内見なしの引っ越しでも失敗しない?内見当日のキャンセル方法は?(その2)

前回は、はじめて一人暮らしする方向けに、4,000件を超える部屋探しの失敗を見てきたエラアが考える満足度の高い部屋をいかに効率よく探すかとその注意点に特化して、内見とは?から、内見のメリットやデメリットを口コミや失敗談を中心に説明しました。加えて、アクセスが多い、内覧時に出来る隣人との騒音トラブル対策はこちらです。

特に、引っ越し経験の少ない男性の遠方への引っ越しは後悔する可能性が特に高いので、面倒な内見の必要性を理解してから、部屋探しを始めた方が失敗は圧倒的に減ると思います。時間がない、部屋探しの経験がない人ほど、他人の失敗から効率的に学び、自分に合った部屋を探して下さい。

今回は、はじめて部屋探しをする人やこれから賃貸契約をする人向けに、基本的なところから失敗談や実例を基に、満足できる引っ越しが出来るよう内見しないで契約や内見当時の急なキャンセル方法についてまとめています。一ヶ月や二ヶ月と時間を掛け、30万、40万と高額の費用を払って、引っ越しをせっかくするなら、時間やお金をムダにしないようにあなたにとって、成長できる部屋を選んで下さい。

賃貸マンションの内覧や契約に関する基礎的な知識やコツ、よくある質問や失敗のポイントをまとめました。無視されないメールでの内覧希望の書き方はこちらにまとめています。

1.オンラインのみでリアルな内覧なしで契約はあり? なし?

内覧した方が良いのか? また内覧せずに契約しても良いケースについて解説します。

1-1.内覧しないで契約は基本的に避ける

結論から言うと、内覧して契約した方が良いです。繰り返しになりますが、4,000件のアンケート結果からもわかるように、お部屋選びの失敗、後悔のほとんどは、正しく内覧できていれば回避できたはずです。

過去の体験者の失敗談と口コミを生かした「失敗しない内覧の仕方と手順」で解説する内容を実践してもらえれば、すぐに退去したくなるようなお部屋を契約するリスクは大きく軽減されます。

貴方の本気度を先方に見せることで、普段は言いにくい条件交渉なども言いやすくなります。例えば、この部屋に決めるから家賃を5,000円下げてほしいとか、初期費用がきついからオーナーに減額を交渉してほしいなど。私たちもキチンとした方に住んでほしいので実際内見等でお客様の状況を判断し、オーナーに正しい情報を伝えるようにしています。

1-2.内覧しないで契約がありなケース

契約の結果に責任を持つことを前提として、以下のケースであれば内覧をしないのもありではないでしょうか?

・引っ越し経験が豊富でお部屋に求める条件や設備がはっきりしており、インターネット上でわかる情報や写真、内覧代行の内容でお部屋選びができるケース。

・短期や期間の決まったとりあえずの住まいを探していて、住み心地は程々で良いと考えているケース。

・仕事やプライベートで外出している時間が長く、お部屋は寝るだけの場所、荷物を置くだけの場所と割り切ることができるケース。

2.内覧と揉めないキャンセル

例えば、週末いくつかのお部屋の内覧予約を入れていても、土曜日に見に行った部屋がすごく良かったので、後はキャンセルしたい。よくある事です。いい部屋はすぐに他からの申し込みも入ってしまうので、その迄申し込みをしておかないと日曜日にはなくなっているかも・・・。

そんな時の内覧の予約やキャンセル、その後の契約など不動産会社とのやり取りや手続きに不安を感じているならこの章を読んでください。いつまでも営業からムダな連絡が来たり、変な電話や迷惑メールが来て困らないよう、一読して、適切に内見のキャンセルをして下さい。

2-1.内覧の予約をキャンセルする方法

内覧の予約をキャンセルするなら、キャンセルを決めてすぐに不動産会社や担当者に電話をしてください。率直にキャンセルしたい旨を伝えれば良いです。

「内覧を予約していた日に、外せない予定が発生してしまった」

「内覧の予約をしていたが、別のお部屋を決めてしまった」

不動産業界ではよくあることなので、必要以上に気にすることはありません。ただし相手も人間ですし、今後いつどこで会うとも限らないので社会人として適切な対応が求められます。但し、キャンセルするなら、以下の手順・方法でスマートに行うと、後で変な営業など受けずに済みます。

・不動産会社もしくは担当者に電話、メールする。

・「●月●日に●●●●●マンションの内覧を予約していた●●ですが、キャンセルさせてください」と自分の状況とキャンセルの旨を端的に伝える。

・謝罪の気持ちと「今後ともご縁があればよろしくお願いします」と伝える。

このような流れを押さえておけば大丈夫です。スケジュールの変更の場合も同じような流れで伝えてください。

2-2.内覧後の賃貸契約の断り方

内覧で不動産会社や担当者にお世話になると、なんとなく断りづらいと思うかもしれません。もちろんそうした思いやりの気持ちはありがたいですが、不動産業界では当たり前にあることで慣れています。

断りづらいからと何日も先延ばしにされるより、早く断ってもらった方が次の営業をかけられるので、契約しないと決めたのであればできるだけ早く不動産会社や担当者に連絡してください。メールや対応していればLINEでも良いですが、見落としたり上手く伝わらないこともあるので、電話が確実です。なお、メールで断る時のテンプレートはこちらにまとめました。

>>詳しくは「内覧後に、申込や契約を心証を悪くしないように断りたい場合の方法」に書いてあります。

3.内見しないで契約や内見のキャンセル方法まとめ

個人的には、あなたの目で実際に現地を見た方が圧倒的に失敗は防げると思います。失敗例を見ても、忙しかった、行かなかった、任せた・・・で、自分には合わない部屋や騒音・隣人トラブルに合っている人も大勢います。その為、ここでは内見をせずに部屋を決めたり、内見を後腐れなくキャンセルする方法を書きましたが、可能な限り、自分の目で現地を見てみて下さい。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しがもっと効率的になるように参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、担当者に色々な確認をお願いする方が簡単に効率的になると思います。もし、動いてくれない、連絡くれない又は遅い担当なら、他の不動産屋に行った方がいいと思います。星の数ほど、不動産屋はありますから・・・。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合にはメール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。

最後に、他にも同じような部屋探しの診断をやってもらった人のインタビューがあります。もし、変なところで失敗したくない方は読んでみて下さい。

今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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