遠方への引っ越しで街並みを詳しく見ることが出来ないまま、部屋を決め、2年経たず退去しました

部屋探しを経験した人と一緒に引っ越し先を見に行けばよかったです

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2019年11月23日

遠方への引っ越しで街並みを詳しく見ることが出来ないまま、部屋を決め、2年経たず退去しました

このページの主な内容

東京芸術大学を卒業し、東京大学大学院を卒業後、建築家として、自由に色々な作品を作ってきた宮脇檀さんが40年近く前に書いたエッセイ集、日曜日の住居学(住まいのことを考えてみよう)で今でも刺激を受けるところがあり、まとめました。

特に、コロナ禍の今だからこそ、もっと考えたい密集して都市に住むについても書かれていました。都市を選ぶことで集合住宅に住む結果、日当たりがどうしても悪くなる、部屋そのものも狭くなる。部屋が狭くなり、ほしい物も置けなくなる。

それでも、通勤を含め、都心へのアクセスは良好で、周りにはスーパーやコンビニ、そしておしゃれなレストランや病院、公園がある。ちょっとした息抜きにはちょうどいいものが全て揃ってる。イベントは毎日どこかしらで行われており、お店の出退店が日々行われ、人生の幅を広げてくれる。

インターネットがこれだけ普及し、自宅でも世界中、宇宙の今さえも除くことが出来る。でも、やっぱり、都市で味わう体験とはどこか違う。都市に来て、自分をさらに磨き、成長することを一度してみることがとても大切だと思います。

・・・前置きが今日も長くなってしまいました。すみません、引越しの失敗例スタートです。

第4080回目の今回は、金融業界に勤めている20代の女性会社員の方にお話を聞きました。2017年8月の自立を機に、関東地方内で1Rでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。

引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。

【今回のポイント】

関東地方内で自立を理由に引っ越しされた方で家賃の予算から希望の部屋が見つかるのか強い不安を感じていたようです。実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?

1.引っ越しの理由と生活

1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。

当時は会社の寮に住んでおり、食事や家賃は安く管理もされていたので安心できる環境だったけど、社会人生活も慣れてきたので一人暮らしをして金銭面の管理や食事など自分の力を試してみたかったからです。

1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?

理想の生活は仕事がある日でも、きちんと自炊してバランスの良い食事をすることでした。休日はショッピングに行ったり、スポーツクラブに通い健康的な体をつくること、時間を有効に使いたいと思いました。

2.引っ越しまでの期間とその理由

一カ月程度掛かりました。今まで住んでいたところの退去する日を決めて会社に連絡したり、自分の休暇がとれ、引越しをできる日を調整しながら物件を探し、決定、契約するなどの手続きを進めていきました。

3.引っ越しの不安

3-1.どんな不安がありましたか?

希望の間取りや設備、駅からの距離や環境を考えて探していくと、勤務先から離れすぎてしまい通勤時間がかかりすぎてしまうので何を妥協して考えるかということです。

ちなみに、遠方引っ越しならではの不満としては、頻繁にはいけないので実際の街並みを詳しく見ることが出来ないことです。公共交通機関などは実際に使ってみないと自分に便利か不便なのか分かりにくいですし、周辺環境も歩いてみないと分からないと思います。

3-2.不安になった理由を教えて下さい。

収入から家賃の予算を変えることが出来なかったので。

4.部屋探しの失敗

4-1.失敗を教えて下さい。

少し離れた場所を探していたので不動産屋の場所も分からず、ワンルームの取り扱いの多そうな不動産屋をなんとなく選んで行き、数件見てその場で契約を決めてしまったことです。

4-2.失敗の理由を教えて下さい。

地元では今みたいにインターネットが普及していなかったので、情報は賃貸雑誌からしか得られませんでした。

物件を探すときは一人では行かないこと。住みたい街の近くの不動産屋で紹介してもらい、自分の足で歩いて周辺の環境の雰囲気や施設、電車の乗り換えなど前もって調べておいた方が良かったです。

4-3.失敗再発への対応は?

物件を探したことのある経験者と一緒に探した方が良いです。初めてだと部屋の雰囲気だけ決めてしまうので、設備や周辺の環境などについても経験者からの意見やアドバイスをもらえると思います。

4-4.その他何かあれば、教えて下さい。

特にありません。

5.引っ越し後のトラブル

部屋の間取りの関係で幅の広い洋服ダンスが玄関から入れることが出来ませんでした。収納がない部屋だったのでとても困りました。窓が少なく部屋の換気も悪かったのでカビが増えて大変でした。

>>一人暮らしの場合には特に間取りを意識して下さい。失敗談の中でも換気が悪く、カビが生えたケースはいくつかありました。単身者向けの部屋の場合、空気の流れを自然と作れるように玄関からベランダまで風が通りやすい、又は二面採光等で居室内で空気が移動しやすい間取りがおすすめです。

6.引っ越しして、良かった事

6-1.部屋探しの良かった点

初めての部屋探しで住んだ家は結果的に二年の更新を待たずに退去しました。それでも自分で探して手続きを一人でしたということは社会勉強にもなり自信を持つことも出来ました。

6-2.そう思った理由は?

これまで実際にやったことが無かったため。

6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?

