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麻布十番・賃貸マンション、㈱リビングインの宅地建物取引士の大和田です。
今回は東京カレンダー等おしゃれな雑誌でよく特集され、「港区内の住みたい街ランキング」で上位に位置する「麻布」、「六本木」、「芝・三田」、「白金・白金台」について、これらのエリアの概要と女性が一人暮らしをする街としてはどうなのか、これまでの仕事の経験と口コミを基にまとめてみました。
麻布エリアに10年、一度引っ越しを経験していますが、本当に良い街だと思っています。コロナウイルスがあってもそもそも渋谷や新宿みたいに混雑はしていなかったので。ちなみに、当エリアの家賃相場に関してはこちらにまとめました。
1.麻布(麻布十番や南麻布、赤羽橋など)
麻布といえば、江戸時代からある「麻布十番商店街」です。 昔ながらの喫茶店や定食屋、メディアにも出てくるオシャレなカフェ・スイーツ店、高級所得者向けのスーパーなど、個性豊かなお店が軒を連ねています。また、大使館が多く、日常的に警察官がパトロールをしているため、治安がとてもよいです。 麻布に住んでいる方の声をご紹介します。以下、実際の口コミはこんな感じです。
「麻布十番商店街には、100年以上前からあるお店、海外から来たお店、テレビに出てくるお店など、本当に色々なお店があって楽しいです。」
「スーパーがたくさんあってとっても便利です。 麻布は全体的に物価が高いですが、スーパーに関してはリーズナブルなお店もあり、買い物には困りません。」
「麻布は坂道が多いですね。 普段は気にならないですが、疲れているときはちょっと大変な思いをしたりします。」
「麻布にはネームバリューがあるので、『麻布に住んでいます』なんてと言うと、羨望の眼差しで見られることもあります。」
結局、女性が一人暮らしをする街としてはどうなのでしょう?これまでの経験から、駅周辺には商店街があり、スーパーが多くて、大使館周辺の警備もあり、治安もよいため、特に自炊派の一人暮らしに向いていると言えます。
実際に、麻布十番に住んでいる女性に聞いたインタビュー(下町っぽさを十分に残し、生活の全てが完結する街、麻布十番(前半))はコチラです。他にも、赤羽橋にマンションも購入した女性に聞いた赤羽橋の良さに関するインタビューはコチラです。2020年のコロナ禍でも力強く、赤羽橋から麻布十番へ、芝公園から麻布十番へ引っ越した女性二人にも麻布十番の魅力について話してもらいました。
2.六本木(乃木坂、六本木、西麻布など)
かつての六本木は歓楽街・夜の街として有名でしたが、今ではIT企業をはじめ、多くの企業が六本木にオフィスを構えるようになり、昼はビジネスの街として機能するようになりました。また、「六本木ヒルズ」、「東京ミッドタウン」という日本を代表する大規模な複合商業施設があり、便利で刺激的な生活を享受することができます。以下、六本木に実際に住んでいる方の声をご紹介します。
「六本木ヒルズとミッドタウンが本当に便利です。 飲食や買い物に困らないですし、遊べるところもたくさんありますし、意外に自然も多くあります。」
「夜は治安が悪いです。 柄の悪い若者、酔っ払い、客引き、交通ルールを守らない人などがたくさんいます。 夜はあまり出歩かないようにしています。」
「テレビ局が近く、芸能プロダクションが多いこともあって、芸能人との遭遇率が高いです。」
「歓楽街と言われるように、深夜まで遊べるお店がたくさんあります。」
結局、女性が一人暮らしをする街としてはどうなのでしょう?
