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こんにちは、部屋探しの不安ゼロを目指す、株式会社リビングインの宅地建物取引士の大和田です。
「明日、内見。何の準備もしていない。でも、何を準備すればいいの?」
内見が明日に迫り、お部屋をしっかりチェックしないといけないとは思っていても何をチェックしたらいいのか分からないとお困りではないでしょうか?
この記事はそんなあなたに向けた記事で失敗例の分析を参考に港区に10年住んでいる現役不動産営業マンの大和田が時間やお金を無駄にしないため、内見の最中、最低限チェックすべき項目と注意する箇所をまとめています。
もし、記事を読んでいる時間がなければ、下のダウンロードリンクをクリックしてください。 そこから内覧で必要なチェックリストを閲覧することができます。
でも、もし今時間があれば記事を読んでみてください。ここでは失敗例の分析を参考に、1度行った内見先に再度行かずに済むポイントをまとめています。 見出しだけでも充分参考になると思うので、よければスクロールして見てください。
>>失敗例を参考に作ったエクセル版チェックリストの無料ダウンロードはこちら。
1.内見の心得と時間を無駄にしない2度行かないコツ
内見はこれから住むお部屋を事前に見て、生活する上で過不足がないかを確認する作業です。 そのため、チェック項目はあなた自身によって変わります。たとえば、今お住まいのお部屋に大きな家具があったとしましょう。 これから内見に行くお部屋にその家具は入るでしょうか?
こういった項目は残念ながら、チェックリストに含まれていません。 だからこそ、内見や採寸に2度行くハメになったりします。 そのため、内見では必ず引っ越し後の具体的な生活をイメージして見てください。そうすれば、逆算であなたに必要なお部屋のチェック項目が見えてきます。
>>内見の時間帯別、確認できるポイントや騒音、日当たり、臭い等を確認できる時間帯について、馬場と一緒にこちらのページにまとめました。
2.内見で確認するのは、何もお部屋ばかりではない
繰り返しますが、内見で確認するのは部屋ばかりではありません。 では、どこを確認するのでしょうか? それは、エントランスやポストなどの共用部分や地域の治安・民度の状況です。
たとえば、共用部分の場合、オートロックがあるかないかは女性の1人暮らしなら、確認が必要だと思います。 また、駐輪場は設置されているでしょうか? もしあなたが通勤で自転車を使うのであれば、駐輪場の確認は必須です。
稀に、繁華性が高い商業地にあるマンションなどは敷地一杯に建っていて、自転車置き場がなく、道路に放置みたいなこともあります。撤去の危険性があり、絶対に避けた方がいい、マンションだと思います。
周辺状況や共用部分が肌に合わず、引っ越し後に再度引越しする方もいるほどです。 お部屋と同様、共用部や周辺環境は軽視していい所ではないので、最低限チェックリストの項目は確認するようにしましょう。
3.もちろん、お部屋の確認は必須
いま住んでいるお部屋には満足していますか? 満足していない場合は、どこが気に入らないのかを明確にして、明日の内見に行きましょう。一方で、満足されている場合が意外と難しいのはご存知でしょうか? 当たり前のように、そのお部屋の恩恵を受けているので何が気に入っているのかと改めて聞かれるとわからないという人が多くいます。 この状態になると、お部屋の何が大切で、何が大切ではないのかが、わからなくなります・・・。ただ、引っ越したいみたいな。
もし明日の内見まで時間があるなら、今住んでいるお部屋の気に入った箇所を箇条書きで出してみてください。 それはあなたにとって、お部屋を選ぶ上で譲れない項目になると思います。そして、その項目は内見の際にチェックリストと一緒に持参して必ず確認するようにして下さい。引っ越す度に同じことを行うときっと満足度の高いお部屋に住むことができます。
4.内見中はメモ帳を持ち込もう
内覧中、何もしない人が稀にいます。部屋がまったく魅力的でないか、どうしていいか分からないかだと思って、これまでお部屋を案内してきました。個人的に、時間を無駄にしないためにお勧めなのが、メモを残すことです。
チェックリストを確認する方法として、紙とスマホの2パターンがあります。
紙の場合はMemo欄に気になったことを書き込んでいきましょう。 一方で、スマホの場合は事前にチェックリストの他にメモ帳を用意しておくといいでしょう。写真もテキストと一緒に残しておくといいと思います。最近は、音声でメモをする人もいました。
スマホでのフリック入力は短いメモには最適ですが、文字量が増えてくると意外に手こずることがあります。 もし、あなたが几帳面な性格なら、文字を消している時に新しくメモする情報が入ってきた場合「もうメモ取るのやめよ。」となることもあると思います。
書いた内容を内見担当者に見てもらう際にも、メモ帳だと確認しやすいですし、不足分を書き込んでもらうこともできますよね。 だまされたと思って持ち込むと意外にはかどるのでビックリしますよ。
5.内見で時間を無駄にしないために、まとめ
以上、これまでの実務経験から、内見の時間を無駄にしないためのポイントを書いてきました。正直、夏の暑い日や真冬の午前中等寒くて、内見は面倒だと思うかもしれません。そんな方に失敗談と口コミを基に内見の意義やメリット・デメリットをこちらにまとめました。
内見の意義を理解してもらった上で、まずは冒頭の内見チェック項目のリストを参考に、何度も部屋を見に来るなど時間をムダにしない内見にしてください。 特に大切なポイントは以下の4点です。
・チェックリストを印刷またはスマホで携帯
・内見のお部屋で具体的な生活をイメージ
・譲れないお部屋の条件を持参
・メモ帳を準備
正直、ちょっと面倒に感じるかもしれません。でも、事前準備することで内見のやり直しによる時間の無駄やお部屋選びの失敗によるお金を無駄にするリスクを減らすことができます。 めんどくさがらず、ぜひ、実践してくださいね。
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>>麻布十番の事故物件を見に行って、その場で原因分析(その2)
今回もサクッと読み切れるように、私たちなりにポイントを整理して記載しました。最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。
※なお、これまで聞かれることが多かった質問に関して、サイト移動を機に、もっと参考になるよう一部内容を修正・追記し、投稿しています。
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