息抜きにはちょうどいいものが全て揃ってる。イベントは毎日どこかしらで行われており、お店の出退店が日々行われ、人生の幅を広げてくれる。
インターネットがこれだけ普及し、自宅でも世界中、宇宙の今さえも除くことが出来る。でも、やっぱり、都市で味わう体験とはどこか違う。都市に来て、自分をさらに磨き、成長することを一度してみることがとても大切だと思います。
・・・前置きが今日も長くなってしまいました。すみません、引越しの失敗例スタートです。
第2049回目の今回は、航空関係に勤めている20代の男性会社員の方にお話を聞きました。2020年1月の転職を機に、関東地方内での移動で1Kでの一人暮らしに向け、3回目の引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。
【今回のポイント】
関東地方内で転職を理由にお引っ越しされた方で、転職を機に一時的に収入が無くなってしまうため、業者をどう使うかに関して、不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
転職を機に引っ越しを行いました。仕事柄、早朝出勤また深夜退勤が多く、実家から通うと2時間以上、往復で4時間以上かかるので職場の近くに住みたいと考えていました。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
出来た時間をうまく使い、休日には飛行機のチケットを買い、日本各地や海外へと旅行をしたいと考えていました。また、新車を購入し、仕事仲間や友人とドライブをしたいとも考えていました。
2.引っ越しまでの期間とその理由
一カ月程度掛かりました。部屋の手配ついては勤め先の会社がすべて代理で行ってくれたので、部屋が決まってから引っ越しまでの期間は予想外に短く済みました。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
引っ越しをする際は業者に依頼すべきか、自分で行うべきかどちらが経済的負担が軽く済むか漠然とした不安がありました。他にも、お金がないからと引っ越した直後、実家に帰ることがあれば、それには不満や面倒臭さを感じます。
特に遠方となると、移動に時間や交通費を要するのであまり頻繁には帰れないことは事実です。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
前職の会社を辞めた途端に一時的に収入がなくなってしまうので、引っ越しが原因でしばらくの間、生活費を賄えないのではと心配していたからです。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
今回の引っ越しは結局すべて一人で行いました。しかし、一人で行ったが故、引っ越しにかかる費用の見積もりを怠ってしまったため、実家~引っ越し先間の交通費やガソリン代、家具や家電の代金などに予想以上にお金をかけてしまったことに後悔しました。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
家電や家具については中古品を買うべきであったと後悔しています。せっかくの新生活だから、少しくらい高い費用をかけて買い物をしても後悔はしないだろうと考えていました。しかし、現在、毎月2万円近く分割でそれらの代金を支払っているので、少し無駄な買い物をしてしまったのではないかと感じています。
4-3.失敗再発への対応は?
まず、引っ越しをすると決めたら、どれくらいの費用がかかるかをじっくり検討するべきです。今では、ウェブサイト上で簡単に引っ越しにかかる費用の見積もりを出すことができるので、一人で考えず、そういったものを利用することをおすすめします。
また、仮に一人で引っ越し作業をしなければならなくなったとしても、できるだけコストを軽減するために、実家で使用していた家電や家具を持って行ったり、新調するとしても中古品を選んだりするほうが後々経済的にも余裕が生まれると思います。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブル
友人と外食した際にカギを紛失し、困りました。また、テレビを所有していないにもかからわず、NHKの受信料を支払うよう、関連会社の方が毎度毎度やって来ました。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
一人暮らしを始めてからはこれらすべてを自分一人でしなければならなくなったので、自己管理能力はかなり上がったかと思います。
また、実家を離れたことで「自立した」という意識も少しずつ根付いてきたので、精神的な安定も得られ、仕事で行き詰ったとしても、どうすればそれを乗り越えていけるか自分なりに考えを編み出せるようになりました。
6-2.そう思った理由は?
今までは実家暮らしだったため、炊事や洗濯、掃除、食材の買い出しなどはすべて親が行っていたため。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
ともかく、一人で暮らすようになると、何かと自分で決めていかないといけないことがあります。自立の一歩として、取り組んでください。
7.部屋探しのアドバイス
「実家を離れて、何でも自分一人の力で挑戦してみたい」と考えている人には引っ越しがおすすめだと思います。炊事や洗濯などの家事をすべて一人でやらなければならないことは確かに最初は大変かもしれません。
しかし、慣れてくれば楽しいですし、どうすればよりよくおいしい料理が作れるか、どうすればより低いコストで生活を送ることができるかなど、今まで考えることがなかったことについて考えることができます。
また、ゼロから何かをスタートさせたいと考えている方なら、引っ越しはそれほど苦ではないと思います。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
転職を機に念願の一人暮らしを実現できたのはよいものの、引っ越し先にほとんど友人や知人がいないため、孤独な日々を送ることが多くなりました。
また、会社の人以外で知り合う人があまりいないので、新しい出会いが極端に少ないことに関して、ちょっとした不安を抱えています。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
先程も述べたように、今住んでいるアパートは勤務先の会社が手配してくれたものなので、不動産屋を介した部屋探しは一切行っておりません。
9-2.不動産会社に期待する事は?
引っ越し先から実家まで距離にしてどれくらいあるのか、また、仮に電車や車などを使って実家に帰る場合にはどれくらいの時間や費用がかかるのか、具体的に提示してくれるようなサービスがあるとありがたいです。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
転勤を機に3回目のお引っ越しをされたとのことで不安も多かったかも思います。今回は想像以上に引っ越しに伴う費用が重なってしまったことを後悔されているようです。今回のポイントは二つあると思います。
10-1.家具・家電はレンタルも出来る
家具や家電は新生活を考えると新品で揃えたいという気持ち、すごく良く分かります。私も新しいものに目がないもので新しいiPhoneが発売されるだけでも毎度心が躍って購入しそうになる気持ちをグッと押さえているものです・・・。
話は逸れましたが、家具・家電レンタルを使うと、生活に必要なカーテンからテレビ、冷蔵庫などのセットプランも用意されているので、買うお金がないけど、手軽に揃えたいというときには是非参考にされてみてください。いくつか家具や家電のレンタルサービスをしている会社があるのでそのエリアや品ぞろえを踏まえ、ご自身にあったサービスを考えてみて下さい。
10-2.鍵の紛失や水漏れのトラブルには
入居中に一番起こりやすいトラブルは鍵の紛失や水漏れのトラブルです。私も実務上、色々なお客様からお電話でご相談を受けます。
「家に帰ってきたら鍵がないことに気が付いて…」、
「ガレージの中に鍵を閉じ込めてしまって…」、
「管理会社が休みだから自分で業者を手配したら高額請求された」、
女性の一人暮らしのストーカー対策だけでなく、こんな時の為にも「安心入居サポート」への加入をおススメしております。契約時のオプションにはなりますが、ご加入いただくと万一の保証で安心して入居が可能です。
鍵を一回紛失するだけで、2万円など請求されることもありますし、管理会社が時間外でも24時間コールセンターが業者の手配をしてくれるので安心です。次回のお部屋探しでは良い物件に巡り合われることを願っています。
沢山の部屋探しの失敗例を分析していく中でいつも思うのが、いつの時代も情報弱者は引っ越しだけでなく、仕事でも、私生活でも、損をする可能性が非常に高いと言うことです。その為、時間がない人は別ですが、せっかく何十万円もの大金をかけて、引っ越すなら、将来後悔しないために、正しい情報を身に付け、部屋探しをするようにして下さい。
私たちはこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?
念のため、これまでの相談事例を基に、遠方への引っ越しや部屋探しの経験が少ない方向けに、トラブルを未然に防ぐ三つの注意点をこちらにまとめておきました。
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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