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部屋探しや選び方で悩んでいる方へ、『失敗にハズレなし』の信念で、正しいお部屋の選び方を学んでみませんか?ところで、畑村洋太郎先生を知っていますか?東大の名誉教授だったり、失敗学のすすめ他色々な書籍を書いていて、日本の失敗研究の大家と言っても過言ではない方です。
今回は、そんな畑村さんが以前書かれた失敗を生かす仕事術と失敗からの復活、回復力からこれからお部屋を探すあなたの為になると思ったことをまとめます。
まず、『失敗はどんなに注意しても必ず起きます。特に、新しいことをやろうとするとまず確実に失敗します』
ただ、失敗のほとんどはきちんと扱っていれば、事前に防げたものばかりで、失敗が起こったとしても・・・
多くの人が好んで使ってきた『成功例に学ぶ』方法は、右肩上がりの時代だからこそ通用した方法で、10年おきに不景気が来る激動の時代には非常に難しいと思っています。現に、ポータルサイトによくある住みたい街ランキングなどを参考に部屋探しをしてても、当社の部屋探しに関するアンケートで70%近い人が部屋探しや引っ越しで後悔・失敗していました。
この事から部屋探しも他人の失敗から学び、クリティカルな失敗やよく起こるトラブルを事前に知り、対策を練った部屋探しを行うことが一番効率的で満足度が高くなりそうだと思ってます。その為、今後も失敗で地雷部屋の除去、頑張ります。前置きが長くなって、すみません。失敗例スタートです。日々の失敗分析にとてもやる気が出る一冊でした。
第4112回目の今回は、引っ越し当時無職であった30代の女性にお話を聞きました。2016年8月に実家暮らしからの自立を機に、北海道から関東地方への1Kでの一人暮らしに向け、はじめての引っ越しを行った時のエピソードを詳しく教えてくれました。
引っ越し経験者から部屋探しの失敗やトラブル、良かった点を聞き、自分の今後に生かす。効率よく、満足度の高い部屋探しをして下さい。念のため、家賃等の条件交渉はいつが良いのか?これまでの経験を踏まえ、最もうまく行くタイミングについて、こちらのページにまとめておきました。
【今回のポイント】
北海道から関東地方へ、一人暮らしでの自立を理由に引っ越しされた方で、はじめての一人暮らしで仕事などあまり計画を立てていなかったので、家賃や費用に関して、強い不安を感じていたようです。
実際、どのような 部屋探しだったのでしょうか?事前のトラブル対策や事後対応は可能なんでしょうか?
1.引っ越しの理由と生活
1-1.引っ越しの理由を教えて下さい。
これまでずっと実家で親と一緒に暮らしてきたが、その時働いていた仕事を辞めたタイミングで自立の意味も込めて上京したくて引っ越しを決意しました。新しい環境に飛び込んでみたかったのもあります。
1-2.引っ越し後はどんな生活をイメージしていましたか?
都会の生活に憧れて上京してきたので引っ越してからのしばらくは東京を満喫して、好きなアーティストのLIVEなど沢山行きたかったです。あと、新しい環境にどんどん自分から進んでいきたかったです。
2.引っ越しまでの期間とその理由
二ヶ月程度掛かりました。住む予定をしている場所の土地勘が全くなかったので、ネット上の情報と不動産屋さんの担当者の方の情報のみで決めなければならなかったので、ここだと決めるまでには時間を要してしまいました。
3.引っ越しの不安
3-1.どんな不安がありましたか?
急に一人暮らしで実際そうなった場合にちゃんとやっていけるのか、仕事はちゃんと見つかるのか、という不安はありました。
ちなみに、遠方引っ越しならではの不満としては、身近に知り合いがいないので、もし何かあった時にすぐに相談できる人がいなかったりしたらどうしようという不安はありました。あと、親とかなり離れることになる不安も大きかったです。
>>はじめての遠方への引っ越しで近くに知り合いがいない場合には特に、駆け付けサービスをお勧めしています。なぜなら、盗難やストーカー被害に遭った際に24時間いつでも連絡が出来、トラブルに遭った際に宿泊費の補助が出たり、他の場所へ引っ越すための費用を一部補填してくれるサービスがあるからです。
その為、治安を気にする女性には特にこのサービスに入ってもらっています。費用は二年間で15,000円で一日20円程度で万が一の際に100,000円の引っ越し費用が出るのはコストパフォーマンス的に高いと判断できるからです。駆けつけサービスに関する詳細はこちらのページにまとめています。
3-2.不安になった理由を教えて下さい。
これまでずっと実家暮らしだったのと、あまり計画を立てず、その時の勢いで引っ越しを決めてしまったので。
4.部屋探しの失敗
4-1.失敗を教えて下さい。
とにかくちょっとの間だけでも、東京で自分の力で生活してみたい!という思いだけで勢いで決めていたので、実際にその土地に住んでからのことをあまり考えずいて、家賃の安さ重視で駅から徒歩15分ほどかかったり、家の周りに店が少なかったり、1階だと少々不安な面もあったりした時がありました。
>>この辺り、はじめての部屋探しの方や遠方からの引っ越しの場合、なあなあにして決めてしまう事があるのである程度条件を決めてから部屋探しを始めた方が良いと思います。引っ越し後にこのように後悔し、引っ越し費用他ムダにすることになるので。
4-2.失敗の理由を教えて下さい。
ちょっと都心から離れている私鉄沿いの駅から徒歩15分程度の場所だったので、仕事帰りの夜道が真っ暗で毎度少し怖い思いをしながら帰宅していました。
それから、ちょっと買い物に行くにも、若干距離があるので少ししんどいなと思う事も多々ありました。
4-3.失敗再発への対応は?