これまでの経験から女性が一人暮らしをする街としてはどうなのでしょう?プライベートが充実する街ですが治安がよくないのが気になります。コンビニは色々とありますが、スーパーが少なく、ちょっと生活感がない気がします。また、 仕事の帰りが遅くなりがちなど、夜に一人で出歩く機会の多い場合は慎重に検討したいところです。
実際に、六本木に住んでいるフリーランスの方に生活の実態(時間を大切にしたいから六本木に住む。住めばわかるコスパのよい街(前半))を語ってもらいました。実際に住んでいる人の感想から効率を重視する人には向いているかもしれません。例えば、家事や自炊は人になるべく任せ、自分は得意なことにフォーカスするような。
3.芝・三田(芝、三田、田町など)
芝・三田は、「東京タワー」があるエリア。 「NEC」「リコー」など大手企業の本社がたくさんがあり、基本的には週末は静かになるオフィス街です。「芝公園」という広くて緑がたくさんある公園があり、地域住民やサラリーマンなどの憩いの場となっています。 芝・三田に住んでいる方の声をご紹介します。
「高層ビルがとっても多いですね。 住む場所としてみたとき、それが苦痛に感じることもあります。」
「休みの日はよく芝公園に行きます。 緑が多くてすぐにリフレッシュされますね。 都心とは思えないような空間です。」
「オフィス街なので、治安はよいと思います。」
「オフィス街だけあって、飲食店はあっても、スーパーは少なく、食材や日用品の調達に困ってしまうことがあります。 自炊はしにくいと思います。」
これまでの経験から、女性が一人暮らしをする街としてはどうなのでしょう?週末はある意味、ゆっくりとした時間が流れ、治安はよいですが、スーパーが少ないので自炊派には向いていません。
反対に、ご飯は全部外食で済ませる!又はウーバーイーツを上手に利用する! という方には緑も近くにあってよい場所です。実際に、田町に住み、これまで15回以上引っ越しを経験してきた姉妹による港区田町に関するインタビューはコチラです。個人的には、JR山手線が通っており、駅前が栄えており、どこに行くにも便利なのでおすすめ出来る場所です。
4.白金・白金台(白金、白金台、白金高輪など)
「シロガネーゼ」という言葉で有名になった白金・白金台。 基本的には、住宅街で、都心でありながら高層ビルが少なく、品がよい方が多く住んでいます。また、麻布と同様で大使館が多く、治安がとてもよいです。 白金・白金台に住んでいる方の声をご紹介します。
「東京のど真ん中と言ってもいいようなところですが、静かでゆったりしているイメージがあります。 喧騒から離れたい人におすすめの街です。」
「比較的高層ビルが少ないため、都心特有の圧迫感がないです。 」
「スーパーはありますが、高いお店ばかりです。」
「ファーストフード店など、気軽に食事やテイクアウトができるお店なんかが少ないですね。 友達が来たときとか、食事に困ってしまうことがあります。」
これまで案内してきた経験から、女性が一人暮らしをする街としてはどうなのでしょう?若者というよりは成熟した大人の街です。 プラチナドンキがありますが、個人的にはゆっくりと時間が流れており、このエリアもリーズナブルなスーパーが少ないので自炊派には向きません。
実際に、白金高輪に住んでいた女性に聞いた女性にとっての白金高輪(白金高輪と下井草、水天宮や神楽坂との違い。そして個人事業主の引越し事情(前半))はコチラです。この雰囲気を求めている人にはお勧めだと思います。
5.港区内の住みたい街ランキングまとめ
「麻布」「六本木」「芝・三田」「白金・白金台」、どれも魅力的な街ですが、それぞれに個性があります。 ぜひ、自分に合った街を見つけてください。
・麻布:麻布十番駅や商店街はスーパーが多くて、治安もよい→自炊派の女性の一人暮らし向き
・六本木:プライベートが充実するも、治安が気になる→赤坂も含め、夜に出歩く機会の多い女性には不向き
・芝・三田:治安はよいもののスーパーが少ない→週末がちょっと苦しいですが、ご飯は全て外食派の女性向き
・白金・白金台:リーズナブルなスーパーが少ない→ゆっくりとした時間を楽しみたいリッチな大人の女性向き
実際に引っ越しの相談などをこれまで受けてきて、個人的に港区に住む人はちょっとした割り切り感を感じています。自分をもっと高め、成長させる習慣をつけるために、あえて港区に住む。この環境に慣れることで、自分もいつの間にか成長しているような印象を強く受けています。
2013年から港区を中心にやっていますが、日本中、どこを探してもいい意味でエネルギー値が高く、常にプッシュアップされている街は中々ないと思います。以下、実際に港区の各エリアに住んでいる方に聞いた実際のインタビューです。
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今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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