部屋探しは思った以上に難しく、理想的な部屋は少ないと思いました。

7.部屋探しのアドバイス

先ず、この部屋にした決め手は、最寄りの駅には商店街やスーパー、雑貨屋などお店が充実していたので、ほとんどの買い物は近所で済ますことが出来ました。家の近くにはコンビニやコインランドリー、個人商店などがあり、帰宅が遅くなっても明るい道が多く安心しました。

これから引っ越す人へのアドバイスとしては、今はインターネットで物件も見て選べるして、とても便利だと思います。一人暮らしならセキュリティのしっかりしたオートロックがある部屋が良いと思います。周辺環境も見て毎日の生活をイメージしながら選ぶと良いです。

8.仕事絡みの部屋探しの失敗

就職や転職など今までの環境がガラリと変わり期待と不安の大きい時期は、時間もないので引越し先を探すのも焦って契約してしまいます。

忙しかったり、見に来れなかったりしますが譲れない条件をクリアして納得できることが大事だと思います。

9.不動産会社の選び方

9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。

賃貸雑誌を見て、自分が住みたい街で希望の間取りを取り扱っていた不動産屋に直接行ってみました。個人で経営している不動産屋だったので少し入りにくいイメージはありましたが丁寧に対応してくれました。

9-2.不動産会社に期待する事は?

昼間しか物件を見に来れないと夜の時間帯の人出の多さや街頭の明るさなどが全く分からないと思うので、そのような情報も教えてもらえると良いです。あとは通勤先までの電車の混雑情報があると良いです。

10.部屋探しの失敗を聞いての考察について


実家からの自立ということで初めてのお引っ越しをされ、不安も多かったかも思います。今回は、繁忙期シーズンにお部屋探しをされており、焦って決めてしまったことを後悔されていました。ポイントは二つあると思います。

10-1.繁忙期は特に情報を多くインプットしよう

繁忙期シーズンのお引越しは引っ越し業者も不動産営業マンも世間的にも慌ただしい時期になります。不動産営業マンの言いなりになってしまうと、自分の希望する条件の物件を決めることが難しくなってしまいます。自分で出来る範囲で調べて予習をした上で、提案される物件を確認しましょう。

特に初めてのお引越しや年齢が若い場合は訪れる不動産会社によっては舐めた態度を取られたと仰るお客様もいるので、なんとなくでも知識はインプットすることをお勧めします。

10-2.短期違約金の有無を確認しよう

賃貸の物件は気軽に引っ越しをすることができることのメリットが大きいのですが、携帯電話やインターネットと同様に短期解約違約金というものが存在します。

その名の通り、期限内で解約したらお金がかかるよという面倒なシステムなのですが、この違約金制度を確認しておかないと、1年未満の退去で家賃の2か月分、1年以上2年未満の退去で家賃の1か月という高額の請求をされるケースもあります。

その為、可能な範囲で事前にしっかりと確認しておきましょう。今回の失敗を糧に、次回のお部屋探しでは良い物件に巡り合われることを願っています。

沢山の部屋探しの失敗例を分析していく中でいつも思うのが、いつの時代も情報弱者は引っ越しだけでなく、仕事でも、私生活でも、損をする可能性が非常に高いと言うことです。その為、時間がない人は別ですが、せっかく何十万円もの大金をかけて、引っ越すなら、将来後悔しないために、正しい情報を身に付け、部屋探しをするようにして下さい。

私たちはこれまでの経験やセンスを先行させ、お客様の満足度を下げたり、上げたり、サービスの質をブラさないように、先ずは経験者のデータを使ってゴミや地雷部屋を除去する方が自分に合った部屋を探し、充実した毎日を過ごすというゴールに圧倒的に早く、近づく事が出来ると思っています。もう何も武器を持たず、竹やりやこん棒ぐらい??で圧倒的な物件数と戦う時代はもう終わったのでは?と個人的には思っています。

もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあります。部屋探しで失敗して、損をする前に読んでみませんか?

* 現在、診断を受けて頂いた方優先で毎月5名様まで対応させて頂いています。今後もサポートの質を高め、お部屋を提案していきます。

 

*頂いたコメントを参考に、今後の活動を改善していきます。

過去に頂いたトラブル相談やコメントは参考の為、こちらのページにまとめています。

国立大学卒業後、外資系証券と日系総合不動産会社を経て、独立。2013年より、個人顧客との折衝を中心に賃貸・売買仲介やその管理を開始。

自身も8回の引っ越しを経験し、部屋探しの難しさを痛感。現在は、『取引の安心を失敗で』をモットーに、日々不動産取引のデータ分析を基にサービスを行っている。サービス開始以来、これまで300室の部屋探しをサポート。

保有資格:不動産鑑定士補、宅地建物取引士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士

相樂 喜一郎
株式会社リビングイン 代表取締役

 

電話でのご連絡は毎日8時~23時
☎ 03-6809-1804
✉ info@livingin.co.jp

 

*24時間以内に確認し、返信致します。

 

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相樂 喜一郎

この記事を書いた人

相樂 喜一郎

事例を基にトラブルの少ない取引を目指し、2011年以降130件以上の不動産取引を経験。現在はこれまでの経験を活かし、地域の金融機関と一緒に相続に伴う実家の再生や売却、住み替えに注力。不動産鑑定士補、宅地建物取引士、相続アドバイザー、住宅診断士。 >>その他詳しい実績はこちら

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