事前に東京に住んでいる知り合い等の話を詳しく聞いておいて、駅からはなるべく近い方が良いことや都心に勤めるのであれば、都心への移動が便利(乗り換え等、路線とか)などの情報をもっと知っておけば良かったです。
4-4.その他何かあれば、教えて下さい。
特にありません。
5.引っ越し後のトラブル
初夏だったのでまだ良かったですが、夏場にエアコンが故障してしまい、少しの間ではありますがとても寝苦しい思いをして修理してもらうまでが辛かったです。その他思い出す限りは大きなトラブルはありませんでした。
6.引っ越しして、良かった事
6-1.部屋探しの良かった点
とりあえず自立という面ではとても成長できたと思います。自分一人で仕事も捜し、新しい環境の中で知り合った方々との人間関係も気付いていくことができ、以前の自分にはなかったものが生まれた気がしました。
6-2.そう思った理由は?
これまで実家暮らしだったため、全て母親が対応してくれていたので。
6-3.他に頭の片隅に入れておいた方がいい事はありますか?
ありません。
7.部屋探しのアドバイス
先ず、この部屋にした決め手は賃貸という契約ではなく、家具家電付きの水道光熱費込み、マンスリーという形で1年の申込みだったので、引っ越しじたいは荷物が少なくて楽たっだのと、実際に暮らし始めてからの水道光熱費の心配がなく思う存分使えたのは良かったです。
これから引っ越す人へのアドバイスとしては、毎日通う学校や職場が既に決まっているようであれば、なるべく通勤・通学に便利な路線で探すべきだと思います。そして、特に女性の方は明るい日中のことだけでなく、夜道の事も考えて周辺環境を調べてお部屋を決めた方が良いと思います。
8.仕事絡みの部屋探しの失敗
仕事が決まらない状態で引っ越しをしたので、いざ仕事を探し始めた時にすぐに見つかるのかという不安はありました。先に住む場所が決まってしまっていたため、働きたい場所が通勤的に不便であっても妥協するしかなかったとろがありました。仕事探しか、部屋探しか、キチンと順序立てて進めた方が良いと思います。
9.不動産会社の選び方
9-1.選んだ理由を可能であれば、教えて下さい。
もともとその地域に知り合いが住んでいたので、初めからその最寄り駅付近で探そうと思っていました。荷物も減らしたかったので、一人暮らしの引っ越しに便利そうな最低限の家具家電付きのお部屋を扱っているところに決めました。
9-2.不動産会社に期待する事は?
自分の置かれた状況を踏まえ、何から始めれば良いか教えて欲しいです。仕事も決まっていなかったので、住む街を含め、どうやっていけば良いのか、分からない事が多かったです。
他には、そこの地域の特色や生活するうえで必要になってくるサービス(病院や、交番等)の情報などあればいろいろ教えておいてほしいです。あと、大きなお店もですが、コンビニ等小さなお店もすぐ近くにあるか等も知っておきたいです。
10.部屋探しの失敗を聞いての考察について
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。あなたの部屋探しに今回の失敗を参考にしてもらえると嬉しいです。ただ、自分で色々と確認するのが面倒な場合には、その担当者に色々な確認をお願いする方が効率的だと思います。
もし、それでもなんか、ダメな感じがする場合には、メール✉で連絡をもらえれば、何かアドバイスできると思います。特に、これまでの引っ越しの失敗インタビューを生かし、事件・事故に遭わない部屋探しの手順を基に回答や対応していきたいと思っています。最後に、他にも同じような部屋探しの失敗エピソードがあるんですが、失敗する前に読んでみませんか?
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あなたの大切な人生と平穏が守られますように、これからも私たちは引っ越しの失敗談をベースに、賃貸の専門家集団として、地域や建物の情報を中心に提供、検証していきます。
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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